JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

自殺予備軍?

2006年12月01日 | g-i

日に日に寒くなってきましたね。今日ついにストーブの『着火テスト』を行いました。なんとか消えずに着いているようですので、今年も彼に頼っていくことにしましょう。

先日、「成り行きアラカルト日記」のウフフマンさんが
-『大酒飲みは「自殺要注意」、「3合以上」で2.3倍』-
「大酒」は自殺リスクを高めるらしいことが、名古屋市立大の明智龍男助教授(精神医学)らの大規模疫学調査で分かった。酒量を調べた中高年男性のその後を追跡調査したところ、「1日3合以上飲む人」の自殺率は「時々飲む人」の2.3倍に上った。英国の精神医学雑誌に報告した。

という記事を紹介されておりました。

昨晩、いつものバーでこの話題になり
「3合以上で2.3倍だってさ、俺も自殺予備軍かなぁ?」
「一日3合以上じゃ、バブさんは間違いなく範疇だもんね。」
「う~ん・・・・でもママだって人のこと言えないんじゃないのぉ~~~」
酒飲みが酒を飲みながら互いになすりあったところで、なんだか危機感のない話です。
「ほら、二人とも日本酒じゃなくて、ビールやウイスキー系だから・・・まぁ、大丈夫ということで、カンパーイ!」
これだけ脳天気なら、自殺も遠のきそうであります。

いずれにしても、歳も歳ですので、自殺とは言わないまでも、肝臓への負担もよくよく考えて飲まなければいけないですね。そうだ!今日はじっくり今後の酒の飲み方を、バーボンでも飲みながら考えよう!(ダメだこりゃ)

今日から読み始めた本を紹介します。
「黒澤明、石原裕次郎、そして若松孝二、足立正生からアニメまで。五木寛之、倉橋由美子、中上健次、平岡正明、筒井康隆、村上春樹、そしてジャズ喫茶からジャズ革命論まで。ジャズはいかに受容され、いかに多くの表現者たちの源泉となってきたか--。日米のジャズと文化事情に通暁するこの著者にしか書けなかった、異色のジャズ文化論書き下ろし。戦後カルチャー論の空隙を突く野心作。」と帯に刻まれたその本は、
ミネソタ大学アジア言語文学部準教授のマイク・モラスキー氏著『戦後日本のジャズ文化』。
『ジャズ本』と考えたらいけませんよ。外国人が何度も日本を訪れ感じ取った文化を、ジャズという切り口で考えていく、まぁそんな内容です。第3章まで、一気に読み進みましたが、けっこう面白いですよ。

 Writing about music is Like dancing about architecture.
 -文章によって音楽を説明しようとすることは、ダンスによって建築を表現しようとするほど愚劣である。-
その通りだとしたら、私はこの本でさらなる愚劣な行為に乗り出そうとしているのかもしれない。

前書きでこう書き出されたモラスキーさんの文章、皆さんも読んでみませんか?

さて、今日の一枚はデックスの初リーダーアルバムです。
馬にまたがったカーボーイは何故かテナーをぶら下げている、なんだか何を意味しているのかわからないジャケットですが、デックスの男らしさを表現しようとでもしたのでしょうかね。
ジャズ・シーンからしばらく離れた後のデックスはもちろん魅力がありますが、バリバリのビバップ奏者としての彼もまた、じつに魅力的です。
図太いテナーの音はまさに男らしさのそれでありましょう。

DEXTER RIDES AGAIN / DEXTER GORDON
1945年10月30日, 1946年12月9日, 1947年12月11日録音
DEXTER GORDON(ts)
LEO PARKER(bs) TADD DAMERON(p) CURLEY RUSSELL(b) ART BLAKEY(ds)[1~3]
LEONARD HAWKINS(tp) BUD POWELL(p) CURIEY PUSSELL(b) MAX ROACH(ds)[4~7]
SADIK HAKIM(Argonne Thornton)(p) GENE RAMEY(b) ED NICHOLSON(ds)[8~11]
1.DEXTER'S RIFF
2.SETTIN' THE PACE Parts 1&2
3.SO EASY
4.LONG TALL DEXTER
5.DEXTER RIDES AGAIN
6.I CAN'T ESCAPE FROM YOU
7.DEXTER DIGS IN
8.DEXTER'S MINOR MAD
9.BLOW MR.DEXTER
10.DEXTER'S DECK
11.DEXTER'S CUTTIN' OUT