頭の中は魑魅魍魎

いつの間にやらブックレビューばかり

『ロスト・アイデンティティ』クラム・ラーマン

2022-06-18 | books
ジェイは、パキスタン系でロンドンでドラッグの売人をしている。イスラム教徒とキリスト教徒の対立に巻き込まれ、金を失いドラッグの総元締に迫られる。すると、MI5からリクルートされ、テロ組織に潜入するよう言われる。

なかなか面白かった。作者自身がパキスタン系で、これがリアルロンドンの人種、宗教対立なのかと、ヒリヒリしながら読んだ。あっと驚く展開も良かった。特になぜジェイが選ばれたのかが分かったときが。

 

今日の一曲

The Whoで、"Baba O'Riley"



では、また。




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2 コメント

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ありがとうございます。 (能田優)
2022-09-30 23:18:43
『ロスト・アイデンティティ』の翻訳を担当しました能田優と申します。本書への感想、ありがとうございました。こうして発信していただけるのは本当に嬉しいです。おかげさまで11月に続編が刊行されることとなりました。よろしければまたお読みになってください。
ありがとうございました!
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Unknown (ふる)
2022-10-01 14:28:10
>能田優さん、

こんな辺境ブログにまでいらっしゃって、ありがとうございます。

新刊楽しみにしています。

(個人的には、もっと英国のミステリーが翻訳されるといいなーと思っています)
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