妄想を少しと、好きな物、好きな事を備忘録のように、

好きなもの、好きなこと、
思いついたまま綴っています。

好きの範囲は人それぞれ、お注意下さい。

妄想を少しと、好きな物、好きな事を備忘録のように、

いくつかの叶った夢、 数え切れないほどの忘れ去った夢、 平凡だけど、悪くはなかったと思う日々。 変わりのないことを嘆くのでなく、 変わらないことに安堵する、 でも、目を開ければ、小さな様々なことが変わっていく、 そんな小さな変化を言葉に綴り、 週末には酒を飲み、 日々、恥ずかしい妄想を、写真とともに、更新する。 そんなブログなのです。

こんなお酒を飲みました - 日本酒編 BY2015 part2

2015年04月30日 | お酒

お米とお水、そして酵母。 その蔵の空気に、人の手。

「蔵」というより、工場と言った方が良いような

蔵元さんもあるけれど、

基本的に自然の恵みだと思うのです。

もちろん、そこには、

蔵人さんや、杜氏さんの手助けがあって、

より美味しくなるものだと思うのです。

自然の恵みだからこそ、

造った歳、時期によって、味は様々に変わるはず、

封を開けてから、刻々と味は移ろっていくし、

飲む人の、体調、気持ちによっても、

同じ瓶のお酒でも、まったく違う。

週に四合瓶、二本を開けるおやじの備忘録にお付き合いのほど、

2015BYPart1は こちらです。

 

予想外に仕事に手間取った昨晩。

急きょ予定を変更して、晩御飯。

山口料理のお店へ、

「貴」がないけど、「雁木」をはじめ、一通りの銘酒が、、

その後は、、、、

ちょっとだけ、お酒の神様に、、、、怒られた気が、、

とはいえ、運動して、酸っぱい汗出して、

今日も、準備万端、

封をきると、、、大爆発。

新政酒造株式会社 秋田県秋田市

亜麻猫 スパーク

銘柄の通り、スパーク。 というより、大爆発。

たまには、畳のお神酒を奉げるのも良いかなと、、

机の上もちょっとベタベタしてるかも。

スペックは、

アルコール分 15度

原料名     :米(秋田県産)、米こうじ(秋田県産米)

原料米     :あきた酒こまち)酒米100%使用 

精米歩合    :麹米:40%、掛米 60%

製造年月日  : 2015.02

瓶詰年月   : 2015.01

元気な酵母くんの力を借りて、瓶詰して二次発酵。

で、元気すぎて、大爆発。

今みると「開栓注意」の文字。

荒漉したもろみを加えて瓶詰しただけに

濁り酒のような不透明なお酒。

飲んでみると、お口のなかでもシュワシュワって、

甘酒みたいな、甘みが口の中に広がる。

でもね、喉越しは、ドライ。

まさしく、最近お気に入りの味。

 

室温に置いておくと、ちょとだけ酵母くんが頑張るみたい。

気が抜けない、次から次へと、シュワシュワしてくる。

発泡酒以上の、スパークリングしている。


昨夜、美味しいお酒を飲みほした後、

PerfumeのDVDを見ているうちに、

もう少し飲みたいと思ったのが間違いの元、

お酒の精の仕打ちは、失敗を懲らしめる事については、

なかなか手厳しい。

とはいえ、エアロビクスで汗を、サウナで更に絞り出して

デトックス完了。

今晩も、また、お酒の精にご褒美のおねだり。

頂いているのは、

小林酒造株式会社 栃木県小山市

鳳凰美田 No 14 無濾過本生

アルコール分 16.0%以上17.0%未満

原料名     :米(国産)・米麹(国産米)

原料米     :とちぎ酒14 

精米歩合    :55%

製造年月日  : 2015.04

尾張町の酒屋さんのおかみさんにお願いしたのは、

「さっぱりした甘口のお酒」と、

答えは、「新政は、飲んでますよね」と、

きっと、私の顔には、「全部」と書いてあったはず、

勧めていただいたのが、このお酒。

口の中に広がる甘さ、おもわず「にっこり」。

酸味が少しって、おっしゃっていたけど、

私の舌には感じない。

でも、きっとそれが甘さを引き立てているはず。

二夜連続の、大当たり。

お酒の精は手厳しいけど、基本優しい。

まるで、、、、、


年で一番忙しい週。

老体にムチ打ってなんとか乗り切った、

いろんな思いがあるけれど、とりあえずの充実感。

一息ついて、好きなお酒を一人。

蔵元、酵母、そして、お米と続いた日本酒の差別化も

よいよ杜氏にまで行きついた、

農口酒造株式会社 石川県能美市

純米集 「農口」 無濾過生原酒

アルコール分 16度以上17度未満

原料名     :米(国産)・米麹(国産米)

