マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

水茄子届く

2014年05月13日 | 身辺雑記

 5月9日、小学校時代からの友人Yさんから、水茄子が届いた。毎年5月には送られてくる水茄子だ。私の周りにも水茄子ファンは多い。馴染みのお店「彬」でもこの時期水茄子がメニューに上る。その水茄子も泉州に限るという。泉州、そう和泉国の別称で現在の大阪府南部。Yさんはその大阪に住んでいて、自分でも水茄子を栽培しているそうだが、本場の様な茄子は残念ながら出来ないという。
 送られてきたものを昨日頂いた。我が家では大きなドンぶりに醤油と酒少々を入れ、生姜を加えてまぶし、そこへ水茄子を加えてさらにマブシて、軽く七味を振り掛けて頂く。これで頂き続けている。美味い。泉州に限るなどというほど通ではないが、泉州産のこの水茄子、微かな甘みを帯び実に美味い。泉州人は「この茄子は泉州人にしか作れない」と自慢するそうな。


 今日はYさんについて記しておきたい。初めてクラスが一緒になったのは小学4年生の時。以来62年以上の付き合いになる。字が綺麗で、歌が上手い。国語などが得意で、弁が立つ。走るのも速かったな。女性の学級委員でもあった。私よりも6か月ほど生まれが早い。同じ歳でもこの年代は女性の方が色々な面で先を行く。まして6か月も先に生まれていれば、その差歴然。私から見れば超姉御。もっとはっきり言えば憧れの人だった。
 中学1年生の時も同じクラスだった。2年時、3年時のクラス替えでも同じクラスだった。中学は5クラスだったから、同じクラスであり続けた確率を今計算すれば1/125。運命を感じたわけではない。何事にも私よりも優れたYさんが、たった一言、私に”マーちゃんは私の数学の先生”と呼んでいた。二人の共通点は父がいなかったこと。”父がいなくても世間から後ろ指さされずにやっていくのだ”と私にはよく語っていた。
 本人は覚えていないだろうが、公式丸暗記が大嫌いで、円錐台の体積の公式を私に示して「証明してよ」と言ったことがあった。証明を理解してから使用するのだという。数時間の悪戦苦闘の末の証明だった。又、卒業を目前に控え、与謝野晶子の「君死にたもふことなかれ」の詩を書いて寄越し、その表には”君忘れることなかれ”とあった。忘れるなの対象は詩のことだったのか自分をの事だったのか。今さら問うてみても、”そんな大昔のこと忘れてしもうたワ”とのたまうだろうな。しかし、敢えて書こう「私は全文今もソラで言えますヨ」と。

 卒業後はクラス会では毎回お会いしている。結婚後大きな困難2つにも遭遇しながら、ヘコタレテいない。超お元気である。結婚後大阪に住み”肝ったま母さん”になった。年に1度のミニクラス会にも欠かさず上京して下さる。蓼科のミニクラス会には大阪からのマイカー参加だった。
 我が家からはお返しのブルーベリージャム。間もなく妻の仕事が始まる。