![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/1e/110faecb7eddef19a6c10fd7cf4f5a67.jpg)
昨日の金曜日、仕事を終わらせ、丸の内へ、
ビルの谷間から顔を覗かせる月、
一見丸いけれど、少し欠けている。
満月の次に美しいとされる、十三夜の月。
拡大するとこんな感じ、(By Kagaya)
目指すは、お月様ではなく、
かと言って、薔薇園でもなく
丸の内の中の美術館、三菱一号館 「ラファエル前派」
先のバラの花は、中庭の花壇のバラ。
30年前の中通りとは、全く趣を変えた街、
思うわず、「にくいね、三菱」と悪態をついてしまいます。
さて、肝心の展覧会。
自然に戻り、見たままを描くラファエル前派。
その背景を時間の流れを共に展示し、
その理解を深めることができ、現在の細密画にも通じる何かを感じました。
とはいえ、好み的には、
チラシをはじめ、全てのロセッティの描く女性が、
MTFの女性の見えてしまうのは、その世界に近い人だからでしょうか。
目に見たままを描いたならば、当時の英国女性って、男勝りだったのかと、、、
でも、フレデリック・レイトン「母と子(サクランボ)のような作品もあるわけで、
ロセッティの目が何か違う物を見ていたのかもしれません。
お気に入りは、ジョン・エヴァレット・ミレイ「結婚通知 ー 破棄されて」
やはり、好みで言えば、ミレイなのです。
ラファエル前派の先駆け、ターナーの風景画を堪能し、
擁護者であったラスキンの意図を理解し、
彼らの活動を知るには素晴らしい展覧会です。
欲張り過ぎかもしれない感想かもしれないけれど、
もう少し、耽美的な美しさを楽しめなかったと思うのです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます