ここのところのサンサン劇場のラインナップはなんかもう一線越えたものになっており1日1本のペースではまったく追いつけないので豪華二本立てで見てきました「アイ・アム・ブルース・リー」「ドラゴン危機一発」。
わたくしそこまでブルース・リーの熱烈なファンというわけでもないんですが、やはりこの機会にこういう作品を上映しているからには見ておかなくてはと言うことで見てきました。
恒例のポスターと待合室はこんな感じ。
すっかりサンサン劇場のマスコットキャラとなってしまった秋山殿も、トラックスーツ姿でお出迎え。
さらに地下2階のショーケースには、ファンの方から提供されたという当時のブルース・リー作品のパンフレットとレコードが! ほんとサンサン劇場の客層は濃ゆいなあ……。
さて、まず「アイ・アム・ブルース・リー」から。
ブルース・リーを取り巻く各界の有名人著名人のメッセージを絡めながら彼の経歴を振り返るドキュメンタリーです。
いきなり「グリーン・ホーネット」のオーディション映像から始まったときにはえらく驚きました。
ドキュメンタリーだけあって、今まであまり見たことがないブルース・リーの映画作品の外での姿が見られるわけですが、冒頭のオーディションの時点でもうただものじゃないのが丸見えです。
「カンフーの動きを見せてくれ」との指示に、敵役の人を立てていくつかのアクションを披露するリー。
当然寸止めでやってるので敵役の人はビクッとなるんですが、そのビクッがリーの寸止めから1拍遅れてるんですよね。それほどリーのスピードは速い。
そして本作で印象的だったのが、リーをはじめ著名な格闘家が「自己表現」という言葉を多用していた点。
武道・武術は自己表現の手段であり、流派や派閥にこだわりすぎるのは目的を曇らせるという考えは自分の現状に非常に重要な点に感じました。
次、「ドラゴン危機一発」。
多分本作を全く見てないってことはないと思うんですが、内容がかなり曖昧だったので復習がてら鑑賞。
あとから調べたら「ドラゴン危機一発」ってネーミングは「007危機一髪」に合わせたものらしいですね。道理でドラゴンも危機一髪もあんまり関係ない内容だったわけだ。
ブルース・リー映画といえばやはりカンフーアクションなんですが、それ以外にもかなり直球な格差社会描写があって、当時の時代背景も色濃く反映されているのがわかりました。
ドキュメンタリー見たあとだと、アクション以外の部分にもいろいろ注目できていいですね。
あとまさか令和の時代に「引っ飛ばされた敵が板壁に激突して人型の穴が開く」なんて描写を目にしようとはこの海のリハクの目をもってしても見抜けなんだわ。
ブルース・リー特集は来週以降も続くので、毎週サンサン劇場に通うことになりそう。
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