葬送 なるほど 家族葬 八千代市の葬儀

一日/一生   「道順庵」のつれづれ草 水琴窟に癒されて

お客様が壊すもの・・

2010-05-18 17:22:01 | 道順庵は時間旅行
この写真は夜で、しかも迷カメラマンのオカゲで

「何が映っているのかわからない」・・・???

実は、このときは、先日の旅先、もう一軒の秘湯の宿、

福島県のK温泉での写真です、

写真はハクビシンのはずなのですが・・・

ロビーの前の庭先に来るそうです

この日はテンも来ました。

ここは、新築の館内と旧来の

風呂場(歴史のある)が混在し、深めの混浴の「よさ」

即ち、湯治場風の風情を保ちながらも

館内は(お風呂や通路はむかしのまま)バリアフリーでトイレも綺麗ですし

全て板張りの高級感溢れた「秘湯」です

「だんだん風情がなくなりますねぇ・・・」

「そうですねぇ・・・」でも

風情をなくしているのは

「お客様のせい」なんですよね

私たちは古いものを守っていきたいのですが・・・

お客さんが

「許してくれない・・・」のです、と

ご主人の話でした・・・

お客様は「カミサマ」です(古いかな)といわれ続けた

サービス業の世界、アンケートのこととか

お客さまの声を反映させる為にと

「これでお客さんが増える・・・!!」と

設備投資に明け暮れ・・・

果して、生き残りを掛けた生存競争の中・・・



でも、待てよ・・・

言うこと全て正しければ、も少し

温泉に通って欲しいものでもあると思いますが(笑)


「トイレが部屋に無い」「部屋が暗い」「廊下が音がする」

「階段が急」「エレベーターが無い」「古い」その他・・・

こんな、不便で古いところなんて・・・

秘湯に来ても、そんな声が出てくるのでしょうか(笑)

時代背景は、設備は最高のものを求めすぎる

ような気がするのは

私が古すぎる人間なのか、

良くわかりませんが、その古さを守っていること

風情を大事にしていることにこそ、魅力を

感じて温もりや経営者の顔が見たくて出かけて

行く旅の人・・・というだけでは、時代は認めてくれない現実が

そこにはあるのでしょう・・・


「お客さんが風情を壊しているんです」この言葉を

寂しそうに話されていた主人が印象的な

K温泉でした。

しかし、私が30軒以上行った秘湯の中でも

ここの料理の懐の深さは五指の中に入るでしょうか・・・

ただし、私の記憶の中での話しですが(笑)


さて、道順庵はといいますと

草ぼうぼうの枝葉の張り放題・・・てな感じで

少しづつ手を入れておりまする・・・

「それにつけても、お草は、刈ぁる~♪」

THE 草 とのタタカイはこれからです・・・






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サービスの双璧  ③

2010-05-18 16:53:49 | 道順庵は時間旅行
T温泉までの山道に

お迎えをしてくれた猿たちです

歩いて2時間半はちぃ~と辛かったです

帰り道は下りですから

かなり楽な展開でした

そして、駐車場までたどり着き

休憩所で一休み・・・

トイレとテーブルがあるだけの

ちょっとした山小屋みたいなとこでした

何気なく周りの張り出してある案内とか

見てましたら、「どっかいくのですか?」と

おじさん風の人に声をかけられました

「今帰ってきたところで」「これから車で帰ろうと思って」

「じゃ~コーヒーのんでいきなさいよ・・・」

聞けば、無人と思っていたところの管理人さんでした

「餅たべていきな」と

小さな管理人室でだるまの灯油ストーブの上で餅を焼き始め

醤油に漬けて又焼いて、のりを巻いて

「んぐ、んぐ」うまぁ~い・・と2個も食べました

お蔭様で、地域の情報を仕入れることができました。


私の商売は葬儀社というサービス業ですから

常に「サービス」のありかたについて

いろんな旅先で勉強させていただいております


この日は

「何も無い・・究極のサービス」とも思えた

T温泉の考え方と、

「温かな餅とインスタントコーヒーの味わいを」

ただの通行人に出してくれた気持ちのいいサービスを味わうことが

出来ました。


どちらが良かったかは、人それぞれの

受け止め方でしょう・・

それでも、どちらも、気持ち良かったと思える

ことに、幸せを感じた日でもあったのでした・・


人里はなれた丘に、暖かな陽射しを受けて咲く

タンポポのような春の日でもあったのでした・・・















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