12月1日、東京国際フォーラムで開催された「第6回 電子政府 オンライン申請体験フェア」に参加して来ました。言うまでもなく、オンライン申請とは自宅等のパソコンからインターネットを通して、各種申請や支払い等を行うシステムのこと。その試みは、もう10年以上前から実施されているそうですが、意外に広がりの速度の鈍いシステム。私もその近辺をうろついた事がありましたが、ハードルの高さに驚き、早々と退散した経験を持ちます。
今回は知人の方からの紹介でこのフェアの開催を知り、参加の”オンライン予約”をしておいて、知人の方共々体験をして来ました。
数年前、私は住民基本台帳カードを取得し、更にそこに電子証明書も格納し、「e-Tax」を利用しての確定申告を行おうとしたのですが、カードリーダーなるものを別途数千円で購入しなければならない事を知り、このシステムの利用を断念しました。更にはこの住基カード大事に扱わねばと考え、大切などこかに仕舞い込みましたが、今では”大切な場所”がどこか分からなくなってしまっている体たらくです。もう一度最初からやり直せればとの期待感を抱きつつ参加しました。
総務省・法務省・厚生労働省・国土交通省の各省をはじめ、特許庁などが10ほどの体験ブース等を設けていました。私は迷わず、まずは総務省が主催する「公的個人認証サービス」のコーナーへ。この「公的個人認証」こそ、各種のオンライン申請のベイシックとなる手続きだからです。パソコンからの映像によりその手続きの流れが説明されます。それによれば
①住民基本台帳カード(以下住基カードと略記)を、各市町村に申請し取得する。
②①で取得した住基カードに電子証明書を格納する。この証明書は都道府県の知事より発行されるが、発行の手続きは市区町村で行われます。
③家電量販店などで「ICカードリーダー」を購入しパソコンに接続する。
④②の際に配布される「電子証明書を利用するためのソフト」を自宅等のパソコンにインストールする。
⑤④までを実行することにより電子申請可能となり、後は自分の必要とするオンライン申請をする。
とのことでした。
私が気にしていた事柄は、住基カードが再発行されるか否かと「ICカードリーダー」の値段でしたが、再発行可能であり、「カードリーダー」は2000円くらいで購買可能とのことでした。
仮にその後の申請をしなくとも、写真付き住基カードが身分証明書として通用する点に大きなメリットがあるかも知れません。年齢が進むにつれ、運転免許書も手放すことになるでしょう。そうなったときに、1枚だけで身分証明書の役割を果たすこのカード、批判が多々あることを承知で私は取得するメリットを感じます。
その後法務省主催の「商業登記に基づく電子認証制度」の説明を聞き、続いてパソコンを用いてのオンライン申請の擬似体験を2つしました。一つが総務省が主催する「電子政府の総合窓口」での「社会保険の手続き」。もう一つが、ダイレクト方式による電子的支払いシステムたる「Pay-easy」(ペイジー)。ペイジーはインターネットバンキングを活用して、銀行等から各種購入代金を無料で支払えるシステム。これは利用に向けて検討しようかなと思います。兎も角、その第一歩から再スタートしようとの気になる催しではありました。
帰路、日比谷から大手町に向かう街並みにはイルミネーションが通りを彩り、クリスマスが近いことを教えてくれるのでした。
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