褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 タクシードライバー(1976) 全編が狂気に満ちた名作

2010年04月15日 | 映画(た行)
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 最近、監督がマーティン・スコセッシ、主演がレオナルド・ディカプリオシャッター・アイランドを観たけれど、観ていて眠くなったけれどうるさすぎる効果音のおかげで、何回も起こされたよ
 しかしクリント・イーストウッドが監督をするたびに自身の最高傑作品歴を更新するのに対して、マーティン・スコセッシ監督の凋落振りはどうしたことか
 僕個人では非常に残念なシャッター・アイランドの悪夢を取り払うために、今回はわざわざタクシードライバーを観たけれど、やっぱりこの時代のマーティン・スコセッシ監督の作品は凄いね
 例えばミーン・ストリート、レイジング・ブルキング・オブ・コメディなどは本当に人間の狂気を描いていて、観るものを引き付けるね
 どうもケープ・フィア(映画自体は面白かったけれど)あたりから娯楽志向が強くなってきたのが、この監督の凋落の始まりかな
 特にアカデミー賞作品賞、監督賞を受賞したディパーテッドは、オリジナルのインファナル・アフェアーを観ている側にすれば、ガッカリする映画
 しかし、今回紹介したいタクシードライバーは凄いね
 昔はニューヨークと言うのは、世界一治安の悪い都市というイメージがあった
 そんなニューヨークの夜の世界がこのタクシードライバーには描かれている
 スコセッシ監督自身がイタリア系の移民の子供としてニューヨークで育っただけにこの映画にはそんな彼のエネルギーがあふれるかの如く、この狂気の世界を映画として見事に描かれている
 それではタクシードライバーを紹介しよう
タクシードライバー スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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 舞台はニューヨークトラヴィス(ロバート・デ・ニーロ)はベトナム戦争帰り戦争の影響からか不眠症を患っており、なかなか定職に就けないでいる
 彼は夜の勤務のタクシーの運転手として働く
 夜のニューヨークにおいて、タクシーを運転しながら彼は麻薬、娼婦がうろついている夜のニューヨークに憤りに近い不満を持っていた
 
 次期大統領選が近いある日、選挙事務所で働くベッツィ(シビル・シェパード)という女性をトラヴィス(デ・ニーロ)は見かける
 トラヴィス(デ・ニーロ)は彼女をデートに誘うと、スンナリと彼女はOK
 しかし、いざデートをしてみるとトラヴィス(デ・ニーロ)はベッツィ(シェパード)をポルノ映画に誘ってしまった
 トラヴィス(デ・ニーロ)にとって、普段は昼間からポルノ映画館に通っているのだが流石にデートに誘う場所が拙かった
 ベッツィ(シェパード)はその件以来トラヴィス(デ・ニーロ)から離れるようになってしまった

 トラヴィス(デ・ニーロ)はベッツィ(シェパード)と連絡が取れないことを境に次第に狂気染みた行動をするようになる
 彼は闇商人から銃を買うそして体を鍛え、鏡に向かって銃を撃つ練習をしている非常に印象的なシーン
 ある日、トラヴィス(デ・ニーロ)は食料品店で買い物をしていると、そこへ強盗が飛び込んできたトラヴィス(デ・ニーロ)はとっさの判断で強盗を撃ち殺してしまう

 更に彼はアイリス(ジョディ・フォスター)という娼婦と出会う
 トラヴィス(デ・ニーロ)はアイリス(フォスター)の年齢がまだ13歳だという事を知り、彼女に警察気取りで説教をする

 しかし、いよいよ不眠症が酷くなってきた彼は、大統領選挙の演説にモヒカンのスタイルで銃を隠し持ち、大統領に近づくが、周りのSPによって未遂に終わる

 そしてトラヴィス(デ・ニーロ)はアイリス(フォスター)を娼婦の道から救い出すために彼女の所へ向かうが・・・このバイオレンスシーンは映画を観てください

 まさに今回紹介したタクシードライバーはアメリカ映画のニューシネマを代表する映画だと言っていいだろう
 この映画で描かれている麻薬、銃、娼婦、ベトナム戦争のようなアメリカの社会問題をバイオレンスタッチで描かれるようなことは、1940年代のアメリカ映画にはなかった第二次世界大戦で勝利したアメリカにおいて1940年代~1950年代のハリウッド映画の黄金期にはハッピーエンドこそ現実であった

 しかしアメリカ国民も、そしてハリウッド(アメリカ映画)もベトナム戦争の泥沼状態こそが現実だという事に気付かざるを得ない状況が、タクシードライバーのような傑作を生み出すことになるとは、皮肉ではある
 しかしロバート・デ・ニーロ演じるこの映画の主人公の次第に狂気に取り付かれていく変貌振り、そして現在にも通じるアメリカ社会の諸問題を描いたマーティン・スコセッシ監督の本領発揮の映画を再び観ることが出来るかどうか、今後に期待したいですね 

