フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

今日は終戦の日、身内の戦争悲話は?/首相の長い夏休みと野党の再編

2020-08-15 13:45:46 | 日記

    今日は「終戦の日」。8月6日の「広島 原爆の日」から始まり、9日の「長崎 原爆の日」そして15日の「終戦の日」と続くこの期間は第二次世界大戦の惨禍を2度と繰り返すまいと、国民挙げて”大戦の総括”をして来た。
    私は昭和19年8月、つまり終戦の1年前に生まれたので、勿論戦時中のことや終戦直後のことは知らない。母は、空襲警報が鳴ると警察官をしていた父が家を飛び出していくので、乳飲み子の私を粗末な防空壕の中に置いて自分は畳の上で死んだ方がマシだと家の中で空襲をやり過ごした、と言うくらいであった。
    一方父は全く戦争について子供(兄弟4人)に話したことがない。母から聞いた話では、警察官をしていたが兵役に志願して満州に出兵、背後から敵に撃たれて貫通創を負ったものの一命を取り止め、国内の警察官の警備が手薄になったので国内警備に戻されたという。家のアルバムに勲章をいっぱい着けた軍服姿の父と母の親子3人での記念写真があった。荒涼たる満州の光景や壕から身を乗り出して銃撃をしている日本兵の写真とか、満州の女優さんらしいブロマイドなども一緒に貼ってあった。また、小さいころから無鉄砲だったという父の次弟は特攻隊に志願し、太平洋上で撃ち落とされて豪州軍の捕虜となったものの、日本では考えられない厚遇を受けて終戦を迎えたそうだ。
    結局、両親や祖父母・叔父叔母、年長の従兄など身内親戚で戦争死者は一人もおらず、生々しい戦争の話は知らないのである。


     猛暑が続いている。安倍首相も人の子、この暑さの中で長い夏休みを取っているようだ。新型コロナ対策や経済再興等休んでいる暇はないという野党からの国会召集要求にも拘わらず、だんまり休みを決め込んでいる。せっかく批判の多かったアベノマスクを諦めて人並みのサイズのマスクに換えたというのに。先の広島と長崎の 原爆の日における首相メッセージはほとんどコピペ(丸写し)との嘲笑を浴びるところには健在感を示した。
    一方の野党側の方は、立憲民主党と国民民主党の両民主党の再編成が熱を帯びている。またまたここでも小沢某氏が政界再編の目になっているようだ。どうか、安倍独裁政権の独走だけは止められる勢力になって欲しいと願うものである。


   

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続く猛暑、マスクはいつまで?/やっぱり夏は高校野球!

2020-08-12 12:36:40 | 日記

    厳しい暑さが続いている。例年より梅雨明けが遅く、体がまだ慣れていないためか? そうではなさそうだ。昨日(11日)は群馬、埼玉などで40℃を越えたというし、東京・八王子市でも39℃越えになったそうだ。天気予報は言う、「体温より高い気温に」。今日も外へ出たら、「肌を刺すような陽の暑さ」。
    夜中も室温は下がらないが、クーラーをつけっぱなしで眠るのは体に良くないという固定観念があって、1時間のタイマーで扇風機を回して寝るか、昨夜はガラス戸を開け放して網戸に体を摺り寄せるようにして寝た。
    昼の外出はいつもの夏とは違い、マスク着用だからこれは辛い。人通りがまばらな所を歩くのでも、マスクを着用していないと通りがかりの歩行者からイヤな目で見られそうでマスクを外せない。ただ、時には鼻から空気を吸えるようにマスクをちょっと下げることはよくやっている。現在の日々のコロナ感染者数を見ていると、夏の間にマスクが不要になることは考えられない。冬のインフルエンザ予防の時季までマスクを続けることになりそうである。


   いつもならこの時季は「夏の甲子園」で日本列島が沸いているところだろう。コロナ禍で大会は中止になってしまったが、それに代わって「春の選抜」のまぼろしの代表チームによる『甲子園高校野球交流会』が⒑日に始まった。全チーム1試合だけのイベントだが報道の方は大会並みに熱を帯びている。
    一方で各都道府県高野連が主催する形で「高校野球独自大会」が全国で繰り広げられている。こうして今、日本列島は高校野球で沸いている。
    またプロ野球も大リーグもコロナ下の無観客試合などの異例な形ではあるが熱戦を展開しており、かくて購読している新聞は野球に4ページを割いての野球報道になっているのだ。


  

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改めて観たアニメ映画「この世界の片隅で」/大リーグの大谷ピンチに

2020-08-10 11:46:41 | 日記

    昨夜(9日)、広島への原爆投下を含めた第二次大戦末期が舞台のアニメ『この世界の片隅で』を観た。このアニメは一昨年(2018年)の市の戦没者追悼式での上映会で観ているのだが、2年前に観たばかりなのに、場面の7~8割は覚えていないという体たらくであった。
    記憶力が相当落ちていることは自分でも分かっているが、これほどとは思わなかった。いやいや、昨日ばかりではない。今、毎週土曜にテレビのBS放送で「男はつらいよ」シリーズを放映しているが、私は市の芸術文化センターでの名作映写会を含めて寅さんシリーズの全作を観ているはずなのに、このテレビ・シリーズで改めて観ると覚えているシーンは実に断片的なのである。もう自己嫌悪に陥る。
    話は本題に戻して、物語は広島市からほど近い軍港の町呉に嫁いできた新婚の女性を中心として、当時はごく普通の家庭での出来事を通して戦争の悲惨さを抑制したトーンで訴えたものである。心に沁みる作品だ。親を亡くした兄妹を通してやはり戦争の不条理を描いた野坂昭如原作のアニメ映画「火垂るの墓」にも通じる名作だと思う。


