俳優の小沢昭一さん死去 83歳(日刊スポーツ) - goo ニュース
昔、小沢昭一さんのラジオ番組は、
夕方の5時半過ぎだったのです、
ちょうど晩御飯のオカズの匂いが、漂ってくるころ。
番組の始まりを告げる「お囃子」の音とお腹のすき具合が
まるで「パブロフのイヌ」のように、
条件反射になっていたものです。
彼の語る「お父さん」の悲哀が、
何とも言えず、子ども心に
「お父さん」って大変なんだなぁとか。
「お父さん」っていやらしい、とか
哀しいなとも、
様々なことを、知り、想像したものでした。
実際、中年のお父さんになって、
彼の語った世界は、現実だったと、
シミジミト日々感じているこのごろです。
昭和のお父さんの姿は、
平成のお父さんのそれと、
違いはありませんでした。
そう、ラジオの語りもそうなのですが、
大道芸の口上、特に蝦蟇の油
それ以上に、童謡の歌声、
長閑な歌声で、とても癒されるものがあります。
是非、聴いてみてください。
昭和の香りがまた1つ、消えてしまいました。
ご冥福をお祈りします。