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映画 現金に手を出すな(1954) 老ギャングの哀愁が漂う

2010年04月15日 | 映画(か行)
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 アメリカのギャング映画とフランスのギャング映画を比べると描き方がかなり異なることがわかるだいたいのアメリカ製ギャング映画においては、アクション性に重点が置かれているが、今回紹介するフランス製ギャング映画の現金に手を出すなを例に出すと、実にここに出てくるジャン・ギャバン演じる老ギャングを見ていると生活性がにじみ出ている
 例えば、この映画においてジャン・ギャバン演じる老ギャングがパンを食べるシーン、パジャマに着替えるシーン、歯を磨くシーンなど実に生活感を醸し出すギャングムービーなのである
 ギャングムービーにおいては、見所はやはり銃撃戦なのだがこの映画においても銃撃戦はあるしかし、その銃撃戦においても情を入れたこのフランス製ギャングムービーは、例えばスタンリー・キューブリック監督の現金に体を張れや、ジョン・ヒューストン監督のアスファルト・ジャングルのようなラストシーンに見せる乾いたタッチな感触よりも、もっと湿っているのである
 ハリウッドで描かれた落ちぶれた老ギャングを描いた映画に、アル・パチーノ主演のフェイクと言う映画があったが、ギャングの世界においての世代交代というものをしっとりと描いた現金に手を出すなを挙げよう
現金(ゲンナマ)に手を出すな〈デジタルニューマスター版〉 [DVD]

東北新社

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 舞台はフランス新聞に空港から5千万フラン相当の金塊が盗まれたという記事が実はマックス(ジャン・ギャバン)が盗み出した本人であり、初老に達した彼にとってこれを最後の仕事にして、足を洗おうとしていた
 マックス(ギャバン)は親友のリトン(ルネ・ダリー)だけにこっそりと5千万フランの金塊のことを話すのだった


 しかし、リトン(ダリー)は自分の情婦である踊り子のジョジィ(ジャンヌ・モロー)に金塊の事を話してしまう
 今やジョジィ(モロー)は、新興勢力のギャングのアンジェロ(リノ・ヴァンチュラ)の情婦になっており、ジョジィ(モロー)は5千万フランの金塊の事をアンジェロ(ヴァンチュラ)に教えてしまう
 アンジェラ(ヴァンチュラ)はマックス(ギャバン)とリトン(ダリー)に刺客を向け、マックス(ギャバン)は上手くアンジェラ(ヴァンチュラ)の刺客から逃れることに成功するが、リトン(ダリー)はアンジェラ(ヴァンチュラ)の刺客に拉致されてしまう

 マックス(ギャバン)は金塊を換金しようとするが、彼の元にアンジェラ(ヴァンチュラ)から電話が来た
 リトン(ダリー)と金塊の交換の要求だ
 マックス(ギャバン)はリトン(ダリー)の昔からの軽薄な行いに対して、耽ってしまう(ここは、名シーンだ

 昔からの腐れ縁であることから、マックス(ギャバン)はリトン(ダリー)を助けるために、仲間のピエロ(ポール・フランクール)の協力を得て、アンジェラ(ヴァンチュラ)の要求に応えることにするが、マックス(ギャバン)はマシンガンを持っていく

 果たしてマックス(ギャバン)とアンジェラ(ヴァンチュラ)は対峙し、マックス(ギャバン)は金塊をアンジェラ(ヴァンチュラ)に渡し、リトン(ダリー)を救出するが・・・更なるクライマックス及び、辛いラストの結末は映画を観てください

 老ギャングを演じたジャン・ギャバンが渋すぎる
 抜群の存在感をこの映画でも魅せてくれる
 それにしても時代が変わっていくことに対する老ギャングの寂寥感が漂う辺りは、やはりフランス製ギャング映画の真髄が感じられる
 監督はモンパルナスの灯、穴ジャック・ベッケル
 それほど有名な監督では無いと思うけれど職人肌の監督さんで、フランスを代表する名監督です
 それにしてもジャン・ギャバンは老ギャングが、はまっている役者さんです
 老ギャングのジャン・ギャバンと若きギャングであるアラン・ドロンの2人が手を組んでカジノからの現金強奪を描いた地下室のメロディージャン・ギャバンも渋すぎる
 彼はフランス映画史を代表する俳優ですね

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競馬 桜花賞反省 思った通り関東馬が強かったけれど・・・?

2010年04月15日 | 競馬予想結果
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 思った通り関東馬が強かったしかし、今回の桜花賞で関東のジョッキー騎乗による関東馬の勝利は25年ぶり
 確かに関東から阪神へのこの3歳牝馬の時期での輸送というのは相当厳しいことであるようだオークスは関東馬がよく勝っているイメージは確かにある桜花賞が関東馬が勝ったんだから、オークスも関東馬が勝つ可能性が充分にあると思う
 しかし、今回の桜花賞はスローペースになると思っていたけれど、どの馬が逃げるのかちょっと読めなかったね僕はシンメイフジの逃げに期待したけれど
 流石にこのスローペースで外枠に入った差し馬には厳しいレースだったしかも、スローペースなのに1分33秒3という高速決着
 それでは反省及び各馬のコメントを述べます

 勝ったのはアパパネスタート直後はペースが遅かったから、モロに折り合いを欠いたけれど上手く馬の後ろに付けて折り合いを付けることが出来たジョッキー冥利に尽きる勝利だと思う
蛯名ジョッキーも好位で勝負したいという思いがあったみたいだったけれど、よく好位で流れに乗るレースが出来たと思うよく折り合いに気を付けて後方からレースをすることもあるからね思っていたよりも早く折り合いを付けることが出来たから最後の瞬発力につながったと思う
 次走はオークスになるみたいだけれど、折り合いを考えたら距離の2,400Mは厳しいね今回の桜花賞に出走したメンバーの中にはオークスの舞台があっていそうな馬が何頭かいるのも気になるからねそれに折り合いが付いてもこの馬の血統的な背景が気になるね今後更なる状態アップがないと『オークス』は勝てないと思う

 2着にはオウケンサクラが意表の逃げに出たように見えるけれど、アンカツジョッキーにしてみれば、想定内の範囲だったかもしれないスローペースが見え見えのメンバー構成だったからね上手くスローペースに持ち込んで一瞬はこの馬が勝つかと思ったけれどね
 しかし今回の桜花賞へ向けてのローテーションは厳しかったし、よく踏ん張った2着と言う見方で良いと思う次走のオークスは、少しゆとりを持ったローテーションで行けるからチャンスはあるね距離が延びるのはこの馬には好材料『オークス』は今回の『桜花賞』よりも色気を持って勝負できると思う

 3着にはエイシンリターンズが来た内の馬場が良かったのは幸いしたけれど、最後の直線は気を抜いてしまったようだ残念な内容だったねしかし、福永ジョッキーも初騎乗だっただけに、手探り状態だっただけに、仕方無い思いと勿体ない思いの両方があるだろうね
 しかし、レース振りは完璧だった折り合いに苦労しないし、馬群にも怯まないし『オークス』の舞台もこの馬には絶好だろう
 問題は増えてこない馬体重が心配

 4着にはショウリュウムーンが来た流石はチューリップ賞を勝つだけのことはあるね
 しかし馬群を捌けなかったのが残念だったねこの馬も闘争心に欠けるところがあるのが残念しかし、良い意味での遊びがあるし距離の延長も良いから『オークス』は楽しみな1頭
 勝ったアパパネには失礼だけれど、今回の2~3着馬の方が『オークス』に向けては楽しみだね

 5着にはアプリコットフィズが来たけれど、関西圏でのレースということも影響があったと思う
 今回の敗戦は残念だけれど、『オークス』が楽しみだね
 東京コースに対する適正はあるし、2,400Mの距離も良いだろうそれと今度はホームグラウンドで戦えるのは大きな利点馬体重は気になるけれど、どれだけバリバリと調教できるかだね調教内容によって、『オークス』ではこの馬を本命にするかどうか決めたいね

 僕の本命のコスモネモシンは、目の前にアパパネアプリコットフィズが居る絶好のポジションところが最後は全く伸びなかった馬体重が減っていたのがマイナス材料だねこの馬も関西圏への輸送がどうだったのかな本当ならもっと末脚の良い馬
 この馬も『オークス』は期待出来ると思う折り合いには不安が無いし、しかも今度はホームグラウンドしかし、馬体重は増えて欲しいね

 他に気になった馬としてシンメイフジは外枠が厳しかったねこのスローペースで高速タイムでの決着では外から差し切れない実際この馬も最後の3ハロンは33秒8で飛ばしてきているけれど、勝つには最後の3ハロンを32秒4で上がらないといけない計算になるこれでは去年のブエナビスタでも無理
 しかし、明らかに前走のフラワーCよりも状態は良かっただけに、次走の『オークス』は楽しみな1頭だね

今年の成績
 的中率 42戦 9勝33敗 的中率 21.4パーセント
 回収率 263,000円使用 回収222,290円 回収率84.5パーセント

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 どうも最近僕の予想も泥沼状態今週は比較的相性の良い皐月賞今週は結構自分でも期待しているけれど・・・とにかく頑張ります

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