陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

十月の朝焼け

2020年10月11日 | slow life

十月に入って
すっかり朝は昏いし夜も早くなった。
私の起床時間、平日は午前五時である。
この時間、カーテンを開けても外は暗い。

しばらくして日の出の時間となるのだが
この日、暁の空がちょっと不気味であった。
手を止めて思わずパチリ。ガラケーで撮る。
遅れて来た頑固者も、今春、やっとスマホに
機種変更をしたのであるが、どうもこのスマホは
撮った写真のサイズ変更ができないらしく
今でもガラケーのカメラで撮っている。

秋は雲の変幻を見るのも楽しみな季節である。

朝寒のあかときを発つ一番機
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十月の読書 ひとりで生きていく

2020年10月10日 | slow culture

最近、芸人兼ソロキャンプYouTuber
として再脚光を浴びているヒロシの著作だ。

小さい頃から集団の中で生きてゆくことに
息苦しさを覚えていた作者が示す
「ひとりぼっち」論といえば大げさか?

コンセプトは彼自身が語っている。
「ひとりで生きる。それは旅をするように
日々生きるということ。」

どちらかと云うと、私も集団の中にいることに
ある種の息苦しさを覚えるタイプだけに
興味を持って読んでみた。

チャプターの見出しを追ってみる。
第一章 人間関係は流動的なものと考える
とあって、出だしは
1.昨日の友でも今日は他人
から始まり
2.強くつながった人間関係を信じることは危険
3.二度と会うことのない人でも丁寧に接する
4.できないならば中途半端に群れない
5.気が合うことより共通の話題があることが大切
6.他人に勝手に期待しない

なかなか示唆に富んだ見解もあるし
ちょっと浅はかかなと思う部分もあるが
ヒロシの生き様も解って興味深かった。
それにすらっと読めるところもいい。

人間は独りでは生きられない。けれど
人間は所詮、最後はひとりぼっちなのだ
ということを自覚して生きてゆくのも
何となく流されて生きていくよりかは
いいかもしれない。

■ひとりで生きていく ヒロシ
2019年11月13日 初版 廣済堂出版



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街の面白看板 風俗の虚と実

2020年10月08日 | slow culture

久しぶりの雨の日。北野病院へ。
定期診察の日である。病院入口でまず検温。
「35度7分です。」「えっ!えらい低いな。」

朝一番の予約だったので、表示を見てすぐ中待合へ。
「241番の方、3診へお入りください。」
3診へ入り先生に挨拶。若くて感じのいい先生だ。
「問題ないですね。」と診察は三分で終了。
「では次回は3か月後にしましょう。」
予約票をもらって会計へ。自動会計機で
支払いを済ませる。220円だった。
こんな大病院で診てもらってわずか220円とは。
命が助かるのなら何百万でも惜しくない
と云う人もいるだろうと思うと、なんか
申し訳ないような気持ちになった。
しかし大病院は相変わらず人が多い。

帰路は東通り商店街を抜ける。まだ午前中
だというのに風俗店の看板が灯っていた。
しかし歓楽街を抜けたところに病院がある。
というのはなかなかにシニカルである。

さて、風俗業もコロナの影響をまともに受けている。
聞くところによると風俗業は休業給付金の対象には
ならないらしい。ちゃんと許可を取って営業して
いても給付金を受けられないとは。

とある新聞に風俗嬢たちの告白が載っていたが
DV、虐待、親の離婚など訳アリの人が多い。
みな何らかの傷を負っているだ。

看板の裏にある悲しい現実。
「人生とは崩壊へのプロセスである。」
わが敬愛するフィッツジェラルドはそう言った。
虚と実。露の世とは所詮虚構の世界なのか?
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納豆あれこれ

2020年10月07日 | slow gourmet

納豆を食べられる人とそうでない人。
関西人には苦手をいう人もいる。
我が家ではみんな納豆を食べる。

しかし現代は食品の匂いがない時代である。
納豆と芋焼酎も昔に比べると明らかに匂いはない。
現代人は特有の匂いを嫌うようである。
トマトやキュウリなんか昔は特有の匂いが
あったものである。

はてさて?
スーパーの棚には色んな納豆が並んでいる。
健康志向の食品は今や花盛りだ。
ん?牛若納豆とあった。
納豆も豆腐と同じく色々パッケージに
デザインが施されるようになった。
どうやら京都の会社の納豆のようである。
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食いしん忘備録 きんつば

2020年10月05日 | slow gourmet

九月下旬、年一回の人間ドックに中之島へ。

毎年のことで毎年のメニューであるが
今年はコロナの影響で肺活量を計る検査が
メニューから消えた。おおよその数値は
そんなに変化ない。しかし身長が少し
伸びていた。あれれ?
この歳になって伸びるの?って感じである。
おそらく姿勢が良くなったからではないか?
それしか思いつかない。

さて、毎年の憂鬱な検査が胃カメラである。
麻酔なしはかなりのストレス。しかし
今年の医師は去年と比べてマシであった。
何とか耐えることができ無事終了。

人間ドックを終えて中之島から梅田まで歩く。
途中、出入橋のきんつば屋できんつばを買った。
朝から何も食べてないので甘い物も食べたい。
さっきカメラを突っ込まれた胃がそう言っていた。
ここのきんつばは初めて買ったがとても小ぶり。
この大きさにしてはそこそこのお値段である。
甘さのほどよい大人のきんつばであった。

■出入橋きんつば屋
大阪市北区堂島3-4-10
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柘榴生る

2020年10月03日 | slow life

駅近のお寺の柘榴が実をつけている。
この柘榴は誰も採る人がないようで
又、鳥たちも啄まないのか、毎年
樹に生ったまま朽ちていってしまう。
あまり甘くないので食べられないのかな?

少年時代はよく生っている柘榴を捥いで
食べたものであった。種ばかりで
あまり食べる所はなかった気がするが
それでもあの甘酸っぱい味は今でも
舌に当時の記憶として遺っている。

その柘榴を見つつ、芦屋の句会へ。
句会は想像を超えて沢山の人であった。
あの九月の四連休からあきらかに人の流れが
変わった影響なのだろうか。前回の倍以上の
参加者であった。一時間前に入っても
もうバスでいう補助席しか空いていなかった。
仕方ないなと思っていると、披講のY子さんが
ここに来なさいと声を掛けていただいた。
師の並びの席でちょっと逡巡したが
せっかくなので甘えることに。
しかしこの会場でこの人数はやや心配ではあるが
公的な会場も10月より通常の収容となっているので
まあいいかな?ただしマスクは必須である。

この日は嬉しいことがあった。
この館で募集していた俳磚が結構成約したのだ。
私が提案してリーフレットのコピーを創って
そして折り込みとして配布しましょうと提案した
案件であったので、早速効果があってほっとした。
やはりニーズはあるのだ。PRはタッチポイントを
しっかり設定して提案型の訴求をすれば、まだまだ
十分ニーズの掘り起こしが可能であることが実証された。
高額なものであるだけにプレステージも大事である。
そこをセンス良く訴求なければならない。
富裕層マーケティングの手法がいきたケースだ。
この日の句会に出句した吾が句が、もうひとつ
自分では消化不良の作品であっただけに
一入嬉しい報せであった。
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幸せ昼ごはん 姫路食堂

2020年10月02日 | slow gourmet

久しぶりに姫路に行きました。
午前中は飾磨の工場街へ。この辺りは鉄鋼の街。
山陽電車網干線沿線には高炉、電炉メーカーが
沢山あります。午後からは姫路市内中心部へ。
姫路の三信金さんを廻ってきました。
京都も姫路もそうですが、歴史のある町は
信用金庫さんがしっかり根を張っています。

この日は空が抜けるほどの秋晴れ。秋天だ。
こんな日は仕事なんかほっぽり出して
書写山なんかに行きたい気分ではあったが。

さて、今日の姫路ごはん。
あまり時間もなかったので山陽姫路駅近くの
姫路食堂へ。この日はおそらく一万歩以上は
歩くので、カロリー系のミックスフライ定食に。
まこと所謂ボリーミーな定食でありました。
味噌汁もちゃんと出汁の味がして良かでした。

■姫路食堂
姫路市南町5 モルティひめじ


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十五夜の月

2020年10月01日 | slow life

今年は十月一日が仲秋の名月となった。
例年よりかなり遅い十五夜である。
閏月(うるうづき)が入ったためである。
確か四月が二回続いたと思う。
十月になってからの名月は、なんか
十五夜というより十三夜、つまり
後の月のような趣きである。
名月も宵のまだ低いときの方がいい。
あまり中天に上がってしまうよりは。

月見団子をいただきながら窓に見える月を
眺めつつお茶をいただきました。

名月や街の灯りをしたがへて
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