我が家の軒先にも、南天の木があります。
朝、目覚めの一服を楽しもうと外に出ると、
早起きのメジロ達が、南天の木から慌てて逃げ出します。
今朝、ふと見ると、実っていた南天の実の姿がありません。
朝に、昼に、訪れていたメジロ達のお腹の中へ収まってしまったようです。
まずは、先週の一本から
高知県高知市 酔鯨酒造株式会社
大昔、日本酒をいただき始めた頃は、
いわゆる辛口のお酒が、持て囃されていました。
その味は、変わらず。
さっぱりとドライな飲み口。
当時とは全く違う甘口のお酒へ、嗜好が変わった私には、
懐かしさの反面、ちょっと今の好みではないと、
加齢による味覚の変化に、無駄に歳だけを経た
歳月の重みに、少しセンチメンタルになったのです。
それが、先週更新をしなかった理由ではありませんが、
さて、今週のお供は、
一転して、初めての蔵元さんのお酒、
滋賀県湖南市 北島酒造株式会社
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)
精米歩合 55%
アルコール分 17度
製造年月 20.12
こちらは、今主流のいわゆる甘口のお酒。
昔の甘さは、お米の甘さではなかったから、
悪酔いはするし、お小水の色は濁り、匂いも強烈
酔うためのお酒だったけれど、
そんなことは、全くなくなった。
少し酸味が、味覚を目覚めさせ、
お酒の香りが鼻腔をくすぐる。
お酒とチーズの相性が良いと言われるけれど、
生ハムとの相性も悪くない。
それは、先週頂いた酔鯨でも同じ。
美味しいお酒は、それ自体の美味しさもあるけれど、
それ以上に、「肴」の味を引き立てる。
辛口のお酒が持て囃された時代とは大きな違い。