精米歩合    :60%

製造年月日  : 15.03月

杜氏さんの名前を冠したお酒、

飲み始めは、少し温度が低すぎた。

だんだん、こなれて、酵母が目覚めてくると、

深みのある味も甦って来る。

甘口でもなく、辛口のようなさっぱりした感じでもなく。

それでいて、喉越しはすっきりしている。

裏のラベルを見ると

「酒通好みの味、切れ良く喉あきしない芳醇旨口」と

悔しいけれど、まさしく、その通り。

酒通なんて言えない私ですが。

もうひとつ追いかけるお酒が増えました。


美味しいからとは言え、気違い水ですから、

ほどほどに飲むのが大人の飲み方。

それは、一人、家で飲む場合も同じなのです、

毎回、それが出来れば辛い思いをしなくても良いのです。

もちろん、自然に、体の欲するまま、飲むのなら、

それほど酷いことになならないのです。

 

昨晩、珍しく無理をしないで、ほぼ三分の一残し、

お酒は程良く残り、ぐっすりと眠れて、

なるほど、百薬の長だと実感。

で、今晩は、手はじめに、「貴」さんの残りから、

少し、味が変わっている、ちょっと酸味があるような、

お酒の温度からか、麹の甘い香りがほんのりしてます。

 

もちろん、一合ちょっとで、満足するなんて、

土曜日の夜に、そんな野暮なことは言えません。

ちょっと、熟成を試してみたくって、

四つ下にあるこのお酒を、

冷え過ぎている我が家の冷蔵庫だから、

期待していなかったけれど、

封を開けると軽快な音が、

最初に飲んだ時よりも甘さが増している気がする。

甘さにもいろいろあるけれど、

もちろん、砂糖とか、果物の甘さじゃなくて、甘酒に近い、感じ。 

ちょうど、飲みごろの温度になって、甘さとのバランスがとれたみたい。

無濾過のお酒って、ちょっと温度を変えてみて、

酵母くん達を目覚めさせるのが良いのかもしれない。


昨夜、木曜日。 恒例のおやじの食事会、

とりあえず、手はじめは、

あとは、、、良く覚えてません、

レシートを見れば、分るのだけど、、、、確か、

 

最近のはやりなのか、お酒の名前を番号で、

新政が嚆矢だと、おもうけど、

酵母の番号だったり、蔵元さんに所縁のある方だったり、

そんなお酒を飲んだ記憶が、、、ともあれ、

最近、店長おススメの裏メニューばかり注文しております。

そんな日が続くと、やはり定番に戻りたくなるもので、

そんな時は、ご存知、

永山本家酒造場 : 山口県宇部市

純米吟醸雄町 50 貴

 

アルコール分 : 16度以上 17度未満 

原料名     :米(国産)・米麹(国産米)

原材料米    :雄町 100%、

精米歩合    :50%

製造年月日  : H27.04A

紫の「貴」は、雄町の印。

とはいえ、正直、酒米の違いが、、、、分らないのです。

でも、この「貴」さん、軽い甘さが、、、良いのです、

気がつけば、もう三分の二、四合瓶が空いている。

良い、大好きなお酒です。
 

金曜日の夜、好きな人と晩御飯。

といっても、居酒屋でお酒を飲みながらというパターンなのだけど、

選んだ店は、彼女さんの生まれた地方のお酒の品揃えが多い店。

それに、肴も美味しそうな炉端焼きの店。

手はじめは、

島根県出雲市の 富士酒造さんのお酒から、

おしゃれなラベルに感心し、

まずは、純米酒から、

フrフーティな甘い飲み口に、おもわずにっこり。

続いて、吟醸酒。

連れは、こっちの方が好きって、

あとは、鷹勇、李白のにごり酒などなど、

美味しく、楽しい、時間でした。

山陰のお水が合っているのかもしれない。


昨夜、ブームではないと、記したのですが、

今日、近所の酒屋に顔を出すと、気になったお酒が二つ、

そのうちの一つが、再び奈良のお酒。

こっちを選んだ理由が、

もうひとつのブームというか、チャレンジ

無濾過、生原酒だったから、

なんとなく、飲んでいるうちに、

温度以上の変化を楽しめるような気がして、

無濾過とか、火入れをしていないお酒を選んでいるこの頃です、

で、

今西酒造株式会社  奈良県 桜井市

みむろ杉 純米吟醸 雄町 無濾過生原酒

アルコール分 : 17度

原料名     :米(国産)・米麹(国産米)

原材料米    :雄町 100%、

精米歩合    : 60%

日本酒度    :+3

酸度       :2.0

アミノ酸度    :1.0

製造年月日  : 27.3

澄んだ透明なお酒、

見た目に違わず、さっぱりと、喉越しの軽い、

甘さの無い、いわゆる辛口のお酒。

「みむろ」と聞いて、松を思うのだけど、お酒の名は「杉」

気になって、ググってみると、

記憶していた松は、「いなば」の松。間違っていた。

とは言え、「みむろ」は、三室、で

蔵元のある三輪には、「三諸山(みむろやま)」と呼ばれる。

詳しくは、蔵元さんの、「酒と三輪の歴史」に飛んで下さい。

日本酒の発祥の地のお酒です。


ブームと言うほどではないのですが、

奈良のお酒が話題になることが多く、

試してみると、これがなかなか悪くないのです。

そこで、選んでみたのが、

株式会社 大倉本家 奈良県香芝市

大倉 陽の光  山廃純米 あらばしり

アルコール分 : 17度以上 18度未満

原料名     :米(国産)・米麹(国産米)

原材料米    :奈良県産 ひのひかり 100%、

酵母       :協会701号

精米歩合    : 65%

日本酒度    :+5前後

酸度       :2.7前後

アミノ酸度    :1.8前後

製造年月日  : 27-04

 

一瞬濁り酒だったかなって、思うほど、

細かな「オリ」が瓶の中を泳いでる、

それゆえか、封をあけるとき、

勢いよくガスが瓶から逃げ出してきた、無濾過の証。

甘酒に近い、甘い香りと味。

でも、甘さが重くなく、滑らかなのど越し

辛口のお酒が、良いって思っいたけど、

さっぱりした、甘いお酒も、好きなのです。

少し残して、熟成させてみよう。


ひとつ心配事は、なくなったけど、

2015年04月29日 | 薔薇

今の我が家の薔薇。

ようやく、花芽がついて、膨らみ始めた。

上の蕾は、バレンシア。

いつもの通り、一番太いシュートに一輪。

そして、こちらが、今年仲間入りした。

アイスバーグ。

すくすくと育っています。

実は、植え替えした当日、

ブルーパフュームの土を崩してしまって、

きちんと根付くか心配だったけど、

ようやく、新芽が伸びはじめて一安心。

ゆっくり、新しい環境に慣れてくれればと思っています。

もう一つ心配は、シャポー君の調子が今一つ。

新しいシュート伸びてこない。

土の中で、しっかり根を伸ばしてくれていると良いのですが。


今日のお散歩

2015年04月26日 | 季節

お天気も良いから、

いつもよりも少し早く出て、

牡丹のお寺へ寄り道しよう。

多分、今週が最後になりそうだから。

街路樹のハナミズキ。

近所の庭先に、モッコウバラ。

桜が終わっても、次から次へと、

様々な花が咲く。

ここまでの写真は先週撮って置いたもの
 
追記

まだ大丈夫だろうと思って出かけたものの、

もう盛りは過ぎて、大部分花は切り落とされていて

先週に比べ、華やかさに欠ける、

ちょっと寂しい境内でした。

それでも、チラホラと大きな花が、

また、来年のお楽しみです。

そう、寺の門の両側は、多分、梅。

枝垂れ桜もきれいだし、

来年は、こまめに通うことになりそう。

 

 

 

 

 

人間らしさ

2015年04月25日 | QOL

お酒の話でも少しふれたのですが、

一番忙しい時期の、一番しんどい週を無事乗りきった。

バンザーーーーーイ。

 

