平成最後のこの日。四月三十日。
明石海峡大橋の天辺に登る
ブリッジツアーに参加する。
雨の予報ではあったが、幸いにも
雨には会わず。少し肌寒い気温。
参加者は五十名位か。まず橋の科学館にて
橋の説明と橋が出来るまでをビデオ鑑賞。
その後展望プロムナードへと登り、そこから
道路の下の業務専用路を歩く。
グレーチングの下は青い海。下を見ると
少し足がすくむ。約1キロ歩いて主塔へ。
主塔はタワーと呼ばれていた。
エレベーターでタワーの天辺まで登る。
約2分で到着。エレベータを降りて
狭い通路を潜りつつ外に出ると、全方位
そこには絶景が広がっていた。写真は
海面より約289メートルの高さから
下の道路を眺めた景。高所恐怖症のわたし
惹き込まれそうな感じで竦んでしまった。
この大橋は十年の歳月をかけて建設された。
工事はかなり困難なことも多かったという。
途中で阪神淡路大震災にも遭遇している。
ガイドのシニアの方が自慢されていたのは
この工事ではひとりの死者も出さなかったこと。
これは世界でも驚くべきことなのだそうだ。
明石海峡大橋は未だ世界一の吊橋という地位を
保っている。日本の技術の高さまで実感した
ブリッジツアーであった。