JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

片口三丁

2006年12月05日 | s-u

こう寒くなってくると、徒歩通勤されている方は大変だと思いますが、自動車通勤の私は、ほとんどコートを着る必要もなく、冬を過ごすことが出来ます。
おかげで、スーツに羽織るコートはずいぶん昔に仕入れたものが、未だに現役です。

「バブさん、こう寒くなってくると、やっぱ熱燗がいいでしょ、はいこれ。」
なんと嬉しいじゃありませんか、
先週末に会津に遊びに行ったという友人が、本郷焼きのぐい飲みを買ってきてくれました。器をいただいたからには使ってあげなければかわいそうです。
「いやぁ、嬉しいなぁ、そっさく今晩使わせてもらうよ。」

帰りがけに、
「日本酒はある、体調もOK・・・・・・・んっ?まてよ・・・」
ちょっと考えてみてください、こんな時、不思議なくらい家に帰るとおかずがカレーっていうパターンが、とっても多いような気がするのです。
しかも、前回のカレーの日からの期間を考えても、当たり日が近い予感もします。

「いかんいかん、カレーで日本酒はあまりにもひどすぎる。」

ということで、『烏賊の沖漬け』を仕入れて帰宅、
ピンポーン!大正解!カレーでした、しかもそれ以外に日本酒のあてになるようなものも無し、なんといい勘でありましょう。
「沖漬け買ってきてヨカッタァ~~~」
「バカじゃないの、電話すればわかることなのに」

「さて、あいつには悪いけど、やっぱ冷や酒だよなぁ、どの片口使おうかなぁ・・!」
「まったく、そんなに出して、ちゃんとかたづけなよ」

いやいや、旨いですねぇ、クイーって、いけばあなた、スーって喉を通りすぎていって、カーッ!みたいな。

「昨夜も飲んだんだから、いいかげんにしときなよ」
そうでした、昨夜もいつものバーで2時までママと酒盛りをしてきたのでありました。
でもね、もらったぐい飲みがでかいんですよ、沖漬けが盛れそうなくらい。
だからね、片口一丁じゃ足りないでしょ、
へへへへへへへ、白い目を無視して、5合ほどいただいてしまいました。

さて、今日の一枚は、ズート・シムズにしてみました。
ほろ酔いの今の気分には、ピッタリだと思います。
ズートといえば、白人テナー奏者の第一人者というイメージですが、私はこのアルバムの「BOHEMIA AFTER DARK」のアルトがとても好きで、変なアルト奏者より上をいっているとかってに思っています。もちろん白人らしからぬ、泥臭いテナーも魅力的ですけどね。

ZOOT / ZOOT SIMS
1956年10月12日録音
ZOOT SIMS(as,ts) JOHN WILLIAMS(p) KNOBBY TOTAH(b) GUS JOHNSON(ds)
1.9:20 SPECIAL
2.THE MAN I LOVE
3.55TH AND STATE
4.BLUE ROOM
5.GUS'S BLUES
6.THAT OLD FEELING
7.BOHEMIA AFTER DARK
8.WOODY'N YOU