初めてNYCを訪れたのは、93年。
写真家が切りとった瞬間は、その先に遡る。
雨粒が流れ落ちる窓ガラスを通して見る街、
雪に包まれたNYC、
写真というよりも、印象派の絵画のような作品。
NYCといえば、活気とかザワメキとか、躍動感というイメージが有るけれど、
ソール・ライターの作品は、静けさが切りとられている。
その静寂がとても心地よい。
途中、モノクロ作品からカラーに変わる、
部屋が突然色に溢れてくる。
「カラー写真のパイオニア」と称される事を実感する瞬間。
途中の「スライド・プロジェクション」。
きっとこんな感じで、作品を見ていたのかと、想いを馳せることができる。
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