熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

部分練習

2008年08月20日 | チェロ
ほんの少し、朝晩気温が下ってきました。
人心地つきますね。
(今まで道を歩けば、お好み焼きになった気分でしたわ)

とろけた脳も、ちょっと固まりかけ。

いくら暑かったとはいえ、今までの漫然とした練習では、さっぱり前に進まない。
ではどうする?

今回と前回のレッスンの録音を丁寧にチェック。
自覚がないと言われております。
な~るほど、ありません。
10回くらい繰り返させられ、3回目が良かった、などと先生。
聴くと、ほんとに3回目が一番いいのですね、これが。
その音でもう一回とか言われて、ワケもわからず弾くワタシ。

3、4ポジションの音色、音のつながりに苦戦。
ウルフも出ます。
ガダ兄さんで先生がお手本を弾いて下さって、右手のコツを言われるのですが。。。
ウルフもこの程度なら、避けられますと。
でも、ウルフは出ても、そんなしっかりした音は即出るはずもなく。。。

音は取れるので、ぼちぼちヴィブラートへと思っていましたが、また左手に気を取られては右手は出遅れたまま。
右手のコントロールが先生の注意通り出来るまでがんばります。

ということで、実行したのはダメ出し満載の短いフレーズを弾いては録音。
弾いては録音。(サイレントでも)
そして、先生のガダ兄演奏と比較。

録音を頼らず、弾きながらチェックできればいいのですが、過大評価する傾向があります。
目いっぱい、滑らかに繋げているつもりなのに、1音、1音区切られていたり。
充分伸ばしたつもりでも、伸びていなかったり。

比較すると、いかにベタ塗りの平面的な音であるかが自覚できます。
強弱も差が少ない。
先生曰く、芯のない音、ボケた音、チャラい音(新しいボキャブラリー?)も頻発。

音が立ち上がってきて、生き生きと変化してこそ音楽というもの。
悲しいドシロウトの演奏は、園児の歌を連想させてくれます。
園児は可愛いから許してもらえるけど。

苦手フレーズの録音を繰り返して、変化を見るのも面白い。
気をつければ、少しずつよくなるものですねぇ。
良くなったと思ったら、翌日戻りますねぇ。
それを又、録音を聞き比べて良くしますねぇ。

良い時の、手の動き、指の重心、弓の状態、その他

身につくまで延々と繰り返してみます。