六回目の句会。兼題は“虹”
“虹”の季題から連想するテーマは
夢、幼な心、思い出や面影…。
自然の描写では、勿論空の虹だが
それにとどまらずいろんな情景が詠まれた。
たとえば山の虹、海の虹、棚田の虹
また、水車小屋の虹、ダムの虹や
面白い視点では水滴の中の虹など。
今回も5句投句しました。
そのうち、嬉しいことに4句を皆さんに
取っていただきました。今回は
かなり産みの苦しみを味わいました。
自然と虹、それに心情をどう織り成すか。
・虹消えて未だ童心の残りたる(先生特選、互選)
・ビル群を借景として虹走る(先生入選、互選)
・夕虹に明日のことを願掛けつ(先生入選)
・夕虹や消えて酒場の木偶(でく)となり(互選)
4句目の酒場の句なんですが
あまりお品がよろしくないし
ホトトギスのテイストとは違うので
最初は投句からはずしていたのですが
やはりどうしても入れたいという思いに駆られ
例え選ばれなくてもいいやと思い投句。
だから、これはたぶん互選で選ばれないかなと
思っていましたが取っていただけました。
でもやはり、先生の選には入らずでした。
花鳥風月を詠むホトトギスでは邪道ですね。
お粗末です。
(写真)神戸・六甲を借景に虹