どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ハードウェア」

2015年09月08日 | 映画
仕事が終電までに終わらず会社泊まりとなり持参したブルーレイで映画「ハードウェア」を鑑賞。
輸入盤で字幕無しだが安かったので購入したのでした。昔VHSで見た事あったけど面白かった記憶はあるのだが詳細は忘れていた。VHSの画質は暗くて色が滲んで酷かった印象ですがブルーレイだと綺麗に見えるのでは?と期待してました。見ると画質は良くて細部も良く見えて良かったです。
とにかく美術や衣装等が素晴らしく近未来の退廃的な世界観とメタルな質感とパンクな音楽に印影と色彩のはっきりした撮影が素晴らしい。字幕無しで台詞の意味は殆ど理解出来ずに見たのですが、それでも面白く見れちゃう映像力があって後半のターミネーターばりの怒涛の展開は忘れてたのもありワクワクしながら見れて楽しめました。アナログなマシンの動きや特殊メイクのゴアシーンにビデオモニター画面等好みな描写や拘りが感じられました。
イギー・ポップは声の出演のみで姿は見えず。pilの主題歌は効果的に使われていて盛り上がりました。女優の迫力ある表情も印象的。
パンクと好きな映画を色々詰め込んだ拘りとセンスと情熱感じる立派な低予算面白映画でした。
特典映像も盛り沢山で学生時代の短編や中編も見れました。そして新しい2009年に作られた短編も見れてこれがまたぶっ飛んでて美しくも可笑しな魅力のある作品でした。映像と音響、音楽の使い方が実に良いと感じました。初期の短編を見ると「ブレードランナー」が大好きなんだぁ~というのがとても良く分かりました。
若き監督はいつも真っ黒い服装に帽子被ってて個性的で格好良かった。
長いインタビュー集は興味深かったけど字幕無いから良く分からずで早送りしながら撮影風景とかだけ見ました。これらの特典は日本盤には入ってなさそうなので輸入盤買って正解でした。短編集はお得でした。
VHSは家のどこかにある筈なので字幕付きで内容詳細はいつか確認してみたいとも思います。
深夜から朝方まで夢中になって見れたけど明日も仕事。結局その後も自主映画の事とか考え事してたら殆ど眠れませんでした。



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