 

 

 

 

と言いたいのですが、

実は、、、

 

 

予定通り。

すべては、この美術展に行きたいから、

月曜日から、頑張った。

予想外は、終業時間前に、すべて完了したこと。

ゲームプラン通り出来たことが、ちょっとだけ嬉しい。

そして、丸の内へ、、お目当ては、、、

ワシントン・ナショナル・ギャラリー展

すさんだ心を癒すには、

思いのほか相応しい美術展。

優しいモチーフの絵が沢山。

コレクターのセンスの良さ、人柄を表わしている。

あるいは、この企画を催した人の眼力か、、

 

ルノアールのアンリオ夫人.

初めて、ルノアールを良いなって、思った。

印象派の画家に影響を与えた画家、ブーダンを知り

風景画ではないコローを初めてみて、

もうひとつの印象派の後のながれになる「ナビ派」の代表ボナール。

National Gallery of Art、本家のこのサイトに行けば。

展示されているほとんどの作品が見る事ができけれど、

実物の色彩とか雰囲気は、その絵の前に立つことで分るもの。

「Intimate - 親密」と名付けられたコレクションの本質を

目だけではなく、全身で感じ、人間らしさを回復しました。

 

WLB、ワークライフバランスをカテゴリーを作り、

履歴書に書ける趣味、好きな事を書いたブログを集めたのは、

まさしく、それが理由。

WLBって、時間みたいな数値化出来ることの話ばかりだけど、

大切なのは、QOL(クオリティーオブライフ)。日々を楽しむこと。

 

近くに、こんな素敵な場所が沢山あって、思い立てば何時だって行ける。

WLBって言うと、すぐに労働時間って言うけれど、

「W」の時も、「L」の時も、どう過ごすのかが問題なんだと思うのです。

もちろん、「W」に対しては正当な報酬を得ることが大前提ですけど。


雨降りは、、

2015年04月20日 | 季節

先週の雨が、そして、今降っている雨が、

まさしく「穀雨」なのかなと、

二十四節気の中の「穀雨」の日に雨降り。

八重桜の花を洗い、散らす雨が、

土に染み、日差しを浴び、

これから咲く花の、木々の新緑の滋養になる。

雨も、そう思えば気になりません。

ましてや、春の雨は、

ミストシャワーのようで、少し暖かいから、

半平太ならずとも、濡れるのには苦になりません。

とはいえ、今日の雨は、春の嵐ですが。

 

メダカや金魚が、水面近くまで登ってきて、

日差しを背に浴び、心地良さげに泳ぎまわり、

軒先のブルベリーは今年も沢山の花を付け、

どこからともなく虫が飛んできて、蜜を集め始める。

きっと、去年の虫とは違う子だと思うけど、

教えられたわけでもなく、

間違えく探し出して、やってくるのです。

 

穀雨が終われば、もう暦の上では、夏が始まります。

まさしく、今年最後の春、晩春。

残り少ない春を楽しみましょう。


今年最後の桜は

2015年04月18日 | 季節

昼休み、少し遠出のお散歩、

会社の回りの木々は、だいたい頭に入っていると思っていたけれど、

新たな発見が、、

赤坂、日枝神社の裾のを巡る道路に、

八重桜の並木が、

まさに、今が見ごろを迎えていました。

去年、日枝神社の境内も見事な桜があることを知り、

いろいろ歩いていると思っていたけれど、

まだまだ、新しい発見があるものです。

一部で、デブは嫌いだと、評判の私ではありますが、

 

ポッチャリした、濃い桃色の八重桜は好き。

街路樹のハナミズキが咲き。

八重桜が終われば、初夏の花々に交代です。

今年の春は、春らしい日が少なかったような

春一番も、春うららも、穏やかな春の日差しも

記憶にないのは、

一週間、東京から離れていたからだけではないような、

そんな不思議な春でした。


花盗人は、罪にならないって、

2015年04月12日 | 季節

花に優劣を付けたくないけれでど、

好みの花はあるもので、

バラよりも、ずっと永いお付き合いが

この花、「都わすれ」

 

確か小学校のころ、

通学路の路地塀の元に咲いていたのを

家の軒先に植え替えたのが最初、

名前を知り、

響きが、女の子の名前に似ていたから、

すぐに好きになった。

 

