福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

雷鳴

2012-04-18 06:40:15 | 日記
天気予報どおり雷鳴!!
短時間・・ということだったので、待てばいい・・と。

時間をはかりながら、ラウンジの準備をする。
久~~しぶりに花壇手入れをしているという携帯も入り、あとは、目のご不自由なかたをお迎えに行くだけ・・。
あいにく、頼りになるみなさんは、風邪や、お出かけやらで、お休み。
お留守番が80歳さんだけになってしまう。
申し訳ない思いで、いたしかたなく、花壇手入れ中の年若い友人をラウンジに招く。

「今からお迎えに行くから、出かける準備をしていてね」と目の不自由さんに携帯で、伝えると「いいわよ・・」と、遠慮がちな言葉はなく、「そ~お!!」と、声に張り。
うふッ。
出かける。
お迎えの帰り道には、もう、空模様が怪しい。
目がご不自由なので、余計な心配はかけないようにと、雲行きの怪しさをはかりながらも、振り出す前までには、なんとかラウンジに着きたいと、西の空を見ながら、足早になる。

スーパーの前で、80歳さんの娘さんに出会う。
とにかく、おむすびと煮物がどっさり、届いているので、ラウンジに誘う。
いくぶん、いやいやだったかもしれない。
でも、後ろについて来てくださる。
ラウンジに着く。
娘さんが突然みえたので、80歳さんが、かすかな戸惑いの表情。
ここが、なかなか難しいところ。
子どもさんの前では、親の顔をしないといけない。

すぐ花壇手入れに戻る友人と、空模様に落ち着かない風情の娘さんが入れ替わる。
でも、目がご不自由さんは、うれしげ。
娘さんも洗濯物を心配して、じきにお帰りになる。

の~~んびり、目のご不自由さんが行ってみたというデイサービスの話を聞いていると、真っ黒な空に雷鳴が鳴り響く。
デイに行くより「ここが、いいわ」と言ってくださる。
お出かけのメンバーも戻り、抱える悩みごとを吐き出すように話す。
みなさん、温かく受け止めて、柔らかい応答。

予報どおり雷は、じきに過ぎる。
時間もきて、目のご不自由さんを送る。
雨上がりの後なので、空気も澄み、葉桜の風情や、花壇の花が咲き乱れる帰り道となって、心楽しい。
小鳥も鳴く。
新緑の芽吹き。

道々、「人の心模様は、空模様と同じ」と、福祉亭で教えられたことをお話すると
「そうね。ほんとにそう。あなたはえらいわね」と、ほめられてしまう!!
ワタシより、ず~~と、お姉さんなのにね。
えらいのは、福祉亭に集う人たち。
教しわったことを、伝えているだけ。
コメント
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