JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

教えてくんなませぇい!

2006年12月15日 | v-x

毎月のことかも知れませんが、あっという間に今月も中日を迎えてしまいました。
12月中日といえども、年末、新年を迎える、あの何とも言えない高揚感は、年々薄れていくように思います。これもまた、加齢のせいでありましょうか? ただ、知らぬ間に出ていく『諭吉』や『英世』が、年の瀬を伝えてくれるのみです。

「○○スーパーのポイントを商品券に替えられるの今月だよね?」
(知るか、そんなこと)
「その商品券で、正月の準備するんだから、今年は餅どうする? つくんだったら、餅米たんないよ。・・・・既製品は高いから、やっぱ餅米買ってくるか」
(すべて、自己完結なら、ひとに訊く必要はないでしょう)
「神棚の御札、いつもどおりでいいんでしょ? もう頼んじゃったけど」
(頼んだ後で訊かれても意味もないし、まして、その手の関心が全くない私に問われても)
「ああ、いいよいいよ、なんでも好きにやって」

私が関心あるといえば、せいぜいが御神酒を何にするかの話で・・・でもこれは結局私の『諭吉』を使いに出すしかないわけで・・・
「えへへへへ、スーパーの商品券、御神酒代にも回してもらえないかなぁ・・なんちゃって」
「却下!」

「あっ、そうそう、今年も自分で食べたいものがあったら、自分でつくるんだからね。」
(何をいまさら、毎年、年越しの夕餉と新年の朝飯は、私が担当ではありませんか。)
「まったく、つまみまで考えなくちゃいけないから、大変なんだから」
(うるせぇ!つくるのは、私だって)

あっ?こんな会話が出てくるということは、やっぱり年の瀬なんですね。

ところで、料理担当も私なのですが、大掃除の神棚担当も私。
それがね、神棚を掃除するたびに気になる『生きもの』(?)がいるんですよ。

これなんですけど、母に訊いても、何処のなんという民芸品だかわからない、何をかたどったものかすらわからないのです。
「う~ん、猿っぽい顔だけど、猿にひげはおかしいし・・わかった虎だ虎・・虎かぁ?」
なんの核心もないまま、今日に至っております。
どなたか、この『生きもの』の、いわれ、名前、ets. がわかる方がいらっしゃいましたら、教えていただけませんでしょうか?
我が家の神棚に鎮座まします謎の『生きもの』、私のお気に入りなんですよ。
ぜひとも教えてくんなませぇい!

さて、今日の一枚は、プレスティッジが売り出しを試みたピアニスト、ジョン・ライトです。(はっきりいって、売り出しが成功したとは言い難いですけど)
プレスティッジ(ニュージャズを含め)に残る彼のアルバムは5枚、そしてこれが最後の録音、なんでもない曲を、とても魅力的に聴かせてくれるピアニストとして私は評価しています。「WHAT'S NEW」なんて、なんとも味があって良いですよ。
レッド・ガーランドっぽいけどちょと違う、黒っぽいけど臭くない、そんな感じでしょうか。とても耳になじむ良いアルバムだと思います。
この人もまた、もっと評価が高くて良いピアニストではないかと思うのですが。

MR. SOUL / JOHN WRIGHT
1962年4月10日録音
JOHN WRIGHT(p) WENDELL MARSHALL(b) WALTER PERKINS Jr.(ds)
1.OUR WALTZ
2.BLUE PRELUD
3.WHAT'S NEW
4.EVERYTHING'S GONNA WORK OUT FINE
5.MR. SOUL
6.SHAKE
7.STRUT
8.NOW HANG IN THERE

おまけ、
「酒話」更新しました。よかったら見てくださいね。