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最近、監督がマーティン・スコセッシ、主演がレオナルド・ディカプリオのシャッター・アイランドを観たけれど、観ていて眠くなったけれどうるさすぎる効果音のおかげで、何回も起こされたよ
しかしクリント・イーストウッドが監督をするたびに自身の最高傑作品歴を更新するのに対して、マーティン・スコセッシ監督の凋落振りはどうしたことか
僕個人では非常に残念なシャッター・アイランドの悪夢を取り払うために、今回はわざわざタクシードライバーを観たけれど、やっぱりこの時代のマーティン・スコセッシ監督の作品は凄いね
例えばミーン・ストリート、レイジング・ブル、キング・オブ・コメディなどは本当に人間の狂気を描いていて、観るものを引き付けるね
どうもケープ・フィア(映画自体は面白かったけれど)あたりから娯楽志向が強くなってきたのが、この監督の凋落の始まりかな
特にアカデミー賞作品賞、監督賞を受賞したディパーテッドは、オリジナルのインファナル・アフェアーを観ている側にすれば、ガッカリする映画
しかし、今回紹介したいタクシードライバーは凄いね
昔はニューヨークと言うのは、世界一治安の悪い都市というイメージがあった
そんなニューヨークの夜の世界がこのタクシードライバーには描かれている
スコセッシ監督自身がイタリア系の移民の子供としてニューヨークで育っただけにこの映画にはそんな彼のエネルギーがあふれるかの如く、この狂気の世界を映画として見事に描かれている
それではタクシードライバーを紹介しよう
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舞台はニューヨークトラヴィス(ロバート・デ・ニーロ)はベトナム戦争帰り戦争の影響からか不眠症を患っており、なかなか定職に就けないでいる
彼は夜の勤務のタクシーの運転手として働く
夜のニューヨークにおいて、タクシーを運転しながら彼は麻薬、娼婦がうろついている夜のニューヨークに憤りに近い不満を持っていた
次期大統領選が近いある日、選挙事務所で働くベッツィ(シビル・シェパード)という女性をトラヴィス(デ・ニーロ)は見かける
トラヴィス(デ・ニーロ)は彼女をデートに誘うと、スンナリと彼女はOK
しかし、いざデートをしてみるとトラヴィス(デ・ニーロ)はベッツィ(シェパード)をポルノ映画に誘ってしまった
トラヴィス(デ・ニーロ)にとって、普段は昼間からポルノ映画館に通っているのだが流石にデートに誘う場所が拙かった
ベッツィ(シェパード)はその件以来トラヴィス(デ・ニーロ)から離れるようになってしまった
トラヴィス(デ・ニーロ)はベッツィ(シェパード)と連絡が取れないことを境に次第に狂気染みた行動をするようになる
彼は闇商人から銃を買うそして体を鍛え、鏡に向かって銃を撃つ練習をしている(非常に印象的なシーン)
ある日、トラヴィス(デ・ニーロ)は食料品店で買い物をしていると、そこへ強盗が飛び込んできたトラヴィス(デ・ニーロ)はとっさの判断で強盗を撃ち殺してしまう
更に彼はアイリス(ジョディ・フォスター)という娼婦と出会う
トラヴィス(デ・ニーロ)はアイリス(フォスター)の年齢がまだ13歳だという事を知り、彼女に警察気取りで説教をする
しかし、いよいよ不眠症が酷くなってきた彼は、大統領選挙の演説にモヒカンのスタイルで銃を隠し持ち、大統領に近づくが、周りのSPによって未遂に終わる
そしてトラヴィス(デ・ニーロ)はアイリス(フォスター)を娼婦の道から救い出すために彼女の所へ向かうが・・・このバイオレンスシーンは映画を観てください
まさに今回紹介したタクシードライバーはアメリカ映画のニューシネマを代表する映画だと言っていいだろう
この映画で描かれている麻薬、銃、娼婦、ベトナム戦争のようなアメリカの社会問題をバイオレンスタッチで描かれるようなことは、1940年代のアメリカ映画にはなかった第二次世界大戦で勝利したアメリカにおいて1940年代~1950年代のハリウッド映画の黄金期にはハッピーエンドこそ現実であった
しかしアメリカ国民も、そしてハリウッド(アメリカ映画)もベトナム戦争の泥沼状態こそが現実だという事に気付かざるを得ない状況が、タクシードライバーのような傑作を生み出すことになるとは、皮肉ではある
しかしロバート・デ・ニーロ演じるこの映画の主人公の次第に狂気に取り付かれていく変貌振り、そして現在にも通じるアメリカ社会の諸問題を描いたマーティン・スコセッシ監督の本領発揮の映画を再び観ることが出来るかどうか、今後に期待したいですね
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