マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

高井戸から神田川を下る

2012年01月25日 | 江戸の川・東京の川

 1月22日(日)、雨模様のこの日、福寿会健脚3人組で、井の頭線高井戸駅から神田川下流に沿って歩き始めました。到達目標は都電終点早稲田付近にある「豊川浴泉」です。昨年の12月12日には神田川源流の井の頭公園から高井戸まで神田川上流を歩きました。その後、出来れば神田川全流域を歩こうと、3人の気持ちが一致。今回は神田川本流の残り半分以上を散策し、次回で本流を完歩し、その後支流たる「善福寺川」と「妙正寺川」をも巡ろうとの計画を考え始めました。神田川以降は石神井川や隅田川をも考える事になるでしょう。
 

 以下辿った主な地点です。
 高井戸駅→塚山公園→八幡神社→井の頭線・井の頭通り→熊野神社→環七通り(昼食)→方南通り→善福寺川との合流地点→中野通り→山手通り→青梅街道→大久保通り→早稲田通り→総武線→下落合駅→山手線・西武新宿線→新目白通り→高田橋→都電荒川線面影橋→仲之橋→豊川浴泉 (写真:井の頭線と交差)  


 
 時間の割に歩いたポントが多く、各ポイントでの印象が薄くなってしまいました。そこで羅列的に印象やら実態を順不同でレポートします。(写真:井の頭線と交差)


  
     (写真:熊野神社)


①出発地点の高井戸は隅田川から20・5Km(里程標No41)上流にあります。この里程標は500mごとに埋められています。豊川浴泉へ通じる仲之橋は、不確かな記憶ですが里程標No15(隅田川から7.5km上流)のはず。11時出発の16時半頃まで、昼食休憩を除いて4時間半ほどかけて約13kmを歩いた事になります。(写真:No41の里程標)







②流域には鯉が泳ぎ、沿岸両サイドは小公園・親水公園・緑地などで良く整備されていますが、井の頭公園付近の様な牧歌的雰囲気はありません。流れは遥か下を流れ、護岸の為川が見えない個所もあります。(写真:高井戸付近では鯉も見られます)






 ③この川は過去に何度も大きな氾濫や洪水を引き起こしました。そこでその対策に東京都や区は多額の費用を注ぎ込んで来ましたし、現在進行形で幾つかの工事が進められていました。1mの沿岸工事に500万円は費やすと書かれていました。(写真:桜の頃に再度訪れたい辺りもあります)




④神田川は支流を二つ持ちます。善福寺川と妙正寺川です。そのうち妙正寺川とはかっては新宿区落合の辺りで合流していました。川の合流がそのまま地名になったわけです。現在も両河はそこで合流しいると思い込んでいましたが、違いました。ネット上その様な地図が登場している例もあります。しかし妙正寺川は落合から暗渠となり、新宿区高田橋付近で神田川に合流します。妙正川も荒れる川で水害対策の一環として流路変更が為されていました。何時流路変更があったかは調べていますが、まだ分かっていません。(写真:神田川と善福寺川の合流地点)


 ⑤神田川は何度も蛇行を繰り返しながら、主として東へ進路を取ります。ある地点からは新宿高層ビル群を目指して進路を取る流域もあります。そのため珍しい写真を撮れましたが、青梅街道を過ぎる辺りから北上し始め、下落合から再び東へ向かいます。(写真:正面は都庁ビル)





    (写真:ビルにビルの影が写ります)


 ⑥神田川の水を地下にプールして置く場所や神田川の地下迂回暗渠も何ヶ所かあり、この川に対しては洪水対策が最重要な課題だと認識を新たにしました。(写真:高田橋付近で3つの水路が合流。左から神田川・神田川迂回路暗渠・妙正寺川暗渠)






 

 ⑦当然の事ですが、出発地点で疎らだった人影が下流に来るにしたがって密になって来ます。ただ多くのランナーと、散策する人に会いました。自動車が入ってくる道は殆ど無く、都民のオアシスとなっている神田川の一面もあります。(写真:八幡神社には人影疎ら)







   (写真:面影橋付近を行く都電荒川線)


 最後に文京区の銭湯に入り、その後は・・・。
 これで私は文京区での銭湯を10湯中9湯巡ったことになりました。(写真:豊川浴泉)