松山千春のコンサートに行った。
好きなアーティストだが生のステージは初めてだ。
4月22日に発売された最新のオリジナルアルバム
「伝えなけりゃ」のタイトルを題したコンサートだった。
聴衆はほぼ同世代が占めていた。
期待に胸を膨らませつつ幕が開く。
結論から言うと、期待に違わぬステージだった。
いやそれ以上かもしれない。松山千春と言えば
毒の聞いたトークの印象がある。もちろん
政治の話も出た。そして合間というより
トークショーなのかと思うぐらいトークが長くて
曲が少ない。初めてだから、千春のコンサートは
こんなもんなのかと思っていた。しかしそう思うのは
千春も先刻承知の助。コンサートが終わってみれば
しっかりと曲数もたっぷりであった。つまり
曲とトークの散りばめ方がとても上手なのだ。
トークもぞんざいな物言いのようでいて、しっかり
大人の常識に耐えうる礼儀も軽快さも持ち合わせている。
千春とは本人も自ら言ってたけれど、正真正銘
超一流のシンガーソングライターであり、
エンターテイナーであった。若かりし頃の
往年の名曲もちゃんと聞かせてくれた。
これはもうおじさんおばさん泣かせである。
聴衆も行儀のよい連中ばかりで、まさしく
短夜の心に響くコンサートだった。
本日の曲目
夜を飛び越えて
旅立ち
銀の雨
かざぐるま
季節の中で
燃える日々
夢の中でも
空へ
LOOK ME
終結
道端
帰り道
伝えなけりゃ
MIDNIGHT
長い夜
天使
恋
タイニーメモリー
メロディ
自壊
egoistエゴイスト【自己中心主義者】
大空と大地の中で
流浪
■2015年6月18日 於:グランキューブ大阪
松山千春コンサートツアー2015
「伝えなけりゃ」