陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

友の追悼

2010年07月25日 | cocoro

学生時代の仲間が逝った。

学生時代からよく一緒に遊んだし
毎春に、ゼミ同窓会と称して
何処かで集まっては飲んでた友だった。
毎年顔を合わせている仲間の病死に
私を含めて仲間たちは、思ってた以上の
ショックを受けていることに気づく。

彼女は大阪はミナミの女性らしく
浪速の関西弁がはきはきと印象的で
一番明るくて元気があった人だった。
ワインが大好きで、飲み会では
いつも赤のワインが片手にあった。
聞けば2年前から闘病していたと言う。
なら闘病中も一緒に飲んでいたのだ。
勿論、そんな素振りは微塵も無い。
だから誰も気づきようがなかった。
心中を察するに、彼女は
その間とても孤独だったであろう。
その寂寥感は想像に余りある。

毎年集まっては、わいわいと
仲の良かった仲間が、突然に
居なくなるのはなんとも寂しい。
寂しいというより、ぽっかり穴が
あいて埋めようが無い寂しさだ。

この歳になると、永年の仲間(同志)が
やむなく職を辞して去っていったり
そして、今回の友のように
永遠に逢えない鬼籍に入ったり。
そういうことが否応なく出現する。
そして、頭ではわかっていても
その“別れ”という惜別の負の感情に
なかなか耐えうることができない。
適応に時間がかかるようになるし
克服できないものもいるだろう。
高齢者の心のケアをしていた私には
よく判ることなのだ。
だが自分ごととなると…。
これも歳というものが成せる業なのだ。

その声を残して友は星となり 拙私有

神戸・布引ハーブ園にて(写真)
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