【注意】以下ノン・フィクション「ムンクを追え!」の感想・美術のこと・わき道だのを書いてます。美術・美術を盗む人間・それを追跡する人間、このようなことに興味のない人にとっては全く面白くないです可能性もあります。(←いつものアホ期待してる人へ)
粗筋:94年リレハンメルオリンピック開幕寸前のとき、ノルウェーのオスロ美術館から、名画ムンクの「叫び」が盗まれる。なぜか頼まれてもいないのに英国はスコットランドヤードの美術班、チャーリー・ヒルと言う変人たちが奪還の乗り出す。誰が盗んだのか?どうやって奪還したのか?
これがメインのストーリー。全てが実話。ところがどっかの誰かさんのブログのようにわき道に入りまくり。80年代辺りの名画盗難の歴史、奪還の歴史、あるいはムンクの人間像など、縦横無人にかけめぐる。ぶっちゃければ「叫び」奪還の話は全体の1/4程度だった。ここがこの本を楽しめるかの一番のポイント。そして俺はめちゃめちゃ面白かった。
これは題名に問題がある。
「ムンクを追え! 『叫び』奪還に賭けたロンドン警視庁美術特捜班の100日」エドワード・ドルニック
誤解を招く。
原題の方が嘘はない。
THE RESCUE ARTIST, A true story of Art, Thieves, And Hunt for a Missing Masterpiece
である。
副題は「美術、泥棒と失われた傑作奪還の真実の物語」まさにこの通りであって、「叫び」とは書いてない。ちなみにこのTHE RESCUE ARTISTというメインタイトルはなんとなくアートを救うぐらいにしか思ってなかった。しかし読んでいる内に、おかしいことに気がついた。アーティストをレスキューじゃない。レスキューするアーティスト。つまり主人公ヒル=名画奪還するアーティストという意味なんだ!と気づいた。しかしこれについては誰にも確認してないが。
てきとー感想など
・名画泥棒と言えばミッション・インポシブル的テクニックを想像するが現実は違う。誰でもできそう。「叫び」であれば美術館にはしごかけて窓破って侵入して盗んだだけ。他の手口も、ただ警備員に銃つきつける、普通に入場料払って入って、閉館までカーテンに隠れる。こんなんばっかりなのだ。現実はつまらん。
・名画に保険がかかってないことが多いそうだ。個人はまさか盗まれると思ってないとか、英国だと怒られるそうだ。絵買うのに金払った上にさらに保険料まで払うのかよ!と。また「叫び」クラスになると保険金が入っても、大事なお宝は戻ってこないといういい訳があるらしいが、著者も言うように、保険会社が血眼になって探すという利点もある。そして意外と保険料は安いそうだ。
・盗難美術品の裏マーケットはでかく、なんと5000億円ぐらいの市場らしい。現在行方不明の美術品はピカソ500点以上、ゴッホ43、レンブラント174もあるそうだ。ピカソやゴッホは多作だったので、それでもまだ見られるものも多いが。
・主人公ヒルはアメリカ、イギリスを行ったり来たり人生だったのでアメリカ英語・ブリティッシュ英語を完璧に使い分けられる。まだ読んでいない人の興をそがない程度に語れば、奪還する方法はずばり、「囮捜査」だ。日本では一部除いて違法だが、世界ではやりまくり。犯罪が摘発された方がいいとかという以前、囮捜査は面白いからどんどんやって欲しい。で、このヒルがなりすましたのが、なんとゲティ美術館の人間。
出た!ゲティ!美術界では泣く子も黙る、バブル期の日本人のように世界の名品を買いあさる空腹の狼のような美術館。アメリカLAにある。
ドケチの世界的金持ちジャン・ポール・ゲティと言えばご存知か?石油王だ。
俺が勝手に決めた「世界3大頭のおかしい大金持ち」それは
このJ・P・ゲティ
映画「アヴィエイター」で有名になったハワード・ヒューズ
ギリシアの海運王オナシス
オナシスも実は有名人。アメリカ人にはたぶん嫌われてる。なぜか。故ジョン・F・ケネディ大統領の未亡人にして、20世紀最大のセレブ中のセレブ、ジャクリーヌが再婚した相手だ。ジャクリーヌがやってきて、前妻との間の子達と遺産バトルが死ぬ前に始まったとっても楽しい修羅場ファミリーだ。そしてこの本でゲティのドケチぶりの説明で、広大な屋敷になぜか公衆電話。お客にただ電話使わせないため。相当前に読んだAristotle Onassisという伝記に同じエピソードが書いてあった。大金持ちのドケチは一緒か?その本は面白かったんだが、邦訳が出てるか不明。
