褒めまくる映画伝道師のブログ

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映画 ポセイドン・アドベンチャー(1972) これこそ真の英雄 

2011年12月19日 | 映画(は行)
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 今年は日本にとってとんでもない大惨事が起こった年だった。あの大津波による自然災害の凄さには、普段は全くのノーテンキな俺でも色々考えさせられた。その中の1つとして日本にも英雄が居たんだということ。自らの命を省みずに殉職された警察官、町職員の方々などは真の英雄だ。
 その一方で大震災を利用して、最高権力者である首相の座にしがみつく菅直人は酷かった。ワケのわからない○○本部や○○会議を乱発しただけで、本当に何もしなかった。大震災以降の彼の行動については徹底的に調べ上げて、どれだけ無能だったかを全国民に知らせるべきだろう。そして四国のお遍路参りではなく、被災地に入って放射能汚染の除去作業をさせなければならない。当然その間は議員報酬は無しだ。

 さて災害や大惨事を描いたパニック映画という分野があるが、その代表的な作品としてスピルバーグ監督の宇宙戦争ディープ・インパクト、ちょっと昔ならタワーリング・インフェルノ等が挙げられるか。パニック映画の見どころとして、そのスペクタクル性を挙げる人がいると思うが、それ以上に個人的には生きるか死ぬかの瀬戸際に迫られた時の人間性が挙げられると思う。そのような場面に出会ってしまった時に果たしてどれだけの人が英雄的行動を起こせるか?そして英雄の条件とは何か?今回紹介する映画ポセイドン・アドベンチャーを観ればよくわかる

 さてストーリーはニューヨークからギリシャのアテネへ向かう約4,000人を乗せた豪華客船ポセイドン号が航海中に大津波に遭ってしまい、まるで天地がひっくり返ったように転覆してしまう。多くの命が失われる大惨事の中で奇跡的に助かった人々もパニック状態に陥ってしまうが、その中に現代のモーゼのごとき1人の牧師が生き残った人々を救助するべく船外へ脱出させようとするが、行くも地獄引くも地獄の中でその困難を如何にして打ち破るか。

 左遷させられて『ひたすら祈ってるだけじゃ神様は助けてくれねえ~よ』なんて言ってしまう牧師が乗っていたために、他のお客さんも巻き添えになったの?なんて浅はかな考えが一瞬で吹っ飛んでしまうテーマ及び人間性がこの映画には描かれている。非常事態に対峙した時に、するべき行動とはこれだよと理解できるポセイドン・アドベンチャーを紹介します

ポセイドン・アドベンチャー [DVD]
ジーン・ハックマン,アーネスト・ボーグナイン,レッド・バトンズ,キャロル・リンレー,ロディ・マクドウォール
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン


 年末の大晦日、豪華客船ポセイドン号はニューヨークからギリシャのアテネ向かっている。船長(レスリー・ニールセン)は不備に気付きこのまま運転することは非常に危険だと判断するが、船主が言うことを聞かない。
 船の中には様々な職種及び年代の人がいる。牧師であるスコット(ジーン・ハックマン)、ニューヨークの刑事であるマイク(アーネスト・ボーグナイン)、マイクの妻であり元売春婦のリンダ(ステラ・スティーヴンス)、これから孫に会いに行こうとする中年夫婦のマニー(ジャック・アルバートソン)とベル(シェリー・ウィンタース)、歌手のノニー(キャロル・リンレイ)などなど。
 
 船の中では新年を祝うためのパーティーが大会場で行われていたが、折から大津波にポセイドン号はのみ込まれ、一瞬にして転覆してしまい船の上下がひっくり返ってしまう。パーティーに参加していた人々も大多数が犠牲になってしまい大混乱。
 ようやく鎮まった頃、奇跡的に生き残った人々の中で、スコット(ハックマン)達は船の外へ脱出しようと試みようとするが、多くの生き残った人達はこのまま居座って救助を待つ方が良いと判断する。スコット(ハックマン)やマイク(ボーグナイン)や他の8人?は混乱したパーティー会場を脱出し、船外へ向かおうとするが、居座っていた人々は損傷した部分から入り込んだ海の水によって流されてしまう。

 しかし、スコット(ハックマン)達の10人は難とかパーティー会場を脱出するが、迫り来る海水、船内の火災、爆発などが彼らの行く手に立ち塞がり・・・スコット牧師(ハックマン)が発揮する驚異のリーダーシップ振りは映画を観てください



 最近のパニック映画の撮影技術は目を見張るものがありますが、1970年代のパニック映画は特撮にこだわらない映像はリアリティがあり、この年代の方がビビッたりします。スコット牧師(ハックマン)の最後に魅せる行動、太ったおばさんのベル(ウィンタース)の泳ぐシーン等名シーンもたくさんあります。
 そしてハラハラドキドキ感以外にも、スコット牧師(ハックマン)対マイク刑事(ボーグナイン)の人間的対立も見どころであり、そして自己犠牲を厭わない勇気に感動します
 さらに上下がひっくり返ったセットはスタッフの苦労を感じます。

 主演は多くの名作に出演しているジーン・ハックマン。彼の代表作と言えばフレンチ・コネクションですが傑作です。

 何かとハックマンと対立するのがアーネスト・ボーグナイン。この人はもう94歳になっていますが、最近はブルース・ウィリス主演の昨年公開されたRED/レッドに出演していたのにはビックリしました。
 この人の出演しているお勧め作品はワイルド・バンチです。とにかくこの映画は燃えます

 他に太ったおばさんのシェリー・ウィンタース。この人がまだ若くて、太っていなかった時の作品では陽のあたる場所が個人的にはお勧めです。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いじめ (関西汽船南港乗船券販売所・関汽交通社)
2011-12-25 15:20:19
関西汽船南港乗船券販売所・関汽交通社

連合・サービス連合傘下の

関汽交通社社員さんへ

お遍路さんいじめて、三代たたられてください!

全国で有名になるまでがんばるぞ!
返信する
こんにちは。 (アスカパパ)
2011-12-26 17:54:03
コメントとTBありがとうございます。

この映画のリメイク「ポセイドン」も、まぁまぁの出来だったと思いますが、やはり、このオリジナルが断然!光彩を放ちますね。
正に、逆転の発想とでもいいましょうか。
スピリッツ的なプラスαも含んでいて、素晴らしいと思います。
返信する
アスカパパさんへ (ディープインパクト)
2011-12-27 08:15:25
コメント&TBありがとうございます。パニック的な面白さもあるのですが、スピリッツが本当に素晴らしい映画でした。
返信する

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