うわああああああ！！！

　何のことかと言うとデトロイトですよ！
　今どのへんなのかわかりませんか、なんだかえらくマズい選択をしてしまったらしく、コナーがどうもマジに死んでしまったっぽいです。
　こないだから撃たれたり車に轢かれたりとロクな目に遭ってなかった彼ですが、なんとか復活……というか「次」のコナーが出てきてはいたんですが、どうも今回は……。
　全部プレイヤーの選択の結果なだけに、なんかえらく罪悪感が……。
　それに加えてカーラ編では、選択肢を迷ってるうちに変異体であることが警官にバレてしまい、一緒に旅してきたルーサーが犠牲に……。
　このゲームはとにかく随所でさまざまな選択肢を迫られるわけですが、それには制限時間が設けられています。
　この制限時間がまた没入感を高めるための装置としてうまく働いてるんですよね。
　普通に話してるときや特に急ぐ必要のないときの制限時間はゆっくりなんですが、今まさにどっちか選ばなくてはいけないという緊迫した場面での制限時間はごく短かく、だからこそその選択の瞬間が重い。
　「選択肢で物語が分かれる」と言うと真新しいシステムではまったくないわけですが、この没入感の極めて高い作中でとった、あるいは取れなかった選択肢のこの重さよ……。
　テーマの時点でかなり重い作品なのに、プレイヤーにはある種の「責任」すらもがのしかかってくるゲームです。