で、そのヒルがなりすますために偽造身分証明書、偽名のクレジットカードまで作って完璧になりすました。バッグの中身も全てアメリカ製。徹底してる。
・なぜスコットランドヤード? この本には書いてないが、ロンドン警視庁のことをスコットランドヤードと言う。昔、スコットランドの王の別荘がここにあったからだ。警視庁を桜田門と言うよりも一般的。俺の記憶が確かなら、ここの表札(?)にもSCOTLAND YARDと書いてあった。
・盗難美術品を奪還するチャンスは、美術館か保険会社に買い戻しの連絡が入ったときが多いらしい。後は裏の情報網で誰が盗んだか調べたり。
美術を愛好する単なるアホの一人として、悲しい事実は、そして近年多くなっている事態は、昔はちょっとおまぬけな泥棒が多かった。しかし、マフィアが絡むことが多くなってきて、そうなるとこの美術品がドラッグの代金として別のマフィアに行く。それがまたどっかへ。こうなると当局もお手上げで、気づいたらウガンダの独裁者アミンの屋敷に実際にあったりしたそうだ。あいつはホントニ最悪だ。
・絵の真贋 これについては前に色々読んだ。好きなので。小説、ノンフィクション。メトロポリタンの元館長が書いた本(題名忘れたが面白かった)、キリストの聖骸布(偽物が出る)についてやら、最近だと北森鴻の旗師シリーズだとか黒川博行の文福茶釜やら… すまんが題名が出てこない。
で、真贋判定には、X線を当てて、絵の下地、下絵を見るとか、絵の具の科学判定やら、例えばフェルメールの時代にこの絵の具は使われてなかったとか。日本なら落款の真贋もある。
ところが、「叫び」では違う方法もあった。それは、落書きがあること、それからムンク自身が蝋燭を吹き消したとき、飛び散った蝋の形。ヒルが調べたところ、蝋の飛び方はひとつとして同じにならないそうだ。これはなるほど、と思った。
・名画の価格について。
この本には、抽象派の巨匠の作品が、60年代にはロールスロイス買える値段。90年代にはボーイング757と一緒になったと書いてある。確かにそうだ。象徴的出来事は、記憶にある方も多いであろう、同じ日本人として恥ずかしい、元大昭和製紙名誉会長斉藤了英がゴッホの「医師ガッシェの肖像」を126億円で落札した。それはいい。しかし、自分が死んだら、一緒に燃やしてくれと言ったときには、ぶっ飛ばしてやりたかった。行方不明になってたこの絵がなぜかアメリカに行ったが。
さて名画の価格ってどうなんろう?50億から100億の名品が世界あちこちにある。モナリザなんてどんな価格になるのか検討もつかない。また美術館がにぎって離さない物はオークションにはかからないので値段は分からない。モナリザだけが高価ではないぞ。ロゼッタ・ストーンなんていくらだ?絵じゃないけど。
バブルなのか?そうだったのは確かであろう。株のように買っておけば下がらないようなものだった。しかし、絵画は株とは違う。物の値段は需要と供給で決まる(はず)だが、絵画の場合どうだろう?株式の値段は強引に計算することは可能。なにしろ数字があるから。その企業が将来に渡ってもたらす配当を現在価値に直して計算してみたり、純資産から割り出してみたり。どれも適正ではないが、計算できないわけじゃない。しかし、絵画。これがもたらす感動を数字に置き換えることはできない。美術館が買って、それで入場料ががっぽり入るという計算は別だけど。バブルが中身のないものの価格が上昇することだとすれば、絵画の価格は常にバブルだとも言える。ゴッホが書いた絵が5万円でも誰も買わなかったことを考えれば、まさにバブル。そのゴッホの絵そのものは何も変わってないし。
需要で言えば、もちろん欲しい人間の数が増えるか、減るかはある。そして大金持ちたちの道楽が、違うものへと大きくシフトしていけば、美術品の価格は急落するだろう。心配ご無用。
「価格」が下がっても「価値」は下がりません。
そして個人コレクターがこぞって売り出せば、世界中の美術館が買ってくれます。すると、今まで見られなかったお宝が見られます。わーい!
