中学生の時に原爆に関する映画を2本見ました。【原爆の子】と【ひろしま】。この日本の映画私の中で時には場面が重なってしまうことがあります。
今朝【ヒロシマ】についてNHKが紹介していました。自分が平和について考えるようになったきっかけの一つでもある映画として若いころ話したのですが、仲間の中にこの映画について知っている人はほとんどいませんでした。仲間のひとりがかすかに記憶していて、確か日教組がそんな映画を作った気がすると言っていました。
小学低学年の時新聞に連載された(朝日新聞?)永井隆博士の’この子らを残して’を母が読み聞かしてくれました。それを自分で読み返したのもこの頃でした。その挿絵も忘れられません。
映画【ひろしま】を見た後幾度も悪夢に悩まされました。ですから子どもに見せるのは酷という意見もあるかもしれません。それでも若い両親にぜひとも子供と一緒に見てほしいし、戦争とは何か、平和な社会とは特別なことではなく平凡に生きてゆける社会であるということを子どもと一緒に語り考えて欲しいと願います。平和な社会とは戦争がないということだけで成立しているわけではないけれど、戦争を知ることを足掛かりにして、平和な社会は何かを考えて欲しいと思います。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B2%E3%82%8D%E3%81%97%E3%81%BE_(%E6%98%A0%E7%94%BB)
敗戦後のドイツの科学者たちはソ連やアメリカからヘッドハンティングされて、ナチス動員としての裁きにはかけられなかったそうです。東西冷戦時の両国の軍事技術アップには彼らの働きがあったと。
今アジアその他で’ひろしま’が上映されているとNHK伝えていました。日本でもぜひ見てほしいです。丸木夫妻の原爆の図が決して架空のものではなかったと私は思っています。エキストラは被爆体験者だということでした。
先日、日本を訪問する外国人のよく行く場所として、伏見稲荷に次いで広島は2番目でした。核兵器のもたらす被害の甚大さを肌で感じてもらう大事な場所だと、おもいます。
広島と長崎に落とされたのに核爆弾は別の種類です。アメリカとドイツがお互いに開発競争していたさなか、完成したのを、有色人種の国で試してみたかったという、重たい現実があったことなどを思うと、心境を表す言葉がありません。