どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「幻想殺人」

2022年10月28日 | 映画
ルチオ・フルチ監督の映画「幻想殺人」をブルーレイで鑑賞。内容とか殆ど知らなかったんですがフルチ監督の映画はゴア描写が売りのタイプと幻想系のタイプとがあると先日沢山の彼の映画を見まくって気がついていた。今作はタイトルに幻想とあるので幻想系だとは分かっていました。
エロティックな幻想系ジャーロ映画で殺人場面までの流れがサイケで見応えあって面白かった。次々と殺人事件が起こるのかと思ってましたが基本はひとつのみでした。
そこからは犯人は誰なのか?夢の真相は?と謎解きの面白さで惹きつけます。色々と怪しい人物も登場してあれこれと結末を想像しましたが、まぁそんな事かな…みたいなオチで纏まり、分からなかったけど予感はしてたものだったのですが更にどんでん返しがあって、まさかの最初に思ってた真相への急展開に逆に驚きを感じるというものが待っておりました。
最初と最後が見所の映画で中盤はちょっと集中力に欠けるものもありましたが、しっかり楽しませてくれる映画でした。
フルチ監督の映画にしてはインパクトが薄くオチも何か拍子抜け感もあるのですが後期の作品に比べて完成度の高い映画だったと思います。
音楽は何気にエンニオ・モリコーネでした。






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「ゴーストバスターズ アフターライフ」

2022年10月28日 | 映画
劇場で観て最後は予想外の感動で涙した記憶の残る映画「ゴーストバスターズ アフターライフ」を再鑑賞。
マッケナ・グレイスという子役の女優さんの存在感が良くて前半の導入部分で惹き付けられました。後で調べてみると「マリグナント」の子供時代の役をやってたり今作ではエンドロールで歌も歌っていた事が分かりました。ラストの歌声は誰だろう?いいなと思っていたのでした。才能ある方ですね。
話としては結構都合の良い展開と設定で進むのですが細かい事は気にせずに見ると楽しめます。前半は興味深く背景の説明が展開して中盤でちょっともたつき退屈する感じもありましたが最後には何か暖かいものを感じれて感動させられました。
ここからはネタバレありで書きます。
最後に旧キャストが登場して美味しい所を掻っ攫ってゆきますが、ここまではまぁ想定の範囲内でした。その後の今は亡きハロルド・ライミスが幽霊となって登場して孫と共に闘う場面で感動させられた。初めて見た時は涙も溢れましたが今回はオチを知ってたから涙までは出ませんでした。
だけどやっぱり良いラストでしたね。
そこからのレイ・パーカーJr.の主題歌が流れる部分も盛り上がるものがありました。
派手さでは主人公達を女性に変えたリメイク版の方が良くて楽しかったけど、今作はちょっと地味ながら心に響く暖かいものがあって好感が持てる映画となってて好きでした。




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