褒めまくる映画伝道師のブログ

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映画 ボーン・スプレマシー(2004) 贖罪の旅です

2013年08月15日 | 映画(は行)
 大人気のボーン・シリーズの2作目がボーン・スプレマシー。1作目のボーン・アイデンティティの続編だ。
 なかなかスピーディーなアクションシーンが楽しい映画だが、今回観てみると自分でも驚いたのだが、主人公のボーンと俺は少しばかり共通点があることに気がついた。それは両方とも暗殺者、と言うのは冗談。実は、お互いにちょっとばかり記憶力が怪しくて、さらに今まで自分が犯してきた罪の意識に悩まされていること。
 
 そんな訳で、まさに今回紹介する映画ボーン・スプレマシーのテーマは贖罪。少々物忘れが激しい主人公ボーンだが、断片的に記憶に残っている出来事のパズルを組み合わせると、実は自分が行ったロシアの要人夫妻の暗殺シーン。
 夫妻に遺された娘に懺悔をするために、ドイツのベルリンでひと仕事を終えた後に、ロシアのモスクワへその娘に会いに行く。それにしても全くストーリーとは関係が無いがロシアの女の子は綺麗だ。
 超人的な格闘技能力と危険察知能力は今回も健在で、しかも相変わらず良い奴だ。わざわざモスクワまで危険を冒してまで、出掛けて行って謝罪しに行く姿は好感度アップ。一瞬、何のためにモスクワへ行こうとしたのか理解できず、もしかしてロシアの女の子をナンパ?と思ったりしたのだが、やっぱり悪いことをしたら謝罪するという姿勢は、暗殺者でも一般の人間でも常識なんだと言う事に改めて気付かされた。

 さて、ボーンの贖罪の旅とでも言うべき、アクション映画のストーリーとは如何なるものか。
 前作から二年後、無事に逃げ切ったボーン(マット・デイモン)とマリー(フランカ・ポテンテ)はインドのゴアで平和に暮らしていた。しかし、ボーン(デイモン)は相変わらず記憶が回復せず、しかも断片的にしか思い出せない出来事に悩まされる。
 しかし、ある時平和に暮らしていた二人の前に刺客が現れる。ボーン(デイモン)とマリー(ポテンテ)は逃げようとするが、その途中にマリー(ポテンテ)が撃たれて死亡。

 またまたCIAが刺客を放って追いかけて来たと思ったボーン(デイモン)は、愛するマリー(ポテンテ)を殺された恨みを晴らすためにCIAと対決しようとするが、前作ではもう一つよくわからなかったトレッドストーン計画の全貌を知り、そして断片的に現われる記憶の正体が明らかになるのだが・・・

 自分の愛する女を殺された恨みから復讐する内容と思わせておいて、実は贖罪の旅が本筋。アクション映画にしては、なかなか凝ったストーリー構成が見事だ。前作では大活躍をしていたマリー(フランカ・ポテンテ)だったが、アッサリ最初の方で退場させてしまい、ボーン(マット・デイモン)が1人で戦う姿は孤独感を高めるなど、観ていて本当に悲壮感が漂う。この悲壮感こそ主人公ボーンの魅力だ。
 当然ながらアクションシーンの面白さは健在だ。格闘シーンやカーチェイスシーンにおけるスピード感抜群のカメラワークは、ちょっと年齢が上になった人にとっては何が何だかわからないシーンが多いかもしれないが、個人的には非常に新鮮な感じを受けた。
 敵から追いかけられながら、敵を追いかける相変わらず忙しい主人公ボーンの魅力がたっぷりと活かされ、ちょっと奥が深いストーリー展開も納得。そして前作のブログの記事でも書いたが最後の音楽もさいこ~。だいたいシリーズ物は2作目にして早くもマンネリ化してしまう映画が多いが、ボーン・スプレマシーに関しては、そんなことは当てはまらない。マジでこのシリーズはお勧めだ

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 監督はポール・グリーングラス。めまぐるしく動き回るカメラワークが非常に印象的。ちなみに3作目にあたるボーン・アルティメイタムも監督をしています。
 本作品と同じくマット・デイモン主演の軍事アクション映画グリーン・ソーンがお勧め。っと言いたいところだが、意外にちまたの評判では、カメラワークが早すぎて、何が何だかわからないという不評の声もチラホラ。個人的には本作のボーン・スプレマシーの方が、カメラワークが早いと感じたのだが。どうせなら全くストーリー的にも関係無いが同じくボーンシリーズで売り出せばヒット間違い無しだったと思う。例えばタイトルを『ボーン ゴー・トゥ・イラク』にするとか

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