どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「MAY メイ」

2008年04月08日 | 映画
今日は某映画のお仕事は準備の為、無くなりお休みとなりました。昨日から天気も悪く雨と風が酷いので外出する気にもなれず。夕方までグダグダ寝たりして静養しました。流石に夕方にはお腹が空いてボリュームある弁当(カロリー高そう)とスナック菓子とドリンクを買い込みテレビ見ながら食べましたとさ。
風呂に入ってから何か映画を見よう!と本日見た映画は「MAY メイ」という映画。
とても丁寧に作られた繊細なホラー映画でした。恐怖を煽るホラーではなくて、なんとも切ない孤独な主人公の心情を描いたフェティッシュなスプラッター映画です。怖さよりも主人公の暗い切ない心情がなんとも言えない感じを出してて、そこがこの映画の良さでした。まぁ、ストーリーはほぼ最初から予想はつくんだけども、じっくりと丁寧に描かれた展開と主人公の女優の熱演に惹き込まれました。いくつかセンスのいい演出とかブラックなユーモアみたいなのもあり面白いのだが、逆になんで?と突っ込みを入れたくなるような箇所もありました。だけど、この暗いファンタジー・ホラー映画はいい出来だったと評価したいです。
覚え書きとして疑問に思った部分を記すと目の悪い主人公の設定ですが、最初はそんな印象を残すのだが途中からは目の悪い印象が全く無くなっている点。見えない目というのが右と左が途中から逆になってたような気もした。何故だろう?狙いかもしれないが(彼女の理想の姿を描いてるの?)分かりにくくて少し混乱したな。誰かちゃんとした説明出来る人がいたら教えて欲しい。それから脚の綺麗な人の脚は本当に綺麗な脚してたです。同僚のレズビアンさんは「最終絶叫計画」のアナさんでしたね。
主演女優のアンジェラ・ベティスさんの眼力と華奢な身体付きの芝居と魅力が良く出ていて、彼女の主演作「ツールボックス・マーダー」よりもこちらの映画の方が良かった。後でフィルモグラフィーを見て知ったのですが「尼僧の恋」という映画の主役だったんですね。これ昔に見た記憶がある。内容は忘れたけど主演女優の表情と目の芝居はなんとなく覚えてました。これも切ない美しい映画だったような気がします。
この映画、だけども何処か他でも見た事あるような内容ではありましたね。シンディ・シャーマン監督の「オフィス・キラー」だとか「フェティッシュ」だとかもこんな感じの内容の映画だったように思う。だから目新しさに関してはそんなに無いのだが、切なさに関しては良く出ていたと思う。
明日も撮影立ち会いだから早く寝ようと思うのだけれど、昼間寝すぎたからか深夜になってもなかなか眠れず、こうやって日記書いたりしてたらもうすぐ朝になりそうです。あぁ。

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