という名画バブル崩壊を願うというよく分からない願望を秘めつつ、お開きです。長くてすみません。
追伸:絶賛してるのは俺だけじゃない。SUN SETさんのブログでは、「読みごたえあり」また、俺が忘れてた、「ムンクが絵をムチ打ってた」「本物の絵画を見た瞬間」のエピソードが書かれてた。またdaisyさんのブログ
では、英国MI6→スパイの変装→現実の変装という軽やかな流れで紹介してた。またコリアニメやつあたりでも「ヲモロイ」なぜか2冊買ったそうです。検索してみたら意外なほどこの本を読んだ人が多いことが判明。先日取り上げた「ダ・ヴィンチ・コード」が売れるより、この本が売れたことの方が嬉しい。なぜ?
粗筋:94年リレハンメルオリンピック開幕寸前のとき、ノルウェーのオスロ美術館から、名画ムンクの「叫び」が盗まれる。なぜか頼まれてもいないのに英国はスコットランドヤードの美術班、チャーリー・ヒルと言う変人たちが奪還の乗り出す。誰が盗んだのか?どうやって奪還したのか?
これがメインのストーリー。全てが実話。ところがどっかの誰かさんのブログのようにわき道に入りまくり。80年代辺りの名画盗難の歴史、奪還の歴史、あるいはムンクの人間像など、縦横無人にかけめぐる。ぶっちゃければ「叫び」奪還の話は全体の1/4程度だった。ここがこの本を楽しめるかの一番のポイント。そして俺はめちゃめちゃ面白かった。
これは題名に問題がある。
「ムンクを追え! 『叫び』奪還に賭けたロンドン警視庁美術特捜班の100日」エドワード・ドルニック
誤解を招く。
原題の方が嘘はない。
THE RESCUE ARTIST, A true story of Art, Thieves, And Hunt for a Missing Masterpiece
である。
副題は「美術、泥棒と失われた傑作奪還の真実の物語」まさにこの通りであって、「叫び」とは書いてない。ちなみにこのTHE RESCUE ARTISTというメインタイトルはなんとなくアートを救うぐらいにしか思ってなかった。しかし読んでいる内に、おかしいことに気がついた。アーティストをレスキューじゃない。レスキューするアーティスト。つまり主人公ヒル=名画奪還するアーティストという意味なんだ!と気づいた。しかしこれについては誰にも確認してないが。
てきとー感想など
・名画泥棒と言えばミッション・インポシブル的テクニックを想像するが現実は違う。誰でもできそう。「叫び」であれば美術館にはしごかけて窓破って侵入して盗んだだけ。他の手口も、ただ警備員に銃つきつける、普通に入場料払って入って、閉館までカーテンに隠れる。こんなんばっかりなのだ。現実はつまらん。
・名画に保険がかかってないことが多いそうだ。個人はまさか盗まれると思ってないとか、英国だと怒られるそうだ。絵買うのに金払った上にさらに保険料まで払うのかよ!と。また「叫び」クラスになると保険金が入っても、大事なお宝は戻ってこないといういい訳があるらしいが、著者も言うように、保険会社が血眼になって探すという利点もある。そして意外と保険料は安いそうだ。
・盗難美術品の裏マーケットはでかく、なんと5000億円ぐらいの市場らしい。現在行方不明の美術品はピカソ500点以上、ゴッホ43、レンブラント174もあるそうだ。ピカソやゴッホは多作だったので、それでもまだ見られるものも多いが。
・主人公ヒルはアメリカ、イギリスを行ったり来たり人生だったのでアメリカ英語・ブリティッシュ英語を完璧に使い分けられる。まだ読んでいない人の興をそがない程度に語れば、奪還する方法はずばり、「囮捜査」だ。日本では一部除いて違法だが、世界ではやりまくり。犯罪が摘発された方がいいとかという以前、囮捜査は面白いからどんどんやって欲しい。で、このヒルがなりすましたのが、なんとゲティ美術館の人間。
出た!ゲティ!美術界では泣く子も黙る、バブル期の日本人のように世界の名品を買いあさる空腹の狼のような美術館。アメリカLAにある。
ドケチの世界的金持ちジャン・ポール・ゲティと言えばご存知か?石油王だ。
俺が勝手に決めた「世界3大頭のおかしい大金持ち」それは
このJ・P・ゲティ
映画「アヴィエイター」で有名になったハワード・ヒューズ
ギリシアの海運王オナシス
