十五夜と満月にズレがあるなんて、
そんな無粋なこと言わないで、
明日の十五夜を楽しみにする小望月の夜。
そして、三連休の最後の夜。
次の日に残らないような飲み方を心がけているものの、
美味しいお酒を前にしては難しい時もあって、
今朝、起きた時、ちょっと嫌な感じで、
今夜はドライな夜になるかと思ったら、
大丈夫、30分ママチャリ漕いで「芳年」見たら、
元気になったので、
和歌山県海南市 平和酒造株式会社
紀土 ーKIDー 純米大吟醸
原材料名:米(国産)・米麹(国産米)
原料米:山田錦 100%
精米歩合:50%
アルコール度数:15度
封を開けるとほんのりとお酒の香りが立つ、
一昨日よりも甘さが濃くなった感じ、
隠れた酸味があることで、甘さにキレがある。
そのバランスこそが、酒蔵さんの、腕の見せ所。
そして、肴の味をより引き立てることになる、
日本酒って、酔うためのお酒でなく、
味を楽しむための素晴らしい触媒だと、
和食はもちろん、洋食も、
実は、スパイシーな料理との相性も悪くないのです。
雨が上がって、少しだけ夏の日差しが戻って来た日。
涼しいのだけれど、ちょっとジメジメした日の夜、
窓の外には、十三夜のお月様。
お月見を兼ねて、頂くお酒は、
大分県 宇佐市 有限会社常徳屋酒造所
宇佐ぼうず 道中 原酎
原材料名:宇佐産 ハダカ麦 宇佐産 ハダカ麦麹
蒸留方法:常圧単式蒸留
アルコール分:42度以上43度未満
秋の虫の音が聞こえはじめ、湿度も落ち着いて来た夜、
涼しいとはいえ、温かさが恋しくなる時期ではなく、
ロックで頂く事に、
とはいえ、度数が原酒の42度、
流石にロックのままではアルコールの強さだけ、
ゆえに、シュワシュワの炭酸で和ませて頂くことに、
炭酸の泡の弾ける刺激に目覚めて味覚が、
麦の香りと味をしっかりと捉えてくれる。
麦の焼酎にも、
原料の麦の種類、その処理方法によって、
様々な味わいが、
お芋さんほどの強い個性はないけれど、
それぞれに違う味わいがある。
もちろん、同じ焼酎でも、ロック、ソーダ、お湯と
相方を変えることでも味のヴァリエーションがかわる、
今から、温かくして頂く時が楽しみ。
止みそうで止まない雨、
傘を持って出掛けてみると、見事に雨は上がる。
傘を手に、いつもの散歩道。
雨に濡れた草の匂いが鼻をくすぐる、
きっとこの香りも、しばらくはご無沙汰。
ここ数日の雨で、木々の汚れも落ち、
少しだけ緑が鮮やかだけど、ちょっと哀しい緑色。
それは、秋の準備を始めているからなのか、
午後遅くには、雲が切れ、青空が広がる、
夕方、東の空を見ると、満月までもう少しの月
きっと十三夜のお月様かな、
お彼岸の日々、これで夏も終わり。
追記
KAGAYAさんが十三夜の月をあげてくれたので、
おすそ分け。
他の全ての事に鈍感になっていくのに、
気温、天気、気圧、それらの変化には敏感に反応してしまう。
反応といっても、その変化に対応できずに、取り残されて、
結局は、疲れだったり、体調不良だけが残る。
季節の変わり目に、特に感じるこの頃です。
そんなお疲れの体は、酸味ではなく、甘さが欲しいくなるから、
店主さんにお願いして、勧めていただいたのが、
和歌山県海南市 平和酒造株式会社
紀土 ーKIDー 純米大吟醸
原材料名:米(国産)・米麹(国産米)
原料米:山田錦 100%
精米歩合:50%
アルコール度数:15度
お願いした通り、お酒の甘さが心地よいお酒。
甘さもそうなのだけど、もう一つお願いしたのは、
酸味が強くないという事、
甘さと酸味のバランスが難しいのは百も承知、
でも、このお酒は、アドバイス通り
酸味が見事に隠れるくらいに甘さが前面に出ている、
呑み干したあと、口の中に残るお酒の香りも素敵。
三連休の中日、山へお出かけ、
いつもなら、翌日に感じる筋肉痛が、帰宅早々に、
ちょっと違った毛色の山、それにちょっと感じるところがあったのと、
いろんな想い入れのある山だけに、
少し早めに、筋肉が悲鳴を上げているのかも、
そんな時、酵母クンの魔法の力を借り、
和ませ水は、その山から汲んで来たお水で、
お供にお願いしたのは、
長崎県東彼杵(ひがしそのぎ)郡 今里酒造株式会社
六十餘洲 純米大吟醸 山田錦
原材料名:米(国産)・米こうじ(国産米)
原料米 :山田錦
精米歩合:50%
アルコール分:16度
一口呑むと、口いっぱいにお酒の香りが広がる、
少しの甘みと旨み。そして呑み干した後に残る酸味、
それを、お山の水で洗い流す、
その山はゴツゴツした岩場の多い場所だけれど、
中腹は、長閑なプチ高原の風情。
そこに湧く水は、優しい舌触り。
遠く九州、長崎と、甲斐国のマリアージュ。
疲れた体の、細胞の一つ一つに
お酒の精が遊びに出かけ、疲れを癒してくれる。
なかなか頂く機会の少ない長崎のお酒。
日本中の蔵元さんを全部飲み尽くすことは無理だけど、
全部の都道府県のお酒を頂くことなら、、出来るかも、
そんな邪心があったけど、
都道府県巡りも、新しい蔵元さんの発見があって楽しい。
しかし、この地名は、読めなかった。
もう9月、夏に花芽をつけた最後のバラ、
春先に比べると小ぶりなのはいつものこと、
でも、その大きさもまた、可愛らしいから好き。
来週末は、きっとアイスバーグの白い花が咲くはず、
いつもの並木道、
いつもと違う時間、
夏の間、午前中に出かけていたけれど、
昨日は、午後。
朝晩は、爽やかな風が吹くと言っても、
日中の日差しは、まだ夏のそれ、
花言葉、大抵一つの花にも色々な花言葉があるのですが、
バラについては、色はもちろんのこと、本数にまで意味があるそうです。
それがあることは知りつつも、贈る方も、受け取る方も、
いちいち細かいことなど覚えていないのが実際で、
結局は、割り切れないとか、語呂が悪い数を避けて、
そんな選び方をするのが大抵ではないでしょうか。
そろそろ秋の気配、
ほんの小さな気配ですけれど、感じる頃、
ひやおろしとか秋あがりといった秋のお酒がお店に並び始めました。
それらを横目に、いただくのは、
Captain Morgan
前回と同様、ソーダで和ませて、ゆく夏を惜しみながら、、
許してくださいとお願いするほどの酷暑の夏だったけれど、
もう体温を超える気温になる日は少ないはず、
あるいは、平成という年号の最後の夏。
秋を迎えるにあたって、
自分にとって夏のお酒の「ラム」を片手に、ぼんやりと、
封を開けた頃のスパイシーさ、爽やかな香りは薄れ、
ラムの、サトウキビの、あるいは黒糖の甘さが広がる。
ちょっと甘すぎるけれど、それもまた夏の名残の楽しみ。
その甘さが夏の疲れを癒してくれると良いのだけれど、