そごうから阪急になった旧神戸そごうへ。
確かに看板はすべて付け替えられていたが
中身はまだ旧そごうのままであった。
地下の食品売り場も変らず。
神戸の百貨店と言えば元町大丸と三の宮そごう。
西には神戸デパートがあったがよく知らず。
小さい頃は百貨店に出かける時は、所謂
よそ行きの服を着せられたものであった。
省線(国鉄のことだが母はずっとそう呼んでいた)
に乗って、母に蹤いて行っての楽しみは
おもちゃ売り場と大食堂と屋上の遊園地。
それが百貨店なるものであった。
嗚呼!お子様ランチの万国旗が懐かしい。
翻って現在。百貨店が苦境になって久しい。
フロアは閑古鳥が鳴き、外商もあまり聞かない。
売り場には店員は少なく、上質な接客のできる
店員も少なくなった。
一時代、百貨店は文化の旗手であったのだ。
神戸で阪急百貨店と言えば、かつては
三宮駅下の小ぶりな百貨店がイメージであった。
神戸では大阪梅田の阪急百貨店ほどの
ストアブランドはまだまだ確立されていない。
阪急ブランドと言えばやはり神戸線である。
阪急百貨店はハーバーランドにもあるが
東神戸の人間には元町以西は日常的には遠い。
さて、この三ノ宮そごうを引き継ぐ阪急百貨店。
これからどうブランディングしていくのだろう。
梅田とは違う神戸らしい阪急百貨店を創造してほしい。
楽しみ。