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一日/一生   「道順庵」のつれづれ草 水琴窟に癒されて

ビジネスとあきんど

2008-08-21 09:51:29 | 作務衣はじめ 昔話
昔の私の親父の話で恐縮ですが、父は金物の行商を生業で

地方へ旅しておりました、そのほとんどが北海道です、道内は

もとより、利尻、礼文や樺太まで行った話しを聞かされました、

昔ですから歩いて、重い荷物(金物ですから!)を背負いながらの

道内をくまなく一件づつまわり、爪切りやバリカン(古いですね)など

販売をしておりました、

そんな中、とあるお家で、商品を売ろうとしたら

「金がないからいらないよ」といわれ、

「この次に来たときでお金はいいから」と言って商品を渡し、

帰ってきたそうです。

なんとものどかな、今では信じられないような話ではありますが、

無条件で相手を信じて、商売をする「あきんど」の誠心(精神)なのでしょう

もちろん次の年には、集金をしたそうですが(笑)・・・

相手を信じて、商売をすることは、現代の「ビジネス」では

ありえないことでは無いでしょうか、

商売は、必ず相手の方があるわけです、短い時間で

いかに信頼を作るということかが、「あきんどのこころ」なのです。

ビジネスはお金や「儲け」というイメージですが、

こころがあってこそ、真のビジネス(あきんど)と呼べるのでしょう・・・

コメント
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