その時の株は、結構長い間もっていたけれど、

最近では、数年で枯れてしまい、

枯れる度に新しい株を、、

今年はどうしようかと悩んでいたけれど、

この季節、この子の姿が無いのが寂しくて、、、、

ようやく、本日登場とあいなった次第。


桜、さまざま

2015年04月12日 | 季節

先週、雨の日曜日。

傘をさして、雨の中のお散歩。

近所の有名な桜の名所も、

最後の桜を楽しむ人の姿もまばらで、

とても、静かな、ちょっと、寂しいお花見。

雨で、流れが速くなった川には、

花筏も流されてしまっていた。

 

雨に打たれた、小さな花が、

とても、健気で、可愛らしい

今年、最後のお花見、

傘をさしての、そぞろ歩き。

 

電車の高架の土手の一本の木

桜の木なのに、色が他とは違う。

ガラ携のカメラでは、写らないのだけれど、

一応、ポッチってしてみたのが、

葉桜ではなく、緑の桜。

散り始め、新芽が顔をのぞかせる、

ほんの一瞬だけ見る事が出来る、緑の桜。

真っ白な桜の花に、新芽の緑が映って、

花の色が薄いヒスイ色に染める。

 

そして、一週間が経ち、土曜日の風景

こんな風景をどう見るのか、人それぞれだと思うけど、

私は、こんな風景も好き。

若い木々には、少しだけ多く、

太い幹の木は、ほとんど落ちてしまっている。

ひとつの木に、いろんな色が混ざって、、

「まだら」とみるか、「多彩」とするか、

意見の分かれるところかも、

ならば、いっそのこと今が盛りの八重桜みたいに、

ソメイヨシノには、すこし賑やか過ぎるかも。

桜の季節が終わり始め、

ツツジの花が、藤までも、順番待ちの列を作っている。

ふと、並木を見上げると、

若々しいイチョウの新芽が、、

春一番がふかなかった今年、

春爛漫を感じないまま、、、季節が過ぎて行く気がする。


雨の日曜日、

2015年04月05日 | 季節

二十四節気の「清明」の日。

晴れていれば、晴れたで、

まさしく、清明の日に相応しいと思うし、

雨ならば、それも、それで、良いのかなと、

ツイッターで流れてきたつぶやきに、

杜牧の七言絶句、「清明」のことが、

 

明時節雨紛紛  清明の時節雨紛紛

路上行人欲斷魂  路上の行人魂を断たんと欲す

借問酒家何處有  借問す酒家は何れの処にか有る

牧童遙指杏花村  牧童遙かに指さす杏花の村


確か、去年も、この詩を見つけた

小雨の降る今朝は、まさしくこの詩の世界。

いつもなら、こんな雨の日は、

家のなかで引き籠っているのだけど、

この季節だから、

雨に濡れた花を眺めに、

傘を手にお出かけしよう。

意外に、雨降りって嫌いじゃないから。

 

そういえば、どこかで、

マゾの人って、雨に打たれるのが好きって、


月は、東に、日は西に。

2015年04月04日 | QOL

蕪村といえば、俳人。 国語の教科書に取り上げられる人物と、

タイトルにもした通り、「菜の花や月は東に日は西に」

その蕪村が、絵画の世界でも、天才絵師と呼ばれる活躍をしたとは、

この展示会で、初めて知ったのです。

その画風は、「粗」と言うのでしょうか、「鄙」

もちろん、野暮とか、賤しいとかそんなネガティブな意味ではなく、

品のある力強さを感じるのです。

 

それを、若冲という、まさしく「雅」を極めた画家と対比することで、

蕪村の画風の特徴を、その良さを際立たせているのです。

同じ歳で、同じ時期に京の都のご近所さんだった二人に

交流があったのか、

素人の気ままな傍観者にとっては、どうでもよいこと。

きっと、ライバル視は、若冲ならばしていなかったはず、

でも、蕪村にとっては、若冲は気になる存在だったと思うのです。

それゆえ、若冲とは全く違う作風を極めたと思うのです。

そして、それは見事に花開き、きっと、若冲の目にも留まったはず。

故に、あえて互いを無視する風を装ったのだと思うのです。

 

