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ボクシングを題材にした映画となるとロッキー、傷だらけの栄光、レイジングブル、チャンプ等等、ハリウッドが得意とするお家芸。そして、難とか挫折から這い上がろうとする熱い男のドラマを描いているのが特徴だ。
しかし、今回紹介するのはボクシングを題材にした映画は同じでも、こちらはフランス映画。同じボクシング映画でもアメリカとフランスでは、こうも描き方が違うのかと感じ、その受ける感動の意味合いがまるで違う。
アメリカのボクシング映画は観ている我々の心が大きく震えるぐらい大袈裟なまでに感動させてくれるが、今回紹介するフランスのボクシング映画われら巴里ッ子は、人生の哀歓を深く、静かに謳いあげる
すっかりハリウッドのボクシング映画やスポ根映画を見慣れてしまった人には大きく不満に思われるかもしれないが、人間の細かな心理の機微を巧みに描ききっているのは、われら巴里ッ子の方が上を行く![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/atten.gif)
さて、パリの下町を舞台にボクシングの老トレーナー、若きボクサーの2人の人間関係を中心に、人生の甘いも酸いも感じさせるボクシング映画とはいったいどのようなストーリーなのか![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eq_2.gif)
ボクサーの夢を捨てきれずに線路工として働いている青年アンドレ(ローラン・ルザッフル)は、停まった列車の中に社交界で優雅に暮らすコリーヌ(マリー・ダエムス)に対して一目惚れ。彼はコリーヌ(マリー・ダエムス)がその時に落とした金の飾り物を拾い、しっかりと握り締める。
パリの下町にボクシングジムを開いているヴィクトル(ジャン・ギャバン)。自らは選手としては才能を発揮することは出来ずにいたが、トレーナーとして世界チャンピオンを育てることを夢みていた。
しかし、自分が育てた将来性のある選手が事故死してしまい、自らの夢を捨てる決心を一瞬する。しかし、死んだ選手の友達であるアンドレ(ローラン・ルザッフル)を見た時に、再び自らの手で世界チャンピオンを育てるチャンスがやって来たと感じる。
アンドレ(ローラン・ルザッフル)もヴィクトル(ジャン・ギャバン)のジムにやって来て、ヴィクトル(ジャン・ギャバン)は貧乏なアンドレ(ローラン・ルザッフル)のために衣食住の全ての世話をし、アンドレ(ローラン・ルザッフル)も厳しいトレーニングに耐え、メキメキ上達する。
しかし、アンドレ(ローラン・ルザッフル)はコリーヌ(マリー・ダエムス)と再会してしまい、すっかりボクシングの情熱は冷めてしまい、コリーヌ(マリー・ダエムス)と一緒にパリを出て、結婚することを夢見てしまうが・・・![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/atten.gif)
冒頭からシャンソン?風の音楽が良い音楽だと思っていたら、イヴ・モンタンが歌っていたのだった。フランス音楽に興味が出てくるのも、本当に映画の効果です。
それにしてもロッキーを観ると、俺なんかは既にいい年をしたおっさんなのに、まるで子供に逆戻りしたかのように急にハートが熱くなって、気持ちが青春時代のように燃えてくるが、本作を観ると、シミジミと『やっぱり人生は奥が深いよね~』なんて更に大人になった気分がする。
夢を諦めきれないが、今までの人生経験から良いときも悪い時も知っている老トレーナーのヴィクトル(ジャン・ギャバン)、そして社交界を通して愛だけではこの世の中を渡ることを出来ないことを知っているコリーヌ(マリー・ダエムス)、人生に揉まれてきた大人である2人が、自分の人生の可能性を狭めようとしている青年アンドレ(ローラン・ルザッフル)に対して、言葉だけでなく自らの背中で教える姿がとっても素敵に感じます。
そして題名が意味する通り、元々パリで生まれ育った人間たちが、喧騒としたパリを出たがっているが、生まれ育った地元を愛する心が伝わってくるのも、チョッピリ感動します。
単純な勧善懲悪を描いている内容には飽きた人、人生の奥深さを感じたい人、ヌーヴェルバーグ以前のフランスらしい映画を探している人にはわれら巴里ッ子はお勧めです![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
DVDでは見当たりませんので、VHSを挙げておきます。
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監督はフランス映画界の名匠マルセル・カルネ。1930年代~40年代初期にかけてのフランス映画黄金時代を支えた名監督。本作品と同じくジャン・ギャバン主演の霧の波止場がお勧め。そして、世界映画史上において最高傑作と知られる天井桟敷の人々が人間の喜怒哀楽を奥深く描いた名作。3時間を超える長時間映画ですが、もう少し大人になりたいと思っている人にはお勧めです。
主演はフランス映画界を引っ張ってきて超大物俳優ジャン・ギャバン。はっきり言って、男前ではなく、大して演技をしているようにも見えず、ゴツゴツしたイメージがありますが、居てるだけで存在感があるとは、まさにこの人の事を言うのでしょう。
名作への出演多数、お勧め多数ですが、ジュリアン・デュヴィヴィエ監督の男心に感動する望郷、ジャン・ルノアール監督の戦争映画にヒューマニズムを叩き込んだ大いなる幻影、礼儀正しく見えるギャングを演じたジャック・ベッケル監督の現金に手を出すな、アラン・ドロン競演のカジノでの現金強奪映画にして、ラストは静かに吃驚させる地下室のメロディー等がお勧めです![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
