褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 運命の女(2002) 余韻バッチリの不倫映画です

2015年09月02日 | 映画(あ行)
 よくある不倫映画の類で、ストーリー自体も大したことが無かったような気がする。しかし、この映画に惹きつけられる魅力はエロシーンの数々。エロイことをしている場所はトイレ、映画館、廊下などベタだが、手のしぐさ、表情、女性の体への書き込み、光の陰影・・・等々を効果的に使ったシーンは綺麗でドキッとさせる。ちなみに俺のブログは後世に残したいぐらいのお勧め映画ばかり紹介しているのだが、もちろん本作もエロイだけの理由でお勧めではない。非常に意味深なラストシーンがこの映画を傑作にまで高めた。

 さっそくだが、不倫にはまっていくのが旦那ではなく、奥さんの方というのがチョッと珍しく感じるストーリーの紹介を。
 郊外に専業主婦として暮らすコニー(ダイアン・レイン)は結婚して11年、会社を経営する優しい旦那エドワード(リチャード・ギア)と息子のチャーリー(エリック・パー・サリヴァン )の3人暮らし。非常に幸せそうな生活をおくっていた。
 コニーは息子の誕生日のためにニューヨークへ出かけて買い物をするのだが、あいにくその日は強風が吹き荒れていてマトモに歩くのも困難な状況。そんな時にコニーはフランス人青年のポール(オリヴィエ・マルティネス)とぶつかって膝が血まみれの怪我をしてしまう。そんなコニーを見たポールはすぐ近くに自分のアパートがあることを伝え、消毒液があるよと巧みに自宅へ誘い込む。
 最初こそやばい雰囲気になりながらもコニーは自制するのだが、夫のエドワードには無い若さを持っているポールの事がどうしても頭から離れず、彼のアパートを再度訪ねて一線を越えてからは夫に内緒で毎日の如くエロ三昧。コニーの様子の変化を悟ったエドワードは妻が浮気をしているのではないかと疑惑を抱き、それが確信に変わった時とんでもない悲劇が訪れる・・・

 強風さえ吹いていなければ、こんなことにならなかったのに。なんて恨み辛み愚痴をこぼしてしまいたくなるような展開だが、それにしても後戻りできないようなショックな出来事を迎える前になんとか回避できなかったのだろうか?俺には何回も回避できるチャンスがあったように思うのだが、この夫婦のやっていることは全て裏目に出てしまう。
 奥さんが不倫に走り始めてから、旦那には嘘をつきまくるようになり、なんだか急に下着はお洒落になったりする件は、男の俺にはけっこう笑えた。俺も綺麗な女性と会うときは淡いピンク色の服を着るようにしているが、けっこう大人の女性も考えることは男と大して変わらんようだ。
 それにしても本作のエンディングは非常に優れている。なかには曖昧すぎると批判する人が居るかもしれないが、観ている我々に未来を想像させるような余韻が残る終わり方。所々で間抜けなシーンが見られたりするが上手く最後をまとめた印象だ。すっかり大人になったダイアン・レインの裸を見ているだけでも楽しい気分になる映画だが、いつまでも余韻に浸れる映画。エロイシーンが多い映画が観たい人にはお勧めだし、このような映画を夫婦で観て激論を交わすのも良いのではないだろうか?何はともあれラブラブな夫婦、倦怠期に突入してしまった夫婦、新婚ホヤホヤの夫婦、熟年の夫婦、そしてその他の夫婦、別に結婚していない人にも映画運命の女をお勧めしておこう

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 監督はエイドリアン・ライン。歌って踊るフラッシュダンスは良い気分なれる映画。しかし、個人的にはお勧めしたいのが男女の正しい遊び方が学べるナインハーフは必見です。他にちょっとした驚きを味わえるジェイコブス・ラダーもタイトル通り宗教的示唆に富んでいて楽しめると思う。

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