前号は映画関連記事ばかりになったが、今回はスポーツ記事の特集になった。
昨日・今日の最大の話題は女子水泳の池江璃花子選手の白血病公表の衝撃であろうか。今朝(⒔日)新聞を読み終えてリビングのテレビを覗いたら妻がチャンネルをあちこち回していたが、軒並みその話題が報じられていた。池江選手は来年の東京オリンピックのマスコットガール的な人気と期待の選手であるが、その五輪出場すら危ぶまれる状況が昨日の自身のツイッターで知らされた訳である。話題は池江選手が日本水泳陣の押しも押されぬトップアスリートであること、昨年アジア大会での5個の金メダルを獲得したこと等から東京五輪への期待が高まっていたことなどとともに「白血病とは何か?」という解説や同病に罹ったことのある他のアスリートの紹介、周囲の激励の声などに広がっている。
米国アナハイムで開かれていたフィギュアスケート四大陸選手権で宇野昌磨選手と紀平梨花選手が男・女で優勝した。ともに初日4位、5位からの大逆転での優勝であった。男子は羽生結弦選手が故障で欠場している中ではあったが、宇野選手はフリーでは今季から改正されたルールでの世界最高得点で逆転して主要国際大会で初めての優勝。紀平選手はシニアの大会に今季デビューしてグランプリ・シリーズなど国際大会では5戦5勝となった。頼もしい日本若手の選手たちである。
スキー・ジャンプ女子の高梨沙羅選手が今季初となる久しぶりのW杯優勝。通算56勝でW杯の歴代最多記録を更新した。絶対女王的存在が昨季からずっと不振が続いており苦しみ抜いていたが、最近3位、2位と復調の兆しが見えていた。これで精神的にも吹っ切れて女王の座を取り戻すのではなかろうか、と期待が高まる。
スピードスケートの小平奈緒選手が500メートルで3シ―ズンぶりに敗れて2位となり、国内外の大会での連勝は37で止まった、と新聞に載っていた。この人は負けることが大ニュースになるほどの常勝女王なのである。優勝した昨年の平昌冬期オリンピックでは、好敵手である韓国選手との美しい友情の姿が未だに目に浮かぶ。関係者の間では”連勝の重課”から解放されて、逆に脱皮する小平選手に期待がかかるとする声がある。まだまだ楽しみが続きそうだ。
テニス4大大会の全米、全豪と連勝し、世界ランキング1位に躍り出た大坂なおみ選手がバイン・コーチを解任することを明らかにした。全米でメジャー初優勝した時にはこのコーチあってこそ、と多くの人から思われ、世界テニス協会からも年間最優秀コーチ賞に選ばれたのに何があったのか。大坂選手、バイン・コーチ双方とも相手を称賛してのコメントを出しているが、テニスの事情通の話では全豪大会中には違和感が生じていたという。大坂選手の進撃はつづくのであろうか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます