陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

街の面白看板 風俗の虚と実

2020年10月08日 | slow culture

久しぶりの雨の日。北野病院へ。
定期診察の日である。病院入口でまず検温。
「35度7分です。」「えっ!えらい低いな。」

朝一番の予約だったので、表示を見てすぐ中待合へ。
「241番の方、3診へお入りください。」
3診へ入り先生に挨拶。若くて感じのいい先生だ。
「問題ないですね。」と診察は三分で終了。
「では次回は3か月後にしましょう。」
予約票をもらって会計へ。自動会計機で
支払いを済ませる。220円だった。
こんな大病院で診てもらってわずか220円とは。
命が助かるのなら何百万でも惜しくない
と云う人もいるだろうと思うと、なんか
申し訳ないような気持ちになった。
しかし大病院は相変わらず人が多い。

帰路は東通り商店街を抜ける。まだ午前中
だというのに風俗店の看板が灯っていた。
しかし歓楽街を抜けたところに病院がある。
というのはなかなかにシニカルである。

さて、風俗業もコロナの影響をまともに受けている。
聞くところによると風俗業は休業給付金の対象には
ならないらしい。ちゃんと許可を取って営業して
いても給付金を受けられないとは。

とある新聞に風俗嬢たちの告白が載っていたが
DV、虐待、親の離婚など訳アリの人が多い。
みな何らかの傷を負っているだ。

看板の裏にある悲しい現実。
「人生とは崩壊へのプロセスである。」
わが敬愛するフィッツジェラルドはそう言った。
虚と実。露の世とは所詮虚構の世界なのか?
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