二番町のママから電話が入った。
先週松山に行った折
さては寄らなかったのがばれたかな?
一瞬どきりとしたが普通の
ご無沙汰コールであった。「ほっ」
この手の電話、嬉しい時もある。
素人ママ故会員制にしているこのお店。
調度品もママの趣味が反映されているが
品の良い仕立てで私好みの店である。
ハスキーアルトでゆっくりめに話す女性…
この手のタイプに何故か男は寛ぎを覚える。
そのふわっとした細い線が微妙に
男心をくすぐるのかもしれない。
たいがいこの手の女性は色白である。
「○○新聞社さんがいらして、それなら
一度お会いしたいと言っておられました。
また松山に来た時はいらして下さいね。」
穏やかなその物腰に、何故か
次の松山への予定を頭で探っていた私。
「いかん、いかん。いかんざき。」
この電話を取り次いだ時
いつもと比べて確かにそっけなかった
ベテラン女子社員の方を気にしつつ…。
■HOME BAR牡丹にて
松山市二番町