陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

浴衣の夕べ とうかさん

2009年06月08日 | slow life

広島は初夏の風物詩“とうかさん”。

とうかさんは、毎年六月の
第一金曜から三日間開催される。

“とうかさん”とは
円隆寺の境内に祭られる稲荷大明神
(とうかだいみょうじん)のことで
関西の祇園祭や天神祭など
大きなお祭りのない広島では
とても親しまれている夏祭りだ。
この日、広島の人は
皆揃って、涼しげな浴衣姿で
露店の並ぶ縁日へと出かけるのである。
別名“浴衣の着始め祭り”とも言う。

髪をアップにした浴衣姿や、最近は
浴衣風の作務衣のような衣装もある。
中学生たちが好んで着ていた。
よさこいファッションと言うのか。

お化け屋敷が今年も出現していた。
さすがに
おどろおどろしい口上はなかったが
若い子たちが入ろうか入らまいか
思案げに面白そうに眺めていた。

とうかさんの日曜日。
この日は気温もぐんぐん上がり
空は抜けるような青空が拡がっていた。
なんだか、梅雨入り前の
夏の予行演習みたいだけれど
世間はクールビズも始まり
いよいよ広島も夏姿だなあ。
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