妄想を少しと、好きな物、好きな事を備忘録のように、

好きなもの、好きなこと、
思いついたまま綴っています。

好きの範囲は人それぞれ、お注意下さい。

数少ない

2020年03月20日 | QOL

このご時世だから、当然の事だと思うものの、

ちょっと残念な気持ちがあって当たり前、

でも、いくつかの場所と、その人混みを思い浮かべると、

間違えなく、クラスター可能性が高い。

でも、そんな時でも、数少ない美術館が扉を開けている。

ならば、出かけない手はない、

もちろん、他の人に迷惑にならないように、普段以上に気を使うのは当たり前。

感染の不安や心配ではなく、感染を広げる元(スプレッダー)にならないように配慮をする。

それが正しい向かい合い方だと思うから。

 

出かけたのは、、

春の江戸絵画まつり ふつうの系譜 @ 府中市美術館

「奇想」があるなら「ふつう」もあります

 

この季節、府中市美術館の企画力が冴える

「春の江戸絵画まつり」が始まりました。

去年が「へそ曲がり」ならば、今年は、「ふつう」

昨今、普通が、直球勝負にならないほど、「奇想」が主流になった感が、

でも、それを産んだのは、奇抜さのない普通の絵画の幅広い裾野があるからこそ、

「誰もが美しいと思える絵画」の存在に焦点を当てた展覧会です。

結果として、江戸時代の日本画の流れの概略を辿ることができます。

 

いえいえ、そんな難しい事は、出かける前に、パンフレットで予習して、

館内に入ったら、ゆっくりと、美しい絵画を楽しんで下さい。

若冲のため息の出るような繊細さ、又兵衛のおどろおどろしさはありません。

こんなご時世だから、眺めていたい、絵画らしい絵画を楽しむことができます。

多分、「国宝」には、ましてや「重文」にさえ推挙されない絵画。

でも、そんな普通の日常にある絵画が目を喜ばせてくれるのです。

殺伐としたご時世だからこと、「美しい」ものを眺めて、

ひと時だけ、感染の不安、閉塞感を忘れ、癒してくれるはずです。

 

ついつい夢中になってしまうけれど、

鑑賞中のエチケットは忘れずにお願いします。



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