妄想を少しと、好きな物、好きな事を備忘録のように、

好きなもの、好きなこと、
思いついたまま綴っています。

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新しい世界だよね、

2014年12月30日 | 読書

橘芹那さん、すごくきれいだよね、

最初の出演は、多分これ、そして、最近の作品は、

女の子だけじゃなくって、

男の娘も、見られることで、綺麗になるのだなって、

こうして見比べるとよくわかる。

生まれたままの姿にならなければ、

「スルー」なんて言葉は、超越してる。

最近読んだ、川本 直著、河出書房新社刊の 「「男の娘」たち」は、

橘さん、その他の「男の娘」さんたちへのインタビューをもとに、

彼女達の生き方や考え方に焦点を当てた本です。

真っ赤な表紙が、ちょっと刺激的ですが、

面白半分とか、キワモノとしてとらえたものでなく、

正面から向き合って、彼女達に寄り添う姿勢で、まとめられています。

私が二丁目の女装のお店に出かけなくなった、この十年、

その間に、世の中が、女装さんの世界がどのように変わったのか

私にとっての「失われた十年」を埋め、今の世界へ繋がる流れを

インタビューを通して切り取っています。

 

新しい発見だったのは、

動画を乗せた橘さんの性志向のこと、

作者も記しているとおり、女性の姿に近づこうとする人は、

女装さんでも、男の娘でも、自分の性志向を同性を主としないことが多いけど、

彼女は、女性に近づく目的が、男性の興味を惹くためとはっきりと言っていること。

確かに、トラニーチェイサー(tranny chaser)だけでなく、

シンプルなヘテロセクシャルな人であっても、自然に受け入れられるという意味で、

彼女は成功していると思うし、あとに続く人も増えてくると思うのです。

もちろん、女装から、「男の娘」に深化したことで、

男性が側にも抵抗が低くなったことも理由かもしれないけど。

 

もうひとつ驚いたのは、「隠れた」男の娘さん達のこと、

戸籍の変更はともかく、元の性別に知られずに、

完全に女性として生活している男の子達のこと、

どうやら、世の中は、すごく先に進んでいるようです。



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