好きな絵と出会った時、その絵の前から動くことが出来ません。
描かれた風景を、その場所に立つ同行者として、
そこに描かれた人に一目惚れして、
そして、もう一つ、その絵を好きになる理由は、
そこの私の憧れが、分身とも言える姿が描かれいる、
台風の中、出かけた画廊さんで、そんな絵と出会ったのです。
画家さんには、申し訳ないのですが、
その絵の前で、自らの身体を慰めたい衝動に駆られるくらい、
私の官能を揺さぶる絵でした。
その絵には、
二人の少女が、スリーインワンをまとっています。
少女が着ることは少ないタイプのランジェリー
でも、ちょっとガーリーな可愛らしいデザイン。
二人の少女と書いたのですが、
右側の子は、どことなく少年の面影のある、
私には、男の娘にしか見えません。
その子が、私の憧れ、そのものなのです。
そして、二人は、どこか気怠い雰囲気、
官能の名残に漂っている気配、
禁断の喜びを知った戸惑い、
その喜びをもっと求めたいのだけど、
理性が止める禁断への躊躇い。
きっと、官能の余韻が優っているのは、
頬をほんのり紅色に染めていることで感じてしまうのです。
「はなぐもり」と銘を受けた絵。
絵は画家さんの手を離れると、その意図とは別の想いを想起させるけれど、
こればかりは、画家さんの想いとはかけ離れ過ぎているような気が、
それゆえ、絵をリンクすることが申し訳ないのですが、
こちらがその絵、佐久間友香作 [はなぐもり] です。
見るたびに、引き込まれ、絵の中の感情に包まれてしまうのです。
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