どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「グレンとグレンダ」

2019年01月08日 | 映画
早めに仕事が終わったので帰りに乗換駅で途中下車してブックオフに寄る。
そこで見つけたエド・ウッド監督の3作品のボックスDVDを衝動買いしちゃう。「プラン9」は輸入VHSもDVDも既に持っているがDVDソフトの画質が最低で字幕付きではちゃんと見る気になれなかったので見てない映画も収録されてるセットで買い直しする事にしたのです。
帰って早速見たのはおそらく見た事無かった映画「グレンとグレンダ」です。女装趣味の主人公をエド・ウッド監督自身が演じております。ティム・バートン監督の映画「エド・ウッド」を見てるし自伝本も読んでるので映画の作られた背景なんかも知っているから実に興味深く見れて自身の心情や想いが詰まった内容の映画でとても面白く気持ちも伝わる作品でした。
よく史上最低の映画監督などと言われてますが彼の作品は全然最低だとは「プラン9」を見た時から僕には感じられなくて逆に映画から溢れる情熱というか気持ちが伝わり憎めないものが感じられます。
中でもこの映画は特に出来も良かったように感じました。シナリオで何度か同じ内容を繰り返すという余分な印象を残す所があったりはしましたが強い想いや映画として面白く見せようとする工夫や映像表現があったりして飽きずに面白く見れました。内容的にも面白い構成で最後は気持ち良く見終わる事の出来るしっかりまとまった映画に仕上がってたと思います。
ただティム・バートン監督の映画を見て背景を知ってたから…という良さはあったかもですね。何も知らないで見てたら印象も違ったかもです。



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