新酒は秋の季題です。今年酒とも言います。
酒屋や酒蔵の軒先にはまあるい物体が吊り下がってます。杉玉(すぎだま)です。酒林(さかばやし)とも言います。新酒を知らせる目印と言われています。
桜正宗の季節限定の純米酒「秋あがり」が酒屋に並んでいたので買って帰りました。子の家族が遅ればせながらの帰省で帰神していたからですが、私は少しなめただけでした。久しぶりに酒の匂いを嗅ぎましたが、酒を断って7カ月も経つと、アルコールがつんと来てすっと飲めませんでした。人間ってのは順応するものですね。
以前、新酒は秋の季語だと言ったら、新酒は冬だろと言われたことがありました。寒造りの酒が新酒だということらしいです。概ねそういう認識が一般ですね。新酒は今年米から作るので出来立ては秋。だから新酒は秋の季語となっている訳です。そう説明したら納得してくれました。
食前酒に少し嗜む日本酒。もはや私の酒はハレの日のものです。日常のものではなくなりました笑
小鼓の新酒に虚子を語り合ふ