刀八毘沙門天の1人で仏々

京都を中心とした“クイモノヤ”を‘自己中紹介

ラーメン扇(ラーメン)

2014年04月05日 03時35分19秒 | ラーメン(又は取り扱い店)
閉店しました


堀川寺之内を少し上がった西側、茶道資料館の対岸にある小さなラーメン屋さん。
以前ここには屋台系ラーメン屋さん「萬来軒」が長らく営業されていた場所である。

来店時間は2230時と遅めの夕食、カウンターのみの店内は終了時間近くだったせいか最後まで某1人であった。
店主よりセットメニューを始めたとのお薦めがあった為、扇丼+ラーメン850円を素直に
受け止めることにした。





黄土色した濃厚なスープは魚介豚骨+塩系のまったり&あっさりのW+αスープ。
旨みたっぷりのトロ味あるスープには多少の塩味のアクセントが加えられ、なだらかな
美味しさが演出されている。

細めの縮れ黄麺は濃度高いスープを力強く口元まで運んでくれるミニバン的存在。
華奢な体はしなやかな麺質を持っていて、スープ特性に順応したスーパーサブのような麺である。

ロースチャーシューはしっかり硬度が保たれた赤身肉、歯ごたえの中に肉の旨みが巧みに配合され
じっくり食べたくなる品である。



扇丼(チャーシュー丼)は生姜、玉ねぎ、刻みネギとは投入された定番丼であるが、どことなく
すき焼き丼にも似た安心感が感じられる。ご飯の炊き方も良好でサブメニューとしては優秀である。

前記したが店内は最後まで店主と某2人、そのせいか気さくにラーメン談義をしていただいた!
大変まじめな方で、今流行りの眉毛近くまでバンダナをおろし腕を組みカメラを睨むような
麺師でなく自分の立ち位置をしっかり認識されている良識人であった。

来店当時行っていなかったお昼の営業も最近から始められたようで(お話の中で某が要望していた事項)
再来しやすくなったこと嬉しく思う。

ここ扇”は店主の真摯な態度で取り組まれている志が暖かさと共に伝わってくるラーメンであった。


「京都市上京区下天神町675-2」

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