オナシスも実は有名人。アメリカ人にはたぶん嫌われてる。なぜか。故ジョン・F・ケネディ大統領の未亡人にして、20世紀最大のセレブ中のセレブ、ジャクリーヌが再婚した相手だ。ジャクリーヌがやってきて、前妻との間の子達と遺産バトルが死ぬ前に始まったとっても楽しい修羅場ファミリーだ。そしてこの本でゲティのドケチぶりの説明で、広大な屋敷になぜか公衆電話。お客にただ電話使わせないため。相当前に読んだAristotle Onassisという伝記に同じエピソードが書いてあった。大金持ちのドケチは一緒か?その本は面白かったんだが、邦訳が出てるか不明。
で、そのヒルがなりすますために偽造身分証明書、偽名のクレジットカードまで作って完璧になりすました。バッグの中身も全てアメリカ製。徹底してる。
・なぜスコットランドヤード? この本には書いてないが、ロンドン警視庁のことをスコットランドヤードと言う。昔、スコットランドの王の別荘がここにあったからだ。警視庁を桜田門と言うよりも一般的。俺の記憶が確かなら、ここの表札(?)にもSCOTLAND YARDと書いてあった。
・盗難美術品を奪還するチャンスは、美術館か保険会社に買い戻しの連絡が入ったときが多いらしい。後は裏の情報網で誰が盗んだか調べたり。
美術を愛好する単なるアホの一人として、悲しい事実は、そして近年多くなっている事態は、昔はちょっとおまぬけな泥棒が多かった。しかし、マフィアが絡むことが多くなってきて、そうなるとこの美術品がドラッグの代金として別のマフィアに行く。それがまたどっかへ。こうなると当局もお手上げで、気づいたらウガンダの独裁者アミンの屋敷に実際にあったりしたそうだ。あいつはホントニ最悪だ。
・絵の真贋 これについては前に色々読んだ。好きなので。小説、ノンフィクション。メトロポリタンの元館長が書いた本(題名忘れたが面白かった)、キリストの聖骸布(偽物が出る)についてやら、最近だと北森鴻の旗師シリーズだとか黒川博行の文福茶釜やら… すまんが題名が出てこない。
で、真贋判定には、X線を当てて、絵の下地、下絵を見るとか、絵の具の科学判定やら、例えばフェルメールの時代にこの絵の具は使われてなかったとか。日本なら落款の真贋もある。
ところが、「叫び」では違う方法もあった。それは、落書きがあること、それからムンク自身が蝋燭を吹き消したとき、飛び散った蝋の形。ヒルが調べたところ、蝋の飛び方はひとつとして同じにならないそうだ。これはなるほど、と思った。
・名画の価格について。
この本には、抽象派の巨匠の作品が、60年代にはロールスロイス買える値段。90年代にはボーイング757と一緒になったと書いてある。確かにそうだ。象徴的出来事は、記憶にある方も多いであろう、同じ日本人として恥ずかしい、元大昭和製紙名誉会長斉藤了英がゴッホの「医師ガッシェの肖像」を126億円で落札した。それはいい。しかし、自分が死んだら、一緒に燃やしてくれと言ったときには、ぶっ飛ばしてやりたかった。行方不明になってたこの絵がなぜかアメリカに行ったが。
さて名画の価格ってどうなんろう?50億から100億の名品が世界あちこちにある。モナリザなんてどんな価格になるのか検討もつかない。また美術館がにぎって離さない物はオークションにはかからないので値段は分からない。モナリザだけが高価ではないぞ。ロゼッタ・ストーンなんていくらだ?絵じゃないけど。
バブルなのか?そうだったのは確かであろう。株のように買っておけば下がらないようなものだった。しかし、絵画は株とは違う。物の値段は需要と供給で決まる(はず)だが、絵画の場合どうだろう?株式の値段は強引に計算することは可能。なにしろ数字があるから。その企業が将来に渡ってもたらす配当を現在価値に直して計算してみたり、純資産から割り出してみたり。どれも適正ではないが、計算できないわけじゃない。しかし、絵画。これがもたらす感動を数字に置き換えることはできない。美術館が買って、それで入場料ががっぽり入るという計算は別だけど。バブルが中身のないものの価格が上昇することだとすれば、絵画の価格は常にバブルだとも言える。ゴッホが書いた絵が5万円でも誰も買わなかったことを考えれば、まさにバブル。そのゴッホの絵そのものは何も変わってないし。
需要で言えば、もちろん欲しい人間の数が増えるか、減るかはある。そして大金持ちたちの道楽が、違うものへと大きくシフトしていけば、美術品の価格は急落するだろう。心配ご無用。
「価格」が下がっても「価値」は下がりません。
そして個人コレクターがこぞって売り出せば、世界中の美術館が買ってくれます。すると、今まで見られなかったお宝が見られます。わーい!