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しかし、今回紹介するのはボクシングを題材にした映画は同じでも、こちらはフランス映画。同じボクシング映画でもアメリカとフランスでは、こうも描き方が違うのかと感じ、その受ける感動の意味合いがまるで違う。
アメリカのボクシング映画は観ている我々の心が大きく震えるぐらい大袈裟なまでに感動させてくれるが、今回紹介するフランスのボクシング映画われら巴里ッ子は、人生の哀歓を深く、静かに謳いあげる
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さて、パリの下町を舞台にボクシングの老トレーナー、若きボクサーの2人の人間関係を中心に、人生の甘いも酸いも感じさせるボクシング映画とはいったいどのようなストーリーなのか
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ボクサーの夢を捨てきれずに線路工として働いている青年アンドレ(ローラン・ルザッフル)は、停まった列車の中に社交界で優雅に暮らすコリーヌ(マリー・ダエムス)に対して一目惚れ。彼はコリーヌ(マリー・ダエムス)がその時に落とした金の飾り物を拾い、しっかりと握り締める。
パリの下町にボクシングジムを開いているヴィクトル(ジャン・ギャバン)。自らは選手としては才能を発揮することは出来ずにいたが、トレーナーとして世界チャンピオンを育てることを夢みていた。
しかし、自分が育てた将来性のある選手が事故死してしまい、自らの夢を捨てる決心を一瞬する。しかし、死んだ選手の友達であるアンドレ(ローラン・ルザッフル)を見た時に、再び自らの手で世界チャンピオンを育てるチャンスがやって来たと感じる。
アンドレ(ローラン・ルザッフル)もヴィクトル(ジャン・ギャバン)のジムにやって来て、ヴィクトル(ジャン・ギャバン)は貧乏なアンドレ(ローラン・ルザッフル)のために衣食住の全ての世話をし、アンドレ(ローラン・ルザッフル)も厳しいトレーニングに耐え、メキメキ上達する。
しかし、アンドレ(ローラン・ルザッフル)はコリーヌ(マリー・ダエムス)と再会してしまい、すっかりボクシングの情熱は冷めてしまい、コリーヌ(マリー・ダエムス)と一緒にパリを出て、結婚することを夢見てしまうが・・・
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冒頭からシャンソン?風の音楽が良い音楽だと思っていたら、イヴ・モンタンが歌っていたのだった。フランス音楽に興味が出てくるのも、本当に映画の効果です。
それにしてもロッキーを観ると、俺なんかは既にいい年をしたおっさんなのに、まるで子供に逆戻りしたかのように急にハートが熱くなって、気持ちが青春時代のように燃えてくるが、本作を観ると、シミジミと『やっぱり人生は奥が深いよね~』なんて更に大人になった気分がする。
夢を諦めきれないが、今までの人生経験から良いときも悪い時も知っている老トレーナーのヴィクトル(ジャン・ギャバン)、そして社交界を通して愛だけではこの世の中を渡ることを出来ないことを知っているコリーヌ(マリー・ダエムス)、人生に揉まれてきた大人である2人が、自分の人生の可能性を狭めようとしている青年アンドレ(ローラン・ルザッフル)に対して、言葉だけでなく自らの背中で教える姿がとっても素敵に感じます。
そして題名が意味する通り、元々パリで生まれ育った人間たちが、喧騒としたパリを出たがっているが、生まれ育った地元を愛する心が伝わってくるのも、チョッピリ感動します。
単純な勧善懲悪を描いている内容には飽きた人、人生の奥深さを感じたい人、ヌーヴェルバーグ以前のフランスらしい映画を探している人にはわれら巴里ッ子はお勧めです
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DVDでは見当たりませんので、VHSを挙げておきます。
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マルセル・カルネ | |
東北新社 |
監督はフランス映画界の名匠マルセル・カルネ。1930年代~40年代初期にかけてのフランス映画黄金時代を支えた名監督。本作品と同じくジャン・ギャバン主演の霧の波止場がお勧め。そして、世界映画史上において最高傑作と知られる天井桟敷の人々が人間の喜怒哀楽を奥深く描いた名作。3時間を超える長時間映画ですが、もう少し大人になりたいと思っている人にはお勧めです。
主演はフランス映画界を引っ張ってきて超大物俳優ジャン・ギャバン。はっきり言って、男前ではなく、大して演技をしているようにも見えず、ゴツゴツしたイメージがありますが、居てるだけで存在感があるとは、まさにこの人の事を言うのでしょう。
名作への出演多数、お勧め多数ですが、ジュリアン・デュヴィヴィエ監督の男心に感動する望郷、ジャン・ルノアール監督の戦争映画にヒューマニズムを叩き込んだ大いなる幻影、礼儀正しく見えるギャングを演じたジャック・ベッケル監督の現金に手を出すな、アラン・ドロン競演のカジノでの現金強奪映画にして、ラストは静かに吃驚させる地下室のメロディー等がお勧めです
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アンドレ役の青年がジェームスディーンにそっくりだと思いました。