同じ歳の天才画家と、二人をライバルと見立てた展覧会ですが、

今回ばかりは、蕪村が主役。

「鳶・鴉図(とびからすず)」 を筆頭に、

山水図屏風や老松図屏風を楽しむことが出来ます。

銀箔の下地に描かれた山水、金箔の上の墨の松が

それぞれ素晴らしい。


「雅」な若冲も良いけれど、

生家の商いである野菜を描いた若冲もまた、良いものです。


こんなお酒を飲みました - 日本酒編 BY2015

2015年04月04日 | お酒

お酒って、日本酒も、自然の恵みだから、

たとえ、同じ蔵元さんの作品(絶対に商品って言いたくない)でも、

造った歳、時期によって、味は様々に変わるはず、

飲む人の、体調、気持ちによっても、時々移ろっていくもの、

私の、次の週末夜会のお伴を選ぶ参考のために、

ツイッターで流れて見失ってしまうつぶやきより、

時代遅れのブログで、残しておきたいと思って作った。

まさしく備忘録、そのものです。

お気に入りの酒屋さん、居酒屋に行った時の

偉そうに語っている、「おっさん」の

聞き苦しい蘊蓄話そのものなのです。

とここまで書いて保存したら、

「日本酒編 BY2014」を消してしまいました。

まあ、仕方ないです。

さてさて、

立春初搾りを境に、年度を変えて。

私の今年の備忘録の始まりです。

 

ちょっと、立ち止まって考えてみると、

金曜日と土曜日、それぞれに四合瓶を空にする、

つまりは、合計で八合。一日当たり1.14合。

ふと、考える。

晩酌をすれば、一日、一合で足りる訳がない、、

さわされど、その二晩で、

肝臓に負担をかけ過ぎではないかと、

最低でも四日、普通に、五日は、完全休肝日。

いったい、どちらが良いのかと、考えながら、

酒屋さんへ、足が向いてしまう。

そして、選んだのは、

 

合名会社 栗林酒造店 : 秋田県仙北郡

純米吟醸 春霞 酒こまち 無濾過生

アルコール分 : 16度

原材料米    : 秋田酒こまち 100%、米麹(国産米) 

酵母       :亀山酵母 (蔵付分離)

精米歩合    : 50%

製造年月日  : 27年 1月

 

澄んだお酒、香りが立たない、

喉越しも軽いと思ったのは、第一印象。

でも、意外に、水が硬い感じがする。

味は淡麗、いわゆる辛口なのだけど、

水の感触が、ちょっと独特な感じ、

確かめようと思って、もう一度飲んでみると、

口の中に広がる、典型的、、古典的な日本酒。

結局、今晩も、空けてしまうのかもしれない。

 

閑話休題

呑み過ぎないようにする。、

祖父さんの遺訓、「呑んでも、飲まれるな」

結局はこれに尽きるのだけど、

どうしたって、飲まれて、記憶が途切れることが多い昨今

こんな素敵なサイトを見つけました。

良いこと書いてあるな、、、

これを肴に、飲んでいます。

 


ようやく、一人の時間、

冷蔵庫から出して、時間を置いておくのが最近の飲み方、

瓶にうっすらを汗をかいている。

もう冬が終わり、春になった証拠かも、

そう、私、「春か?」の季節。

寝静まった深夜、一人飲むお酒は、

 

青木酒造株式会社 : 新潟県南魚沼市

鶴齢 特別純米 美山錦 (写真の一番左)

アルコール分 : 17度未満

原材料米    : 美山錦 (国産) 100% 米麹 (国産米) 

精米歩合    : 55%

製造年月日  : 14.11 (蔵出年月2014.12)

 

澄んだ色、クセがなく、呑み易いお酒。

淡麗辛口が新潟のお酒を象徴するなら、

たぶん、典型的な越後のお酒。

 


好きな人と二人で、居酒屋へ、

大好きな「新政」 定番の「NO.6」を選ぶと、

美味しいと、好きな味だって、

でも、家で飲むのとは、違う味だったのは、

きっと、温度の違いかな?

肴が美味しくて、目の前に好きな人の笑顔があって、

大好きなお酒を、二人でシェアして、

ちょっとだけ、愚痴を、、、

そんな楽しい時間の翌日は、

居残り「酒精」も、すぐに居場所へと戻ってくれる。

 

そして、今晩は、いつもの一人家飲み、

再び、

合名会社 森本仙右衛門(もりもとせんうえもん)商店 : 三重県伊賀市

黒松翁 大吟醸古酒 平成17酒造産

アルコール分 : 18度以上19度未満(18.3%)

原材料名    : 米 (三重県伊賀産 山田錦100%)、米麹、醸造アルコール

精米歩合    : 35%

日本酒度    :+3.0

酸度       :1.4

アミノ酸     :1.6

製造年月日  : 26.10

少し残しておいたのを、冷蔵庫で保存、

常温で試してみたいから、早めに冷蔵庫から救出、

ちょうど室温と同じくらいの温度。

平成17年からのお酒にとって、数か月なんて、小さいもの。

でも、飲む時の温度は微妙に変化があって、

常温にしたことで、甘さが、それも、ちょっとだけ蜂蜜に近い

ラベルには、常温蔵とだけ、瓶詰したのが平成26年10月

どんな場所でお休みしたのか定かでないけど、

少しばかりの木の香りが漂い、

一か月遅れのクッキーの味を引き立ててくれるのです。

何年過ぎても、吟醸酒は、名脇役なのです。


昨夜は外飲みで、焼酎三昧、

帰宅後ちょっとした事故があったけど、

今朝起きてみると、

問題は、焼酎の「精」の居残りだけ、

それ以外は、至って元気。

結局、「石頭」は、中身だけじゃなかった事を、再確認。

で、今宵も、お酒に手が伸びる夜。

 

株式会社 あさ開 : 岩手県盛岡市

阿左開 木桶仕込み 特別純米酒

アルコール分 : 16度以上17度未満

原材料名    : 米 (国産)、米麹 (国産米) 

精米歩合    : 50%

製造年月日  : 14.12

 

ほんのりとコハク色。というか、日本酒の色。

ほんのり漂う酵母の香り、少し甘めの、やさしい味わい。

ちょっと、寝かせすぎたかなって、思ったけど、

味に、喉越しに優しさを感じる。

ナッツ、チーズ、そしてチョコ、定番のおつまみ。

口のなかに残る、それぞれのおつまみの味を、

上手にリセットしていくれる。

深夜の一人飲みじゃなくって、

美味しい、お肴と共に飲むお酒。

 

追記

時間が経つにつれて

思いの他、濃厚な味へ、変わっている


お店の方には、「運が良ければ」なんて、

味気ないことを言ってしまいましたが、

縁あって、手元に届きました。

立春朝搾り。

お店の方が、秋田まで出向いて、お手伝いしたとのこと、

本来の予約には間に合わなかったけど、

無理をお願いして、分けた頂いた大切なお酒。

 

新政酒造株式会社 : 秋田県秋田市

新政 純米 生酒 平成二十七年乙羊(きのとひつじ)二月四日 

アルコール分 : 15度

原材料名    : 米 (秋田県産)、米麹 (秋田県産米) あきた酒こまち(酒米)100%

精米歩合    : 掛米 60%、麹米 40%、

製造年月日  : 27.2

 

香りは、薄く、あっさりとした味。

注いだグラスに、うっすらと泡が着くのは、

酵母がまだ生きているから?

若いお酒だと、、口の中で暴れることもあるけど、

上品な甘さが、、舌の上を流れていく。

新政さんのお酒の特徴が、しっかりと感じらる。

立春の日から、もう一カ月近く、、

ひょっとしたら、熟成が進んでいるのかもしれないけど、

でも、一番の飲みごろの時期かもしれない。

 


なぜか、引き続き、日本酒の気分、

金曜日が近づいて来ると、

日本酒の味が恋しくなるのです、

で、今日は、多分初めて取り上げるお酒かも、

八百新酒造株式会社 : 山口県岩国市

純米 無濾過 雁木 槽出(ふなで)あらばしり 

アルコール分 : 17度以上18度未満

原材料名    : 米 (国産 山田錦)、米麹 (国産)

精米歩合    : 60%

製造年月日  : 15.2

 

軽い飲み応え、

ふんわりと口の中に広がるお酒の香り、

ちょうどよい、辛さ。ピリ辛?

でも、いわゆる唐辛子とかそんな辛さではない

喉越しは、水みたいに爽やかなんだけど、

きちんと、味が残っている。

だから、好みのタイプのお酒、

というより、ストライクゾーンど真ん中。

そう、

お酒が自然に、体に入って行く、タイプのお酒

無濾過だから、

ちょいと、明日まで寝かせてみましょうか、、

 


お酒の品揃えの豊富なお店は、

お通しと一緒に、割水が、洋風にいえば、チェイサーなのだけど、

饗されるものです。

もちろん、家飲みのときも、必須アイテム。

ましてや、平成17酒造産を飲むなら、、

合名会社 森本仙右衛門(もりもとせんうえもん)商店 : 三重県伊賀市

黒松翁 大吟醸古酒 平成17酒造産

 

アルコール分 : 18度以上19度未満(18.3%)

原材料名    : 米 (三重県伊賀産 山田錦100%)、米麹、醸造アルコール

精米歩合    : 35%

日本酒度    :+3.0

酸度       :1.4

アミノ酸     :1.6

製造年月日  : 26.10

 

コハク色が、眠っていた年月を感じさせます。

平成17年の大吟醸を、10年近く、常温の倉の中で、寝かせ、

去年の10月に瓶詰め。

古酒を試している蔵元。

相変わらず、手元の酒は、サイトでの記載はないけれど。

不思議なお酒。

日本酒の香りは消え、木の香り。

ラベルにある、まったりとか、はちみつのような甘さはないけど、

喉の奥で、甘さが残っている。

昨日、今日と、続けて吟醸酒を飲んでみて、

ひょっとしたら、純米酒と吟醸酒の違いに目覚めたかもしれない、

古酒として、年輪を味わえるのだけど、

でも、このお酒は、肴の、料理の味を殺さず、

それを際立ててくれる、凄いお酒だと思う。


なぜか、日本酒が恋しい日が続いています。

えらんだのは、青森は陸奥のお酒

八戸酒造株式会社 : 青森県八戸市

陸奥八仙 ピンクラベル 吟醸生酒 

アルコール分 : 16度

原材料名    : 米 (麹米 : 華吹雪 - 青森県産 掛米 : まっしぐら - 青森県産)

            醸造アルコール

精米歩合    : 麹米 55% 掛米 60%

製造年月日  : 2015年1月 (醸造年度 2014年度 (26BY)

 

最初に口にふくむと、微かな甘みが、、

何回か飲んでいるうちに、特徴の無さに戸惑う、

でも、肴を摘み、口にすると、その味いつもより際立っている。

そして、もう一口。

口の中から、その味が流れ、次の肴を待つ準備。

すべてがリセットされ、最初の甘さが甦るのは、

飲み頃の温度になったからか、

お酒を飲むためのお酒ではなく、

食事をアシストしてくれるお酒。


年が明けると、ちらほらと新酒が出回り始める、

待ちわびていたお酒。

若波酒造合名会社 : 福岡県大川市

若波 純米酒 生酒

アルコール分 : 16度

原材料名    : 米 (国産) 米麹 (国産米) 

精米歩合    :65%

製造年月日  : 15.2.

 

去年、品のある酸味って書いた記憶がある。

それが、若波の特徴だって、

酸味の美味しさを教えてくれたお酒。

でも、今年のは、まずは、甘さ、

酸味は、抑えられているというより、

ほとんど感じない。

「ほんわか」とした、優しい甘さ。

今年も、美味しいお酒を造っていただいて感謝です。

 


新年最初のお酒は、

諸橋酒造 : 新潟県長岡市

越乃景虎 純米 しぼりたて 生原酒

アルコール分 : 17度以上 18度未満

原材料名    : 米 (国産)

米麹       : (国産 米) 

精米歩合    :65%

製造年月日  : 27.01

 

最初の口にふくむと、麹なのかな、甘さが心地よい

さっぱりとした、嫌みのない甘さ。

ラベルには、黄金色ってあるけど、

実際は、澄んだ、透明なお酒。

少しばかり、クセの強いチーズの

それを流してくれるくらいに、強い個性をもったお酒。

さくっと、喉を落ちていくのだけど、

口の中に漂う残り香が、その個性の証。

越後のお酒は、「淡麗」なんていうけど、

この子は、少なくとも「淡く」なんて言葉は似合わない。

でも「麗」ならば、相応しいと思うのです。