摩耶山・天上寺。
以前はそれほどでもなかったが
今は藤袴が沢山植えられている。
その藤袴が盛りであった。
そしてその藤袴を目当てに浅黄斑
(アサギマダラ)がかなり飛来していた。
この蝶は渡りをする蝶として有名で
日本列島を縦断し遠くは沖縄や台湾まで渡るとある。
台湾までとなると二千数百キロ。今まで
そこまで飛んだのが5個体、マーキング調査で
確認されたという。
そんな浅黄斑は藤袴が好物らしい。
それにしても渡りの上空から、どうやって
この藤袴の在処を見つけるのだろう。
自然界って本当に不思議だなあ。
天上寺もこの景をチラシにしてPRしている。
浅黄斑は割と大きい蝶である。
そしてそんなすごいアスリートなのだが
藤袴に舞っている姿は何ともゆったりして優雅だ。
とても何千キロと翔ぶ蝶には見えないのである。
そんな風に見えなくて実はすごい。
私の目標とする姿である。だから私は
いっぺんに浅黄斑のファンになってしまった。