妄想を少しと、好きな物、好きな事を備忘録のように、

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十三夜の月の夜に

2019年05月18日 | QOL

昨日の金曜日、仕事を終わらせ、丸の内へ、

ビルの谷間から顔を覗かせる月、

一見丸いけれど、少し欠けている。

満月の次に美しいとされる、十三夜の月。

拡大するとこんな感じ、(By Kagaya)

目指すは、お月様ではなく、

 

かと言って、薔薇園でもなく

丸の内の中の美術館、三菱一号館 「ラファエル前派」

先のバラの花は、中庭の花壇のバラ。

30年前の中通りとは、全く趣を変えた街、

思うわず、「にくいね、三菱」と悪態をついてしまいます。

 

さて、肝心の展覧会。

自然に戻り、見たままを描くラファエル前派。

その背景を時間の流れを共に展示し、

その理解を深めることができ、現在の細密画にも通じる何かを感じました。

とはいえ、好み的には、

チラシをはじめ、全てのロセッティの描く女性が、

MTFの女性の見えてしまうのは、その世界に近い人だからでしょうか。

目に見たままを描いたならば、当時の英国女性って、男勝りだったのかと、、、

 

でも、フレデリック・レイトン「母と子(サクランボ)のような作品もあるわけで、

ロセッティの目が何か違う物を見ていたのかもしれません。

 

お気に入りは、ジョン・エヴァレット・ミレイ「結婚通知 ー 破棄されて」

やはり、好みで言えば、ミレイなのです。

 

 

 

ラファエル前派の先駆け、ターナーの風景画を堪能し、

擁護者であったラスキンの意図を理解し、

彼らの活動を知るには素晴らしい展覧会です。

欲張り過ぎかもしれない感想かもしれないけれど、

もう少し、耽美的な美しさを楽しめなかったと思うのです。


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