福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

また会う日まで

2012-04-05 08:17:42 | 日記
三河島事件って、覚えていらっしゃいますか?
昨年その50回忌の法要がありました。
50年前の話。
その時、ご主人と義理のお兄さんを亡くされたかたが、大腿骨を骨折された。
前日、携帯がはいり、転んで痛いと。
娘さんがみえることになっているというので、安心。

昨日、講座のうちあわせの後、みなさんと食事。
娘さんがふっと、目の前に。
骨折したと。
振り返ると、ずっと、離れたところに、具合の悪い様子で、おられるのが見えた。
こちらの話が途切れず、目で、様子を確認。
話が長い。
それぞれ、思いがある。
時間とともに、幾分の疲れも。
時計をみると、1時30分。
3時間半、すっと、議論。
そろそろ切り上げようと、「それでは、よろしくお願いします」と切り出す。

やっと、骨折されたかたのそばに。
車いす。
今から、離れたところの病院に行くと。
透析もされているので、それができる病院ということになったとか。
手をにぎる。
会えてよかった。
もうお一人のお顔見知りにも、挨拶したいと。
車いすを動かす。
「また、会う日まで」とご挨拶された。

これは、いつも、いつも、福祉亭を出られる時に、口ぐせのように、言っておられた挨拶。
でも、周囲の普段どおりの騒がしさの中、その言葉が、今回は、胸をうつ。

「車いすに座れるところまでにはなります」と、お話があったと、夜になって連絡がきた。
そうか、もう、自立歩行は、かなわないのか・・と。
小さなカートを押しながらお帰りになる姿を、何度見送ったことか。


コメント
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