という名画バブル崩壊を願うというよく分からない願望を秘めつつ、お開きです。長くてすみません。
追伸:絶賛してるのは俺だけじゃない。SUN SETさんのブログでは、「読みごたえあり」また、俺が忘れてた、「ムンクが絵をムチ打ってた」「本物の絵画を見た瞬間」のエピソードが書かれてた。またdaisyさんのブログ
では、英国MI6→スパイの変装→現実の変装という軽やかな流れで紹介してた。またコリアニメやつあたりでも「ヲモロイ」なぜか2冊買ったそうです。検索してみたら意外なほどこの本を読んだ人が多いことが判明。先日取り上げた「ダ・ヴィンチ・コード」が売れるより、この本が売れたことの方が嬉しい。なぜ?
タイトルの原題の考察とスコットランドヤードの件、ふむふむいいながら読ませていただきました。
邦題と内容はご指摘の通りちょっとかけ離れていますよね。
おもしろかったけれど、ちょっとだまされたようにかんじてしまいました。
でも、原題を見て納得です。
ノルウェーとスコットランドはそんな関係もあったのですね。
思慮が深まりました。ありがとうございます。
コメントつけないでまるでスパムのようなトラックバックを送ってしまった… と肩を落としていたんですが、自分がコメントをつけてた!と確認して驚いてしまいました。今日昼間に悲しい出来事があったため、おかしくなってるかもしれません。
原題納得でなによりです!ただしスコットランドとノルウェーは特に関係がない気がしますが… ま、気にしない(笑)
この本ほんと面白いです。
面白かったですね!とは言うもののここは98%アホブログでございます。それもお好きならまたお越し下さい。TBありがとうございました。
読んでみると凄いですね。すごいでなくて凄いです。僕にはこんなに文章をまとめる能力はありませんw
読書感想文に苦戦してますからねw
見習いたいです。
この本、面白いっすよねぇ。
間違いなく誰かが、この本の映画化権を取るべく動いているはずですが、実際に映画になった時にどれだけのモノが出来るか想像すると・・・・この本の面白さがわかろうと言うものです。つまり、この本の話って実は「大して盛り上がらない」のが面白いんですよね。そのショボさが異様にリアルな本です。
あ、そうそう、ハワード・ヒューズも相当にタガの外れた人ですが、グリフィスもジャック・タチもコッポラも負けないぐらいタガが外れておりますよ。ジャック・タチの「プレイタイム」を観る度に「金のある人は何するかわからん」と思います。
長文、失礼しました。
オチがなくてすいません(笑)一見読書感想文に見えるんですが、ほとんど脱線でした。見習わない方がベターよ。
★daisyvisionsナカタニさま、
無断のご紹介失礼しました。映画が実に「ショボ」く「リアル」にしてくれることを期待しちゃいますね(笑)ほんとにおっしゃる通りです。
ジャック・タチは知らなかったです。サーチしちゃいました。3人とも映画人ですね。「プレイタイム」ぜひ見たいです。情報ありがとうございます。
アホブログですが、またよろしければ。
私も読みました。
一般の美術品の盗難に関するところや、
囮捜査に関する緊迫感のあるところなど、面白かったです。
この本を読んだという知り合いがあまりいないので、仲間ですね
ムンク以外の盗難も面白かったですよね。囮捜査の辺りがつまらなかったという意見もあるんですが、私は面白かったです。
基本的にはアホブログなんですが、よろしければまた遊びに来てください。そちらにもお邪魔致します。(さっき書評は読みました)