銭湯へ出掛ける楽しみが増えて来ています。朝ぶろや、冷え切った体で温かい湯に浸る快感・幸せ感は何ものにも代え難く思いますが、湯船の上の背景画を眺めたり、帰りに焼き鳥屋さんに寄り道したりする楽しみも。
中でも雄大な山や海が描かれた背景画。その絵師は現在では全国に2人しかいないそうで、そのお一人が中島盛夫さん。1月17日の読売新聞「一期一会」からですが、福島県飯館村出身の中島さんがこの道に進んだきっかけは、就職の為上京したある日、入った銭湯の富士山の絵に感動したからだそうです。以来半世紀近く、様々な角度から見た富士山を描き続けてきました。(写真:1月17日読売新聞紙上の中島さん)
誰に入門し、今までに何枚の背景画を描いて来たかなどその人生航路も知りたいところですが、今回は「鶴の湯」描画が中心話題。「鶴の湯」経営者も同名の中島さん。富士山が大好きな、娘のまさ子さんの発案で、湯船に浸かりながらも楽しめるようにと、ペンキ画を中島さんに描いてもらったとのこと。私の電話への対応も番台の人もまさ子さんと知ります。
12月17日の「ふくの湯」での描画は非常に素早かったのですが、その秘密はローラーにありました。30代のころ、指を怪我してはけが持てなくなり、已む無くローラーを使ってみたら、速く描けるだけでなく絵に力強さが出て来たので、以来、ローラーで描いているそうです。男湯の絵は力強く細部まで描き、女湯は静かな絵をあっさりと仕上げます。その心は?女性は子どもの世話などで忙しく、絵をのんびり眺める余裕がないからとも書かれていました。
さて今日1月29日から2月12日まで、妹夫妻・友人のKさんも含め総勢7名でマレーシアに出掛けてきます。この間、3日~4日に一度の割合でブログ更新をします。既に出来上がった原稿(これでは日記とは言えませんが・・・)を家人に投稿して貰う予定です。お暇なときにでもご訪問下さい。