   日本のプロ野球には全く興味をなくした私にとって野球での一番の関心は大リーグの大谷翔平選手。スケールの大きさで活躍が期待され、期待通りの投手・打者の二刀流でデビューしてリーグMVPにも輝いた。が、投手の生命線である肘の故障で手術をし、リハビリ後の今シーズンに注目が集まっているが今のところ芳しくない。どうもまだ右腕に不安があるようだ。打者として昨日までホームラン3本を打っているものの打率的には2割に満たず、ファンの私が贔屓目で見ても合格点からはほど遠い。今年の大リーグはコロナ禍で試合数が半分になるといい、目を見張るような挽回は不可能か。


  

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「Go To」と「遠出・帰省の自粛」のマッチ&ポンプ/登山家野口健さんに光を与え人生を変えた一冊とは/中東レバノンの大爆発事故

2020-08-09 10:05:15 | 日記

   例年なら今はお盆休暇の帰省ラッシュのまっ最中である。ところが今年は新型コロナで大混乱だ。感染拡大がまだ収まり切らない中で、経済回復に前のめりになって政府は「Go To キャンペーン」を発したが、案の定感染者が急増に転じた。政府は振り上げた旗を降ろせず、一方あちこちの都府県知事は「遠出・帰省の自粛要請」を発するという、国民・市民はマッチとポンプの板挟みである。我が家では毎年正月には集まっているがお盆は特に慣例はないし、Go Toは東京発着が対象外なので余り考えることなく”ポンプ”を選択、となる。


   現在世界的な登山家として活躍している野口健さんが、グレて高校を停学中に出遭った一冊の本に「光に見えた」と感動し、その日から人生が変わったという。それが『青春を山に賭けて』という本で、世界的な登山家の大先輩であり、冒険家でもあった植村直己の著である。
   今朝(9日)の朝日新聞の「私の一冊」というコラムに載っていた。山が好きで登山家を目指していたわけではない。勉強はできないし、喧嘩っ早い完全な落ちこぼれだったのがふらりと立ち寄った本屋で偶然に手にした一冊が人生を大きく変えて、立派に植村さんの跡を継ぐ存在になった。植村直己はご承知のように日本人初のエベレスト登頂者であり、世界初の5大陸最高峰登頂達成者であり、犬ぞりだけで世界で初めて北極点に達した冒険家であり、そして国民栄誉賞を受賞した英雄である。
    その一冊の本の中にいる植村さんは決してスーパースターではなく、普通の人というかむしろカッコ悪い存在であった。そんな植村さんに「今はダメでもコツコツ重ねたら僕にも・・」という気持ちを起こさせ、山に登ったこともない人生がその日から変わった、と現代のスーパー・アルピニストが語っている。


    先日、中東の国レバノンの首都ベイルートで大規模な爆発事故が発生したと大きく報じられた。死者は少なくても150人、負傷者は5千人以上になるという。爆発の被害範囲は首都の半分にも及ぶと言われ、30万人が住居を破壊されたそうだ。
    爆発したのは硝酸アンモニウム(硝安)で、政府により没収された約2750トンもの量が港の倉庫に無造作に保管されていたという。硝安の2大用途は農薬と爆薬である。原料がそのまま爆薬になってしまったわけだが、危険予知の無さやこれほどのずさんな保管・管理に首をかしげる。その後政府の怠慢を非難する市民のデモが暴動化しているとも伝えられる。

 

 

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秋が忍び寄る?神代植物園

2020-08-08 14:24:42 | 日記

 

    久しぶりに歩いてブログにアップした前回から半月、今日(8日)の神代植物園では部分的には「もう秋が近づいた?」かと思わせるような光景に遭う。
   寝汗を洗い流してさっぱりしようと市民プールに駆け付けたが、土曜朝のプールはコロナ感染拡大下にあっても一杯の盛況。入場規制内ではあったがゆったり泳げないので、神代植物園の方へ先に行った。こちらは開園直後であったためか土曜日にもかかわらずガラガラで、寂しいくらいである。深大寺口から入ると10mほど前に歩く人、いで立ちはハイキング姿で本格的なカメラと三脚を携えてわき目も振らずに「カエデ園」方向に向かっていた。目的場所に着くと三脚を立て、カメラを据える。そこには部分的だがカエデの葉が真っ赤に染まっていた。探して見つけたものではない。仲間か誰かに聞いたのだろう、開門と同時に入園して真っすぐにそこに駆け付けたのだ。まあとにかく、私も紅葉を撮ったが如何せんスマホのバカチョンだ。説明を加えないと何の写真かわからない代物をアップすることになった。(写真上段左)

    その後ぶらついていたらミヤギノハギ(上段右)の花が目に入った。その辺りは「秋の七草」が集まっている所で、続いてキキョウ(下段左)とオミナエシ(下段右)を見つけたが、フジバカマやナデシコはまだ見当たらなかった。
    今年は梅雨が明けるのが遅く、しかもまだ8月上旬。秋の兆しと言うには早すぎよう。セミの鳴き声もまだ弱弱しく、ツクツクボウシどころかミンミンゼミすら林間に染み入るほど繁くはない。季節もコロナ禍に侵されているかの様だ。  

     

  

 ついでに盛夏の写真も。順にハクチョウソウ、カシワバアジサイ、モミジアオイ、ハス。
    前回ハスはみな蕾であったが、満開状態になっていた。カシワバアジサイは正真正銘アジサイの仲間だが、真っ白な房状でとてもアジサイには見えない。北米の原産という。ハクチョウソウの名は白鳥が飛んでいる優雅な姿に由来する。

  

  

 

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