冬コミ戦利品レビュー・東方編その６

　寒いのかあったかいのかよくわからん……。

・コーリンインザドリーム　私は死体しか愛せない（ACID CLUB）
　FLASH時代から見てたACID CLUBさんの新刊は２冊あるんですが、またえらく両極端なのが来たな……。
　まず前者ですがなんかもうタイトルがすべてと言うか。いやそれ以前に表紙めくって最初のページに「夢オチ漫画です」って書いてあるんですが……。
　内容は幻想郷の恋調べことこーりんがやりたい放題という、いつもの感じとも言えますし、いつもの感じとも言えます。
　あと香霖堂のコマが流行を視野に入れた上で完全にアウトで吹いた。マジROCKだぜ。
　あと冒頭に夢オチですって書いてるんですが……これどこまで夢オチなの……そういや「夢で終わらせない」って初代バイオのEDテーマだったよね……。
　そして後者はガラッと内容が変わった、退廃美と背徳美あふれる一品。
　暗黒四天王系のインパクトが強烈ではありますが、nagareさんは実はシリアスもいいんですよね。
　お燐とお空は鉄板のカップリングではありますが、こういう方向性は今まで見たことがありません。
　単純に現代化するんじゃなく、お燐が火車であるという設定をこう持ってきたか！と驚きました。
　言葉少なな構成がまたいい。
　なおあとがきにあったとおり、この作風で行くならグロ方向には舵を切らなくて正解だったと思います。
　「死体」ではなく「屍体」で行ったほうが合いますしね。

　今日はここまで。